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大相撲の世界

【 大相撲の巻】

2025-02-01
徳勝龍引退披露大相撲で土俵入りする豊昇龍 =両国国技館(撮影・加藤圭祐) © 産経新聞

大相撲の第74代横綱豊昇龍が1日、元幕内徳勝龍の引退相撲に参加し、昇進後初めて東京・両国国技館の土俵に立った。

出羽海一門の力士代表として元徳勝龍の千田川親方のまげにはさみを入れた後、千田川親方と同じ木瀬部屋の宇良を太刀持ち、金峰山を露払いに従え、横綱土俵入りを披露した。最後の四股を踏む前に右腕を上げるべきところで、左腕を上げてから右腕を上げる所作のミスがあったが、館内からは温かい拍手を受けた。

徳勝龍引退披露大相撲で土俵入りする豊昇龍 =両国国技館(撮影・加藤圭祐) © 産経新聞

「横綱審議委員会の全会一致には驚いた」

2025-02-04
豊昇龍「横綱昇進」に元NHKアナが私見

角界に新たな横綱が誕生したことに、素直に喜ぶ一方で、全会一致で横綱に推薦した横綱審議委員会の判断に疑問の声を上げた。

藤井氏は「豊昇龍は横綱昇進ですから、本当におめでとうという、本当に頑張ってほしい」と切り出し、横綱審議委員会について、こう語った。

「1番残念だったのは...。(横綱昇進に)反対ではないですよ。まるっきり反対ではないのですが、ただ、横綱審議委員会で、全会一致でOKという。横綱審議委員が何人もいて、その中の3分の2が賛成すれば、横綱への昇進の道が開けていく。異論はひょっとしたら議論の中であったのかもしれないが、完全に『私は反対です。もうひと場所見ましょう。今回は無理ですよ』とか、そういう意見を出した人がいなかったのかなと」

そして、次のように続けた。

「最終的に決を採ったと思います。決を採った時点で、ひとりやふたり、あるいはもう少し。世の中の皆さんの考え方からすると、(横綱審議委員の中に)『もう少し待った方がいいんじゃないの』という意見を持った人が何人かいたのではないかと思ったが、それがひとりもいなかった。全会一致ということですから、これは驚きました。私がもし、横綱審議委員会のメンバーに入っていれば、きっと賛成の手は挙げていないと思います」

NHKで長年にわたり大相撲実況を担当してきた藤井氏。豊昇龍の横綱昇進に関する見解を述べた後、改めて「豊昇龍がだめだとか、嫌いだとか好きだとかという、そういう問題ではない」と強調した。

モンゴル出身の豊昇龍は、元横綱・朝青龍を叔父に持つ力士。18年1月場所で初土俵を踏み、19年11月場所で十両に昇進した。20年9月場所で幕内に上がると、23年7月場所で幕内初優勝を飾り大関に昇進した。

豊昇龍、強さ見せつけた逆転Vで横綱昇進が確実

2025-01-26
<大相撲初場所千秋楽>賜杯を受け取る豊昇龍(左)(撮影・西海健太郎) © (C) スポーツニッポン新聞社
32年ぶり横綱空位は回避へ

 大相撲初場所は26日、東京・両国国技館で千秋楽を迎え、大関・豊昇龍(25=立浪部屋)が平幕・金峰山(27=木瀬部屋)、王鵬(24=大嶽部屋)との優勝決定巴戦を制して一昨年の名古屋場所以来9場所ぶり2度目、大関昇進後は初の優勝を飾った。審判部は八角理事長(元横綱・北勝海)に臨時理事会の招集を要請、横綱昇進が確実となった。

 単独トップの金峰山が本割で王鵬に敗れ、賜杯の行方は優勝決定戦へもつれこむことが決定。11勝3敗で千秋楽を迎えた豊昇龍は結びで琴桜に勝つことが決定戦進出の条件だったが、大関対決で勢いの差を見せつけて寄り切りで勝利した。

 決定戦ではまず金峰山に休まず攻め込んで万全の寄り切り。続いて登場した王鵬相手には突き、押しに耐えると土俵中央でつかまえ、力強い寄り倒しで勝利。顔をゆがめて“よしっ!”とばかりに大きくうなずき、優勝の喜びを表現した。

【2連勝したら優勝の大決戦】 大相撲 優勝決定巴戦 <令和7年一月場所> SUMO

師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)には微塵の焦りもなし

2025-01-11
大の里が目論む横綱ロード

先場所優勝の琴桜と優勝次点の豊昇龍、2大関の綱とりが話題となる1月場所(12日初日)。そんな2人のせいで若干、影が薄くなっているのが同じく大関の大の里(24)である。

幕下付け出しとはいえ、入門2年目で新入幕。さらに史上初となる新入幕の年に大関昇進、優勝2回と、誰もが驚くスピード出世で「次代の横綱」と期待が集まった。

しかし、新大関で臨んだ先場所は9勝6敗と星を伸ばせず、10日目以降に4敗と終盤に息切れ。そこにきて他の2大関の活躍もあり、すっかり土俵の話題をかっさらわれた。横綱昇進の可能性があるのは5月場所。それも今場所と次の3月場所で連続優勝するなど、高いハードルを越える必要がある。

大の里(右)と琴桜(C)共同通信社 © 日刊ゲンダイDIGITAL

聡ノ富士 最後の弓取式 照ノ富士引退【大相撲令和7年1月場所】5日目 2025/1/16 初場所 [JAN 2025 DAY5]

2025-02-01
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