真宗本廟の法灯
真宗大谷派、真宗本廟の法灯について
門首の紹介
2022-01-23
門首は、真宗大谷派のすべての僧侶及び門徒を代表して、真宗本廟の宗祖親鸞聖人御真影のお給仕と仏祖崇敬の任にあたるとともに、僧侶及び門徒の首位にあって、同朋とともに真宗の教法を聞信する地位として定められています。
現在の門首は、第26代大谷暢裕門首です。
就任にあたっての挨拶
このたび、全国の門徒同朋の皆さまの信託をいただき、真宗大谷派第26代門首の座を継承させていただくことになりました。
ここに大谷暢顯前門首が24年にわたり教法聞信と本廟護持の門首の責務を全うされ、同朋との交わりを深めてこられたことに、心からの敬意と感謝を申し上げます。
思えば10年ほど前、鍵役、開教司教のお話をいただき、2014年には門首後継者に選定いただきました。ブラジルで育ち、何も分からず不安な思いを抱えながらでありましたが、多くの方々にお支えをいただき、今日まで歩みを進めることができました。
この上は、同朋会運動をとおして確かめられた「宗憲」のもと、皆さまと共に真宗の教法を聞信し、仏祖崇敬の任にあたり、同朋社会の実現に身命を賭してまいる覚悟であります。
願わくは、宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要を機縁として、世界中に南無阿弥陀仏のみ教えを届けるべく、力を尽くしてまいりますので、皆さま方からのご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
大谷暢顯 前門(第25代門首)
真宗大谷派門首の就任会見(2020年7月30日、京都市下京区・東本願寺)
真宗大谷派の門首に7月1日に就任した大谷暢裕氏が30日、記者会見し抱負などを語った。 ※門首は真宗大谷派の宗祖・親鸞の子孫が世襲する。新門は門首の嫡子。
真宗大谷派の原点は、真宗本廟です。
2022-01-22
真宗本廟は、真宗大谷派の帰依処です。
東本願寺について
浄土真宗「真宗大谷派」の本山で「真宗本廟」といい、一般に「東本願寺」と呼ばれています。
御影堂には宗祖・親鸞聖人の御真影を、阿弥陀堂にはご本尊の阿弥陀如来を安置しています。宗祖親鸞聖人の亡き後、聖人を慕う多くの人々によって聖人の墳墓の地に御真影(お姿をそのまま写して作られた木像)を安置する廟堂が建てられました。これが東本願寺の始まりです。
境内建物は江戸時代に4度の火災に遭い焼失しましたが、現在の建物は、全国のご門徒のご懇念により、明治時代の再建事業によって完成したものです。2011年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として大規模な修復がなされ、現在、御影堂・阿弥陀堂・御影堂門などの6棟は国の重要文化財に指定されています。
御影堂には宗祖・親鸞聖人の御真影を、阿弥陀堂にはご本尊の阿弥陀如来を安置しています。宗祖親鸞聖人の亡き後、聖人を慕う多くの人々によって聖人の墳墓の地に御真影(お姿をそのまま写して作られた木像)を安置する廟堂が建てられました。これが東本願寺の始まりです。
境内建物は江戸時代に4度の火災に遭い焼失しましたが、現在の建物は、全国のご門徒のご懇念により、明治時代の再建事業によって完成したものです。2011年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として大規模な修復がなされ、現在、御影堂・阿弥陀堂・御影堂門などの6棟は国の重要文化財に指定されています。
御影堂
境内のほぼ中央に建つ、宗祖親鸞聖人の御真影を安置する真宗大谷派の崇敬の中心をなす重要な建物です。
正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物で、2019年に国の重要文化財に指定されています。
現在の御影堂は、蛤御門の変による焼失の後、 1895(明治28)年に再建されたもので、阿弥陀堂、御影堂門とともに2011(平成23)年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として大規模な修復がなされました。
堂内の正面中央に親鸞聖人の御真影が安置されており、左右には歴代門首の御影や第8代蓮如上人の御影、また十字・九字名号が掛けられています。
内陣・外陣に敷かれた畳をあわせると927畳にも及びます。
