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政局について

日本の政局について

自民総裁選、河野氏33%、石破氏16% 朝日世論調査

2021-09-13
© 朝日新聞社 自民党総裁室の執務机。卓上には「総裁」と書かれた役職を示す札が置かれている=東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影
朝日新聞社 2021/09/12 23:30

朝日新聞社は11、12日に全国世論調査(電話)を実施した。次の首相を事実上選ぶ自民党総裁選が17日に告示されるのを前に、新総裁にだれがふさわしいか聞いたところ、河野太郎行政改革相が33%と最多で、石破茂元幹事長が16%、岸田文雄前政調会長が14%、高市早苗前総務相が8%、野田聖子幹事長代行が3%だった。

 総裁選への立候補を表明、あるいは検討している5氏の名前を挙げ、選んでもらった。「この中にはいない」と答えた人は20%だった。

 支持政党別に見ると、自民支持層では河野氏が42%で、岸田氏19%、石破氏13%、高市氏12%、野田氏1%だった。無党派層では、河野氏28%、石破氏17%、岸田氏11%と続き、高市氏6%、野田氏5%だった。

 次の首相に最も必要なものを4択で選んでもらったところ、「実行力」が圧倒的に多く、64%。「誠実さ」15%、「発信力」10%、「政治信条」7%の順だった。「実行力」を選んだ人のうち38%が河野氏を支持した。

 次の首相は安倍晋三前首相や菅義偉首相の路線を引き継ぐ方がよいかどうか尋ねたところ、「引き継ぐ方がよい」は28%で、「引き継がない方がよい」の58%の方が多かった。

 退陣することになる菅内閣の支持率は30%(前回8月調査は28%)と横ばいだった。ただし、政党支持率を見ると、自民は今回、37%(同32%)。昨年12月調査の38%に次ぐ水準まで回復し、立憲民主の5%(前回6%)との差を広げた。「仮に今、投票するとしたら」として聞いた衆院選比例区投票先は、自民は43%(同35%)。こちらも昨年11月の45%に次ぎ、立憲の11%(同15%)を引き離した。総裁選の動きが自民を押し上げ、立憲を埋没させたとみられる。

〈調査方法〉コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、11、12の両日に全国の有権者を対象に調査した。固定は有権者がいると判明した1042世帯から575人(回答率55%)、携帯は有権者につながった2027件のうち902人(同44%)、計1477人の有効回答を得た。

高市氏でも野田氏でもシラける女の総裁選の闘い 直木賞作家・中島京子、望月衣塑子記者

2021-09-12
© AERA dot. 提供 総裁選に出馬表明した高市氏と模索する野田氏(c)朝日新聞社
2021/09/12 08:00

 ポスト菅をめぐる自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、今後予想される女性の戦いにも注目が集まっている。岸田文雄前政調会長に続き、高市早苗前総務相が正式に出馬表明し、野田聖子幹事長代行は推薦人確保に奔走中と報じられている。「日本初の女性首相誕生か」と前のめりに報じられるが、ちょっと待って、高市総理? 野田総理? 女の総裁選バトルにモノ申す!

*  *  *

「憧れの人は元英首相のサッチャー」

 高市氏は野心を隠すことなく、このように明言してきた。いま総理の椅子に最も近づいている女性かもしれない。

 これまで、自民党の総裁選に出馬した女性はただ一人。小池百合子現東京都知事が2008年に立候補した。そもそも立候補には、国会議員の20人の推薦が必要で、女性にとっては高いハードルだった。今回、高市氏は早々に推薦人確保のメドがたち、世間の人気が高いといわれる河野太郎氏よりも早く正式に立候補を表明。野田氏も意欲を示していることから、注目を浴びている。

 東京新聞の望月衣塑子記者が解説する。

「自民党の若手議員を中心に“菅さんじゃ選挙は勝てない”という空気があった。菅降ろしと連動して“顔”を選ぶにあたって、今の時代、女性を打ち出した方がいいという流れはあった」

 それでいち早く出てきたのが高市氏だったので、望月記者は驚いたという。

「ビックリしたというよりは、がっかりです。同じ女性として応援は……。高市氏は女性の代弁者かというと、女性のお面をかぶった古い男性といいますか、男尊女卑ともとらえられる発言が目立ちますから」

 似たような感想をもつ女性は少なくない。直木賞作家の中島京子さんも指摘する。

「あからさまに男尊女卑的な態度や政策を取り続ける自民党ですら、体面上は、女性候補を出さなければならない時代になったということでしょう。しかし、総裁選は所詮、自民党内の派閥争いでしかない。茶番に近い候補者乱立が予想される中、ことさら“女性”だからと出馬に意味があるように捉えられること自体に違和感を覚えます」

