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【 オールラウンド編 含TOKYO2020の記録】
17歳小田凱人が全仏初優勝
日本勢で優勝は25年ぶり
Facebook Team JAPANさん曰く
加藤未唯、波紋の失格騒動跳ね返し全仏制覇
◆テニス ▽全仏オープン 第12日(8日、パリ・ローランギャロス)
混合ダブルス決勝で、加藤未唯(ザイマックス)は男子のティム・プッツ(ドイツ)と組み、ビアンカ・アンドレースク(カナダ)マイケル・ビーナス(ニュージーランド)組を4-6、6ー4、10ー6で下し、4大大会初優勝を飾った。
全仏同種目の日本勢では、昨年大会で柴原瑛菜(橋本総業)が男子のコールホフ(オランダ)と組んで頂点に立っており、2年連続優勝。4大大会では、過去に1934年ウィンブルドンの三木龍喜、97年全仏の平木理化、99年全米の杉山愛、22年全仏の柴原が勝っており、史上5人目のグランドスラム制覇となった。
加藤は今大会、アルディラ・スーチャディ(インドネシア)と組んだ女子ダブルス3回戦(4日)で思わぬ失格騒動に見舞われた。3―1とリードした第2セット第5ゲーム途中、自コートのボールをサーブを打つ相手側のコートに片手バックハンドで返したが、不運にもボールガールの頭部付近に直撃。ボールガールが泣き出し、試合中断を経て「危険行為」として失格処分を受けた。
加藤組が要求したビデオによる確認が行われず、相手ペアの猛抗議で警告が失格に覆った点などが議論を巻き起こした。4大大会の単、複、混合複を総なめした“女王”マルチナ・ナブラチロワ氏は「ルール変更が必要。映像で検証も出来たはず」と私見を述べ、プロ選手協会も「不当な判定」と加藤擁護の声明を出すなど、大きな波紋を呼んだ。
テニス界を巻き込んだ騒動が冷めやらぬ中でも、「決勝くらいは楽しみたい」と自然体で臨んだ大舞台。最高の笑顔咲くグランドスラムの頂が、加藤を待っていた。
◆加藤、プッツ組の今大会混合ダブルス勝ち上がり
▽1回戦(1日) 6―3、6―2 ブレル、ガストン(ともにフランス)組
▽2回戦(3日) 6―4、6―4 ルシェミア、オリベッティ(ともにフランス)組
▽準々決勝(5日) 7―5、6―2 ステファニ、マトス(ともにブラジル)組
▽準決勝(7日) 7―5、6―0 スーチャディ(インドネシア)ミドルコープ(オランダ)組
加藤組は失格=ボールガールに返球直撃―全仏テニス
【パリ時事】テニスの全仏オープン第8日は4日、パリのローランギャロスで行われ、女子ダブルス3回戦で加藤未唯(ザイマックス)アルディラ・スーチャディ(インドネシア)組が、マリエ・ブズコバ(チェコ)サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦し、第2セット途中で失格となった。
第2セットの3―1で迎えた第5ゲーム途中で、加藤がボールガールへ返した球がノーバウンドで後頭部付近に直撃。女の子はしばらく泣き続けた。主催者によると、故意ではないものの、危険な行為との判断で失格となった。女の子にけがはないが、頭痛を訴えたという。加藤は失格後、涙を流してコートを後にした。
【パリ共同】女子テニスの加藤未唯(28)が4日にパリで行われた全仏オープン女子ダブルス3回戦で失格になったことを不服とし、四大大会側に提訴したことを明らかにした。5日に混合ダブルスで4強入りを決めた際に記者会見し、失格理由になった「危険な行為」には該当しないなどと主張した。
問題の試合では第2セット途中、ポイント間に相手コート側に送った球がボールガールを直撃。危険な行為とみなされて失格になった。加藤は強い球を当てたわけではないとの認識で、大会の運営責任者に動画の確認を求めたが「ビデオを見ることはできない。アンラッキーだったね」と突っぱねられたという。
一度は警告を言い渡されながらも対戦相手が主審に抗議した後、判定が変わった点にも不満を示し「納得がいっていない状況」と語った。
他選手らからも失格を疑問視する声が相次いでいる。会見で涙を流し、憔悴した様子だった加藤は行為自体については「故意でないにしても彼女に当たったのは事実だった。それだけは謝りたかった」とした。