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ワールドカップ

【 ワールドカップ(世界選手権)の巻】

【世界フィギュア】の総括

2025-04-01
【世界フィギュア男子】鍵山優真はイリア・マリニンに大差の敗北
五輪へ向け求められる「無敵の人」の隙をつく準備

今回もGPファイナルと全米選手権に続き、フリーで4回転7本の構成として、2位に31.09点差をつけて圧勝したマリニンが実力は抜け出ている状況。だが、マリニンもまだこの構成を完璧にしているわけではない。

 GPファイナルではすべての4回転が「q」マークを含む回転不足の判定で、ミスをしたフリーは鍵山の得点を下回っていた。今回もアクセルとトーループが「q」判定で、2本目のルッツは2回転に。今回のフリーの208.15点は、鍵山が2022年北京五輪団体戦で出した208.94点とほぼ同等だった。

 4回転を6本にした2024年の世界選手権では、世界歴代2位の合計333.76点を出しているマリニンだが、4回転7本の構成については「自分に課した挑戦。自分にとってかなり難しい挑戦だが、オフシーズンにできるだけ確率を上げられるように努めて、五輪ではほかのプログラム要素も一緒に、楽々と完了できるようにしたいと思っています」と意欲的だ。

 マリニンは来季さらに完成度を上げてくる可能性が高いが、高難度であればあるほどその時の体調や精神状態などが成功の可否に大きく影響し、隙も生まれるものだ。だからこそ鍵山は、相手にミスが出た時に接戦に持ち込める万全な準備をしておかなければいけない。

 そのためにも今回果たせなかった「SPとフリーをそろえたい」という目標を、リラックスした気持ちで臨めるであろう4月の世界国別対抗戦で実現し、マリニンに対して存在感を大きくしておくことは必須だ。


四連覇はなりませんでした!!
フィギュアスケートの世界選手権の女子シングルで、坂本花織選手は後半のフリーで大きなミスのない演技を披露しましたが2位で、大会4連覇はなりませんでした。また、千葉百音選手が3位に入り、日本選手2人が表彰台に立ちました。


坂本花織選手は「自分らしく、また、自分でもよく頑張ったなという演技だったので満足している。フリーの曲はかなりボリュームが大きかったのに、観客の皆さんがそれに負けない声援を送ってくれた。それが力になって最後まで滑れた」と笑顔で振り返りました。

また、来年のミラノ・コルティナ大会の女子シングルの出場枠を3つ獲得したことについては「オリンピックのプレシーズンの出場枠がかかる世界選手権は特別な思いがある。以前も経験して本当に大変だった思いがよみがえってくるが、ことしは今までで一番、余裕を持って3枠を獲得できたので、本当にホッとしている」と話しました。

その上で今後に向けて「自分の演技が終わり、ほかの選手を見ている時に、“負けてしまうかも”というどこか悔しい気持ちがあった。それがこれから進む推進力になると思うので、その気持ちをバネに頑張りたい。月日の流れは早いと思うので、後悔しないように自分のできることをすべてやって満足できる1年にしたい」と意気込みを口にしていました。 

坂本と樋口が流した涙の意味、千葉は雪辱 

フィギュア日本女子が五輪出場枠とともに得たもの



会見では、北京五輪後の2022年から2024年まで世界選手権を3連覇した坂本に、
「2位としてオリンピックの年に向かうということで、少し楽になった部分はあるか」という質問があった。
坂本は「もちろん、今回の大会に向けて4連覇という目標を掲げてやってきて『それが達成できなかった』というのはあるんですけど」と口にした後、と少し考えて言葉を継いだ。
「荷が軽くなったっていえば、軽くなったし。でもこの今回の結果を経験できたおかげで、次はチャレンジャーの気持ちで挑めるので。それは次のミラノオリンピックに向けて、大事な経験だったんじゃないかなって思う。『この悔しさは、きっと必要な経験なんだろうな』って感じてます」
 
坂本は、3度目の五輪シーズンを前に、挑戦者としての立場を取り戻した。 
【世界フィギュアスケート選手権2025】女子 ショートプログラム・坂本花織選手<ノーカット
【世界フィギュアスケート選手権2025】女子 フリースケーティング・坂本花織選手<ノーカット>
【世界フィギュアスケート選手権2025】女子 フリースケーティング・千葉百音選手<ノーカット>
【世界フィギュアスケート選手権2025】女子 フリースケーティング・アリサ・リュウ選手<ノーカット>
最終滑走者として演技したショート首位のアリサ・リウ(アメリカ)は完璧な滑りを披露して優勝
坂本花織が2位で4連覇ならず SNSで待望論「紀平梨花さんなら230点出せる