 とはいえ、総裁選の候補者として出る限りは、国政に対する自身の考えや具体的な政策を国民に説明して当たり前。高市氏が出馬会見で打ち出したのが、経済政策「サナエノミクス」で、「3本の矢」として「金融緩和」「緊急時の機動的な財政出動」「大胆な危機管理投資と成長投資」を掲げた。

「サナエノミクス、ですか? ネーミングからしても、有権者をバカにしているのかなぁと感じました」(中島さん)

 高市氏の政策はどこか既視感があるが、サナエノミクスは、安倍晋三前首相が掲げた「アベノミクス」路線を引き継ぐものだからだ。これに対して、望月記者も「安倍政権の上書き」としてこう言う。

「せっかく女性が主導的立場になろうと出てきたのに、女性ならではの視点で練り上げた政策は一切出てこなかった。サナエノミクスは基本、新しいものはなく、安倍さんの政策を踏襲、一部を更新し、ネット民に受けるよう過激化させただけ。」

 高市氏の政策から読み取れるものは結局、「安倍さんへの忖度」(望月記者)だったという。

「安倍崇拝ともいえる状況が、綿々と続いている。高市氏だけではありません。河野氏は、本心としては脱原発だと思いますが、出馬前に安倍氏に会って再稼働しますと約束しました。男も女も安倍氏への過剰な配慮です。その裏には何があるのでしょうか。安倍氏が実質取り仕切る、最大派閥の細田派の票の取り込みは、勝敗をわける鍵なのでしょうが、女性なら空気が変わるかといえば、これではクリーンな政治は望めません」(望月記者)

 一方の野田氏は、まだ正式に出馬表明はしていない。以前から政策の基本方針としては、「自分のことだけでなく、女性や高齢者、障害者をはじめ全ての国民、全ての地方が活躍できる制度を構築する『やさしさ』をもつ」ことを掲げている。障害のある子どもを育てる母親でもあり、野田氏の政治姿勢は自民党内ではリベラル寄りだ。

 望月記者は野田氏をそれなりに評価しているという。

「野田氏は自民党の幹事長代行で、大臣も何度か経験している。与党の動きもわかっている。フランクで話しやすい人柄で、官僚たちにも野田ファンは多いのです。軸が見えないところがあるけれども、理想や理念だけでは政治は動かせないから、官僚のアイデアを入れながら、どのように政治主導していくか。野田氏くらいの女性のベテランが一番いいのだろうなとは思います」(望月記者)

 人柄と政治手腕はある程度評価されている野田氏。ただ、能力や適性があるからといって、総裁選に出られるわけではない。今、野田氏の足を引っ張るのが夫の疑惑だ。出馬も難しいという声も漏れる。

「野田氏イコール夫ではないわけで……。たとえば、夫婦別姓が進んでいるフランスならば、夫がどうであろうが妻は別人格ととらえられるでしょう。個が確立して、認められている社会ならば、野田氏の夫の件も切り離して考えられると思いますが、日本は夫婦が一体に見られてしまう。男性総裁候補者で妻に何か懸念点があるという逆バージョンだったら、ここまで焦点になるかは疑問です。あくまでも、政治家の世界においてですが、日本で生き残るには小池百合子都知事のように独身を貫くしかないのかもしれません」(望月記者)

 背後に安倍氏が見え隠れする高市氏、脛に傷を抱えているような野田氏だが、中島さんは高市総理も野田総理もあり得ないと話す。

「高市さんも野田さんも総理総裁にはならないと思います。高市さんは安倍元首相の極端な思想をそっくり持っている人物なので、“名誉男性”的なポジションなのではないでしょうか。たとえると、性別が女性の“おっさん”。野田さんは自民党内ではリベラルを標榜してきた人ですが、“女性はうそをつく”発言の杉田水脈議員の辞職を求める署名を受け取らなかった。大事なところで腰の引けた態度しかとれなかったのが残念です」(中島さん)

 最後に、高市氏や野田氏以外で、総理の器があると思える女性議員の名前を挙げてもらった。

「女性首相第1号に推すなら、福島瑞穂さん。野党が合意した政策はしっかりしたもので、福島さんなら実現してくれると思うし、この10年の不正をただし、まっとうな政治をやってくれると思います」(中島さん)

 一方、望月記者はこう見る。

「前男女共同参画担当相の橋本聖子さんは、ジェンダー平等を訴える若手の女性起業家や学生らに一目置かれていました。でも、総裁選には名前が出てこないのです。総裁選に出るような女性議員は、自民党内でキワモノ扱いをされている感も否めない。女性として生きてきた実感から、今の日本の社会を変えていかなければならないという志のある人物ではないのです。一般の女性たちの多くが感じるような疑問を政治でなんとか解決したいという人は総裁選には出ない。そこが日本の限界なのかもしれません。今回の総裁選は女性からするとシラケてしまいますね」(望月記者)

 典型的な男社会と言われる政治の世界だが、2人の女性総裁選候補の動きで空気は変わるのか――。(AERAdot.編集部 太田裕子)

四本目の矢は、放たれるのでしょう・・・か?

