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柔道

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リオ代表・梅木真美 体重無差別初V パリ五輪へ

2023-04-24
体重無差別の全日本女子選手権で初優勝した梅木真美 (デイリースポーツ)
「立場は厳しいが、最後までしがみつきたい」

「柔道・全日本女子選手権」(23日、横浜武道館)

 体重無差別で争われ、2016年リオデジャネイロ五輪78キロ級代表の梅木真美(28)=ALSOK=が5度目の出場で初優勝した。決勝は、78キロ超級の児玉ひかる(SBC湘南美容クリニック)に横四方固めで一本勝ちした。世界選手権(5月、ドーハ)78キロ超級団体戦代表の瀬川麻優(ALSOK)は準々決勝で敗退。17年大会覇者で元世界女王の朝比奈沙羅(ビッグツリー)は3回戦で姿を消した。

 梅木が逆転で体重無差別の日本一をもぎ取った。序盤に有効を取られたが、残りはまだ3分超。「焦らず戦えば取れる」。30キロも大きい相手に果敢に大外刈りを仕掛け、膝立ちになった相手の腕を一気に決めながら抑え込み。磨き上げた寝技で勝負をつけ「優勝したい大会だった。うれしい」と声を弾ませた。

 地元大分から畜産農家の両親も駆けつけたが、日帰りのため決勝は見せられなかった。孝行娘は「牛たちのお世話で帰った」と笑いつつ、「日帰りでも来てくれてうれしい。ありがとうと伝えたい」と感謝を込めた。

 近年は代表2番手争いに甘んじているが、パリ五輪に向けて弾みをつけた。「立場は厳しいが、少しでもチャンスがあるなら最後までしがみつきたい」。この日同様、終盤の逆転を狙って戦い続ける。

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