MLB
【大リーグからメジャーへ】
マウンドで感じた大谷翔平の脅威
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発。9回の打席で今季6号ソロをかっ飛ばした。時速118.7マイル(約191.02キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の衝撃弾。打球速度は自己最速&ドジャース史上最速の一発になった。大谷を封じた相手先発のパトリック・コービン投手も、その脅威をマウンドで感じ取った様子。「素晴らしい打者で右腕、左腕関係なく打つことができる」と評価した。
ワシントン初見参となった大谷。3-1とリードして迎えた9回の第5打席だった。カウント1-0から右腕マット・バーンズの2球目、甘く入ったスプリットを強振すると、弾丸ライナーがあっという間に右翼スタンドへ。敵地ファンもどよめく衝撃の191キロ弾だった。ダイヤモンドを一周し、ベンチに戻る大谷の顔には笑みもこぼれた。
今永昇太、「防御率0・00」
カブス・今永昇太投手(30)の快進撃にMLBも大注目だ。
今永は20日(同21日)の本拠地・マーリンズ戦のダブルヘッダー第2試合に先発する。DeNAからカブスに加入して1年目。ここまで3試合に登板して15回3分の1を投げて自責点0(失点1)。2勝0敗で防御率0・00という圧巻の滑り出しを見せている。前回登板の13日(同14日)の敵地・マリナーズ戦はメジャー初失点を喫したが、6回途中5安打1失点(自責0)でまとめて勝利投手になった。
MLBは20日(日本時間21日)、公式インスタグラムを更新し、「日本からやってきた今永昇太は、期待されたとおりの選手だった!」と雄たけびを上げる今永の姿に「防御率0・00」の文字を大きく載せて紹介した。
この投稿には「ショウタは最高だよ」「サイ・ヤング賞だね」「もっと認められていい投手だ」「メジャーに来てくれて本当にうれしいよ」「彼は『カブスか勝つ』と言ってくれた」「ショウタは超クールだ」「クレージー」「期待以上だよ」「リーグ最高の投手だ」などと破竹の勢いを見せる“ルーキー”に賛辞が続々と寄せられている。
◆米大リーグ カブス―マーリンズ=第2試合=(20日・米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブスの今永昇太投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠のマーリンズ戦ダブルヘッダー第2試合で先発した。
これまで3試合に登板し2勝0敗。15回1/3で1失点(自責0)。防御率は0・00をキープしていたが、ついに初の自責点を記録された。
1-0の4回1死、遊失で走者を背負った。続くアンダーソンに適時二塁打を打たれたが、自責点はつかないままだった。だが続くチザムにも右前へ逆転適時打を打たれ、ついに自責点を喫した。
MLBデビューからの自責ゼロは18回2/3でストップした。
メジャー初勝利
カブス今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、デビュー戦で6回2死までノーヒッターの快投を演じ、メジャー初勝利を挙げた。本拠地開幕戦となったロッキーズ戦に先発。6回2安打無四球無失点、毎回の9奪三振と、ほぼ完璧に封じた。日本人左腕のメジャーデビュー戦勝利は02年の石井一久(ドジャース)以来、22年ぶり。「2番DH」で出場した鈴木誠也外野手(29)も1安打1四球と、「つなぎ役」として援護した。
37歳のダルビッシュ有に敬意
本拠地開幕戦快勝
大谷を見守る真美子夫人(中央)。テーブルには舟状の形をした容器が(写真・東京スポーツ/アフロ)
3月29日(日本時間)、米大リーグで始まった開幕戦。ドジャース・大谷翔平が、移籍後初の本拠地デビュー戦で2安打を打ち、好調なスタートを切った。
この日は、背番号17のユニホームを着た真美子夫人も応援にかけつけた。ドジャースタジアムのVIPルームに、愛犬のデコピンを連れて登場。デコピンを抱っこしておやつをあげたり、写真を撮影したりしながら、大谷の勇姿を観戦していた。
そんななか、真美子さんのテーブルの上に乗っていた“ある食べ物”が注目を集めている。写真をアップにすると、テーブル観戦席の上にはコーラなどの飲み物に加え、日本人にはなじみ深い、湾曲した形の茶色い「容器」が。この容器が、24日からドジャースタジアムに出店した「築地銀だこ」のものではないかと、SNSで話題になっているのだ。