2021-09-12
なみだ 2021-09-05 22:52:36

野田聖子です。


悔しいとき、悲しいとき、泣かない。

だから、強くて可愛げないヒトだと、思われる。


連日、泣いてます。

国枝選手と一緒に泣いた

女性マラソン選手、泣いた

アスリートの涙に、ほとんどご一緒した


パラ選手たちの背負うさまざまが、涙になる。


なに、ないてんのよ〜


ムスコさんにバカにされても、泣く鉄母。


去る3日

菅総理の不出馬のニュース

ひっそりと、自分の誕生日。

たくさんの愛あるメッセージ、満載の日。


ともだちから、22世紀に生きる 子どもたちのために、頑張ってと、エール!


今年のプレゼントは、ハグ、でした。


パラリンピック、ありがとう!

総裁選“三つどもえ”候補が支持訴え

2021-09-11
テレ朝news 2021/09/11 18:46

総裁選 麻生派「河野か岸田支持を原則」へ

2021-09-11
© NNN 総裁選 麻生派「河野か岸田支持を原則」へ
NNN24 2021/09/11 14:17

自民党の総裁選挙をめぐり、10日、河野ワクチン担当相が立候補を正式に表明。河野氏は自らが所属する麻生派幹部に出馬への理解を得るべく足しげく通ったものの、支持の取り付けには至らず。麻生派は総裁選への対応で派が割れることが確実視されている。

■突然届いた「報告会」のお知らせ 参加議員からは河野氏への注文も

10日午後4時から行われた出馬会見からさかのぼること2時間。河野氏は麻生派議員に対して総裁選への立候補を報告する会合を開催していた。前日夜に、各議員の議員会館にFAXが送られ、多くの議員は当日朝になって報告会の開催を知ったという。

急きょ設定された派閥議員への報告会。その場では河野氏と、会見などでの姿勢や官僚との向き合い方を疑問視する若手議員との間で、こんなやりとりが交わされたという。

麻生派若手議員「『はい次、はい次』という物の言い方は地元でも評判が悪いので、直してほしい」

河野氏「態度や言い方については気をつけたい」

集まった議員からは「派閥で一致して河野氏を支援するべきだ」という意見も聞かれたという報告会。しかし、その場に麻生副総理や甘利税調会長など麻生派幹部らの姿はなかった…。

■報告会の裏で開かれた幹部会合「河野or岸田支持を原則」へ

麻生派議員への報告会と同時刻の財務省。麻生氏のほか、甘利氏や鈴木前総務会長ら派閥幹部の面々がそろっていた。報告会には参加せず、総裁選への対応を協議するため会合を開いていたのだ。そこでは、既に河野氏ではなく岸田氏を支持する意向を示している甘利氏らが、こう切り出したという。

甘利氏「河野氏での一本化はやめてほしい」

これを受けて、幹部会合では、「河野氏or岸田氏支持を原則としつつも、個別の事情でほかの候補者を支援することも容認する」という方針を確認。最終調整を経て、週明け以降に派閥の総会を開き、こうした方針を示す見通しとなった。

麻生派内では、若手や中堅議員を中心に河野氏支持、幹部陣を中心に岸田氏支持に分かれる一方、一部には高市前総務相を支持する保守系の議員もいることから、会合に出席したある派閥幹部は、「実質的には自主投票だろう」とこぼす。

■「1回目は河野でも2回目なら別の人」 決選投票も見据え…

そして、派閥の領袖たる麻生氏。側近議員が「情勢を見ながら悩んでいると思う」と話すなど、いまだ支持する候補を明らかにしていない。ある麻生派幹部は「本当は河野氏を支持したい親心が透けて見える」と麻生氏の心情を推察する。

しかし、その一方で、この幹部は「麻生氏は、1回目の投票は河野だとしても、1回目の投票で決まらず決選投票になるなら、2回目の投票は別の人だろう」とも指摘する。

2012年の総裁選では、1回目の投票では石破氏が安倍氏を上回ったものの、過半数の獲得には至らず、決選投票で安倍氏が「逆転」勝利した経緯もある。

派閥幹部によると、麻生氏本人は総裁選について、こう話しているという。

麻生氏「決選投票も含めた二段構えの対策を考えないと総裁選には勝てない」

3人以上の候補者で争うことが確実となった自民党総裁選。決選投票になった場合、一致結束して動くことはできるのか? 麻生派の動向が注目される。

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