正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物で、2019年に国の重要文化財に指定されています。
現在の御影堂は、蛤御門の変による焼失の後、 1895(明治28)年に再建されたもので、阿弥陀堂、御影堂門とともに2011(平成23)年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として大規模な修復がなされました。
堂内の正面中央に親鸞聖人の御真影が安置されており、左右には歴代門首の御影や第8代蓮如上人の御影、また十字・九字名号が掛けられています。
内陣・外陣に敷かれた畳をあわせると927畳にも及びます。
阿弥陀堂
御影堂の南側に建ち、御本尊・阿弥陀如来を安置するお堂です。
御影堂と同じく1895(明治28)年に再建され、正面52m、側面47m、高さ29mの規模をもちます。
阿弥陀堂の内陣は、『仏説阿弥陀経』の世界が表現され、天井から柱にいたるまで金色で荘厳されています。また、御本尊・阿弥陀如来の左右には、法然上人をはじめとする七高僧や聖徳太子の御影像が掛けられています。
御影堂と同じく1895(明治28)年に再建され、正面52m、側面47m、高さ29mの規模をもちます。
阿弥陀堂の内陣は、『仏説阿弥陀経』の世界が表現され、天井から柱にいたるまで金色で荘厳されています。また、御本尊・阿弥陀如来の左右には、法然上人をはじめとする七高僧や聖徳太子の御影像が掛けられています。
御影堂門
正面21m、側面13m、高さ27mで、木造建築の山門としては世界最大級であり、木造建築の二重門としては、日本一の高さと言われています。
重層造りで、楼上には東本願寺の正式名称である「真宗本廟」の額が掲げられ、浄土真宗の根本聖典『仏説無量寿経』が説かれた場面を表す、釈迦如来・弥勒菩薩・阿難尊者の三尊像が安置されています(通常非公開)。
重層造りで、楼上には東本願寺の正式名称である「真宗本廟」の額が掲げられ、浄土真宗の根本聖典『仏説無量寿経』が説かれた場面を表す、釈迦如来・弥勒菩薩・阿難尊者の三尊像が安置されています(通常非公開)。
阿弥陀堂門
御影堂門の南側に建つ、切妻造・唐破風付の四脚門形式の門です。
江戸時代には「唐門」と呼ばれており、明治時代の火災による焼失後、1911(明治44)年に落成されました。
江戸時代には「唐門」と呼ばれており、明治時代の火災による焼失後、1911(明治44)年に落成されました。
鐘楼
朝のお勤めの合図や、法要などが勤まる前に撞かれる撞鐘が吊り下げられています。
現在の撞鐘は、 2010(平成22)年におよそ400年ぶりに新調されたものです。
現在の撞鐘は、 2010(平成22)年におよそ400年ぶりに新調されたものです。
手水屋形
手水屋形は入母屋造り、本瓦葺きであり、石の水盤が据えられ、その上に乗せられた銅製の竜の口から水が注がれています。竣工は1895(明治28)年頃と言われています。
御本尊還座式記念講演(2016年3月31日 池田勇諦氏)
2021-04-19
御本尊還座式記念講演では、池田勇諦氏(真宗大谷派講師・同朋大学名誉教授)に「御本尊・阿弥陀仏は音聲仏」の講題でお話いただきました。
【御本尊還座式】
2016年3月31日、真宗本廟の阿弥陀堂の御修復にともない、2011年より仮阿弥陀堂(御影堂九字之間)に安置されていた御本尊・阿弥陀如来が阿弥陀堂に還座する「御本尊還座式(ごほんぞんげんざしき)が執り行われました。
【御本尊還座式】
2016年3月31日、真宗本廟の阿弥陀堂の御修復にともない、2011年より仮阿弥陀堂(御影堂九字之間)に安置されていた御本尊・阿弥陀如来が阿弥陀堂に還座する「御本尊還座式(ごほんぞんげんざしき)が執り行われました。
京都・東本願寺で「還座式」
2022-08-06
2016/03/31 真宗大谷派の本山、東本願寺(京都市下京区)の阿弥陀堂の大規模修復が終わり、御影堂に安置されていた本尊の阿弥陀如来立像を阿弥陀堂に戻す還座式が3月31日、営まれた。
阿弥陀如来立像は鎌倉時代の作とされ、高さ約1㍍。この日は、約1万人の門信徒らが見守る中、布に包まれ唐櫃に入れられた立像が、大谷暢顕門首ら約100人の行列とともに、修復された阿弥陀堂に戻された。
その後、修復された阿弥陀堂では初となる勤行が行われた。 平成24年から大規模な修復が行われていたため、阿弥陀如来立像はそれに先立つ23年11月に、御影堂内の仮阿弥陀堂に移されていた。