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仏教美術

ちょっと気になる逸品の世界

《 百済観音原型 》

2022-08-22

Facebook 江場 琳觀さん曰く

《 百済観音原型 》
このところ取り組んでいる大規模なプロジェクトで、古色仕上げや、飾り金物の資料をと《百済観音 原形》を振り返っている。
画像の、法隆寺に伝わる国宝 百済観音の3分の1の大きさの本像は、法隆寺像と同寸模刻(一部補作)の原型として精密を期し制作した。
彫刻する際に参考にしたのは、記録に残る法隆寺像の採寸データと様々な角度から撮影された画像データ。
これらの資料をもとに探求を進めたが、彩色の下地厚などは単純に3分の1に換算した数値には収まらない。
そもそも小さくなっても木材に一定の塗膜を作る厚みはさほど変わらないうえに、わずかな下地の厚みの違いでいとも簡単に表情など微細なニュアンスが変化してゆく。
多くの人に親しまれるイメージを再現するのは容易ではないのだ。
こうして眺めていると、ありありと制作当時の想いがその熱量を伴って語りかけてくる。
かけた手間に嘘はなく、
静謐な佇まいの中に、ときに雄弁な声を聞くならば、
いかなる仕事も全霊をもって臨みたいものである。

東大寺法華堂 執金剛神 彩色再現CG(2014年制作)

2022-02-19
彩色:仲裕次郎・入江啓

《 はすのうへ – Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ - 》 江場 琳觀 制作2020年 〜 2021年

2022-01-07
Facebook 江場佛像彫刻所さん曰く、木地(淡彩)仕上げ 材 = 桂(顔料 金 プラチナ アクリル彩)
銀座 蔦屋書店 展示作品のご紹介02
《 はすのうへ – Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ - 》
江場 琳觀 制作2020年 〜 2021年
木地(淡彩)仕上げ
材 = 桂(顔料 金 プラチナ アクリル彩)
「水面から伸びた一輪の蓮の花に、すっと菩薩が現れる。静謐なたたずまいと、この世の理(ことわり)を超えた浮遊感をまとって。」 
三体で計画された三部作で、大きさの違いは三尊仏を思わせる。
お顔の向きと印相が異なり、それぞれの印相でそっと持った蓮華を慈しむ姿はバリエーションに富みながら、琳觀の代表作の一つ《迦陵頻伽》に通じる現世と仏の世界の邂逅が表現されている。
リアルに作り込まれた蓮の花と波紋を描く水面は、琳觀の長年取り組んできた代名詞的なモチーフであり、そこには琳觀の《山川草木悉皆成仏》という眼差しが息づいている。 
金銅仏のようなシンプルな構成の中にも琳觀作品のリアリズムが同居しており、両腕から垂下する天衣からは、飛鳥仏、とりわけ百済観音へのオマージュが見て取れ、桂材の褐色は古仏に通じる落ち着いた雰囲気を醸成している。
【会期】2021年12月26日[日] - 2022年1月14日[金] 
    2022年1月1日はGINZA SIX休館
    営業時間 10:00 - 22:30
    GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店 アートエディション前
【作家在廊日】20222年1月8日[土]13:00 – 16:00
※ 営業状況は急遽変更することがございます。詳しくは店舗HPをご覧ください。

東京や京都ではご覧いただいた作品もありますが、地元名古屋で初出展となる作品もございます。

2022-05-13
Facebook 江場 琳觀さん曰く、皆様のご高覧を心よりお待ちしております。


《 第42回 草仏展 》ただいま開催中です
琳黌の《聖観世音菩薩》《太田道灌》、琳觀の《はすのうへ》《球体仏》《大日如来》などをご覧いただいております。
連日多くの皆さまにご来場いただき誠にありがとうございます。
初日には、タレントで書家の矢野きよ実さんと、女優の秋野暢子さんにご来場いただく嬉しいサプライズが。
ただただ、ご縁に感謝するばかりです。
会期も残り半分となりましたが、皆様のご来場をお待ちしております。
《 第42回 草仏展 》
2022年5月10日(火)〜5月15日(日) 
AM9:30〜PM5:00 入館はPM4:30まで(最終日はPM4:00終了)
名古屋市博物館 3階ギャラリー(入場無料)

愛染明王、西大寺です。

2022-06-23
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