MLB
大リーグからメジャーリーグへ
ア・リーグは、この方となりました。
ナ・リーグMVPに選ばれました。
ドジャースの大谷翔平選手(31)が、満票で3年連続4度目のリーグMVPを獲得。
さらに、最高の打者に贈られるハンク・アーロン賞を受賞するなど、1日で4冠の受賞ラッシュです。
他の候補者とともに現地の番組に生出演した大谷選手は、茶色のセーターに白のズボン、“デコピンカラー”で登場しました。
全米野球記者協会の会員30人が、今シーズン最も活躍した選手を選ぶMVP。
大谷選手は今シーズン自己最多を更新する55本のホームランを放つと、6月には投手としても復帰。
見事、二刀流復活を果たしました。
ドジャースの大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、ナ・リーグMVPに選ばれた。エンゼルス時代にア・リーグで獲得した21、23年、ドジャース移籍1年目の昨季に続く4度目の受賞で、歴代最多バリー・ボンズの7度に次いで単独2位、両リーグでの複数回受賞は史上初となった。発表後の電話会見では来年3月のWBCについて言及した。
MVP受賞後の電話会見に臨んだ大谷は、WBC出場について問われ「球団を通してというか、個人間ではちょっとやり取りができないので、球団とどうなるかというのをまずは連絡を待っている。皆、そういう段階じゃないかなと思うので、これから先、決まっていくことなのかなと思います」と語った。
【MLB】「お買い得」今永昇太争奪戦
カブスからFAとなった今永昇太投手(32)の新天地について米メディア「クラッチ・ポインツ」が9日(日本時間10日)、3球団の名前を挙げた。
「今永獲得の市場は既に活況を呈しており、予測では3年間で約4350万ドル(約69億円)の移籍金が見込まれている。これは今冬に獲得が見込まれるトップクラスのフリーエージェント投手たちと比較するとお買い得」と伝える同メディアは「カブスが提示できる条件よりもはるかに有利な状況を作り出す可能性のある3つの球団を紹介する」と続け、まずはドジャースをピックアップした。
「ドジャースはメジャーリーグにおける日本人選手獲得の第一線としての地位を確立している。このインフラ面での優位性は計り知れない」と本命視し「大谷、山本、スネル、グラスノーを擁するローテーションに今永が加われば、間違いなくメジャーリーグで最も圧倒的な先発5人組が誕生するだろう」とした。
そんなドジャースに迫るのがジャイアンツとレッドソックスだという。ジャイアンツについては球場の条件が有利に働くと指摘。本拠地クアーズ・フィールドは投手に不利な球場として知られているが「ベイエリアは風のパターンが安定しており、フライやホームランを抑えることができる。これが今永が抱えていた問題だ。(カブスの本拠地)リグレー・フィールドの悪名高い風の状況により、彼のフライは予想以上に頻繁にホームランに変わってしまったのだ。より中立的な球場への移籍は2024年の彼の好調を復活させる可能性がある」とした。
レッドソックスに関しては「ボストンは伝統的に先発投手のアップグレードを追求しており、今永はローテーション中盤の価格帯でまさに必要なものを提供できるだろう。レッドソックスはディラン・シーズや他のエリート・フリーエージェントを獲得できない可能性が高く、今永は魅力的な残念賞となる。彼はすぐに2番目か3番目のローテーションのスポットに入り、安定性を提供することができる」と解説した。
そして結論として「ドジャースは日本のインフラを考えると明らかな目的地だが、ジャイアンツとレッドソックスはどちらも説得力のあるケースを提示している。3チームともカブスが提供できなかったもの、つまり確実性、財政的コミットメント、投手陣の耐久性と一貫性を重視する組織環境を今永に提供できる」と三つどもえの争いだと報じた。
カブス今永昇太がFAに「驚くべき決断」
カブスは3日(日本時間4日)、今永昇太投手(32)との来季から28年までの3年総額5775万ドル(約86億6000万円)の球団オプションを破棄した。今永側も来季年俸1525万ドル(約22億9000万円)の選手オプション破棄し、FAとなった。
今永は23年オフにDeNAからポスティングシステムを利用してカブスに移籍。米1年目は29試合で15勝3敗、防御率2・91をマークしてオールスターに選出され、サイ・ヤング賞投票では5位、新人王投票では4位に入った。
今季も前半戦は6勝3敗、防御率2・65と好投していたが、後半戦では被本塁打が増え最終的に9勝8敗、防御率3・73でシーズンを終えた。
今永がFAとなったことに、地元紙シカゴ・トリビューンは「イマナガがカブスの象徴的存在からFAとなるまでの旅は奇妙な物語」と表現し、地元中継局マーキー・スポーツも「驚くべき決断」、米紙ニューヨーク・ポストは「カブスとの衝撃的な決別によりFAとなった」と伝えた。
MLB公式サイトは「イマナガは昨年、新人として鮮烈なデビューを飾り、その明るい人柄と圧倒的な投球でカブスのファンやチームメートを瞬く間に魅了した。しかし今季は不安定な投球が続き、フロントは彼の今後について最善の道を検討せざるを得なくなった」とリポート。地元紙シカゴ・サンタイムズは、今永の今オフのFA市場での立ち位置について「先発投手市場の上位にくるだろう。トップクラスにはディラン・シース(パドレス)、ランヘル・スアレス(フィリーズ)、フラムバー・バルデス(アストロズ)らが名を連ねている」と分析した。
ナ・リーグの指名打者(DH)部門で「シルバースラッガー賞」を受賞
ドジャースの大谷翔平投手(31)が6日(日本時間7日)、インスタグラムを更新し、ナ・リーグの指名打者(DH)部門で「シルバースラッガー賞」を受賞したことを報告した。打撃のベストナインに相当する栄誉で、大谷にとっては3年連続4度目の受賞となる。
大谷は、ドジャース球団の公式アカウントが投稿した受賞報告を引用。同投稿では「ドジャースはまさに今季のベースボール界を代表するチーム。ナ・リーグのシルバースラッガー賞受賞おめでとうございます」とのメッセージがつづられており、チームとしての喜びを共有した。
同投稿には、ワールドシリーズMVPに輝いた山本由伸投手(27)も「いいね!」で反応し、祝福した。
大谷の受賞は、エンゼルス時代を含めて21年、23年、24年に続くもの。日本人選手としてはイチロー(マリナーズ)を抜き、単独最多の4度目の栄冠となった。
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