フィギュアスケートの世界選手権(28日=日本時間29日、米ボストン)、女子シングルで3連覇中の坂本花織(24=シスメックス)は銀メダルで、66年ぶり史上5人目の4連覇はならなかった。


 坂本は26日のショートプログラム(SP)でジャンプミスもあり5位発進。逆転を目指したフリーで圧巻のパフォーマンスを披露するも計217・98点でトップに届かなかった。坂本は演技後に「やばい、涙止まらない」と漏らす場面もみられた。最終滑走のアリサ・リュウ(19=米国)が計222・97点で優勝。千葉百音(19=木下アカデミー)が合計215・24点で銅メダルを獲得した。

 SNSやネット上では「いや、ほんとかっこいいな」「坂本さん、SP5位から盛り返して2位は立派」「3Aなしでこの得点は叩き出すのはすごいと思うよ」という声とともにグランプリファイナル優勝者で負傷からの復帰を目指している紀平梨花(22=トヨタ自動車)について「紀平さんなら230点を出せるから」「紀平さんが出ていたら優勝」と復活を願う声が多く出ていた。

 さらにフィギュア大国のロシア勢について「ロシアがいない大会はつまらない」「そろそろ復活するから。五輪が楽しみ」「ロシアがいなくてレベルが下がっている」「ロシアが出ていたらメダル独占でしょう」との意見も書き込まれていた。

左から坂本花織、アリサ・リュウ、千葉百音(ロイター)

【世界フィギュア選手権2024】SP4位から大逆転!

2024-03-24
女子FS 坂本花織選手 <ノーカット>【日本勢初の3連覇達成!】
女子総合優勝! 坂本花織選手の演技をご覧ください! (3/23|カナダ・モントリオール)

 フィギュアスケート世界選手権第3日は22日(日本時間23日)、カナダ・モントリオールで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の坂本花織選手(シスメックス)が逆転で大会3連覇を達成した。同種目の3連覇は1966~68年のペギー・フレミング(米国)以来、56年ぶり。


【モントリオール=共同】フィギュアスケートの世界選手権第3日は22日、モントリオールで行われ、女子で23歳の坂本花織(シスメックス)がフリー1位となってショートプログラム(SP)4位から逆転し、合計222.96点で同種目56年ぶりとなる史上8人目の3連覇を達成した。日本選手初の快挙で、通算3度の優勝は浅田真央に並び日本勢最多。 

無念欠場「りくりゅう」、紛失の荷物は「ここにあります」 鮮やか衣装でエキシビション

2022-12-26
エキシビションで演技する三浦(上)、木原組 © 中日スポーツ 提供
中日スポーツ 3 時間前

 世界選手権と四大陸選手権の代表に決まった三浦璃来(20)、木原龍一(30)組=木下グループ=が登場した。2人は鮮やかなブルーの衣装で、ワンリパブリックの曲「I Lived」に乗せ、高さのあるリフトを披露した。

 全日本選手権は無念の欠場となった。拠点のカナダから帰国する際に、飛行機の度重なる遅延、さらにロストバゲージに見舞われた。この日の場内インタビューで三浦は「3年ぶりの全日本を楽しみにしていたので、演技を披露できなくて残念」と話し、木原は「競技用プログラムではないが、今日みなさんの前で演技を披露できてよかった」と笑顔を見せた。

 紛失した荷物は見つかったか問われると、木原が「ここにあります」と見つかったことを報告。観客からも拍手が送られた。シーズン後半の四大陸選手権、世界選手権に向けて2人は「表現力の向上に努めたい。とにかく自分の満足いく演技をしたい」と話した。

12/26 メダリストオンアイス 世界選手権 ペア代表 三浦璃来選手・木原龍一選手ペア
FNNプライムオンライン

川村あんり選手がW杯初優勝

2021-12-09
Facebook Team JAPANさん曰く
フリースタイルW杯モーグル女子で初優勝した川村あんり=EPA時事
W杯で初優勝し表彰台に上がった川村あんり=イドレ(AP=共同)
日本女子の優勝は2010年3月の上村愛子選手以来となりました。
スキー・フリースタイルのW杯は11日、スウェーデンのイドレでモーグル第2戦が行われ、女子は川村あんり選手がW杯初優勝。同種目での日本女子の優勝は2010年3月の上村愛子選手以来となりました。また、男子でも堀島行真選手が今季初勝利を挙げ、W杯通算9勝目をマークしました。(写真:AP/アフロ)

17歳・川村あんりがW杯初優勝

川村がターンとスピードが光る滑りでW杯種目別4連覇の女王ラフォンをねじ伏せた。過去に2位が3度。北京五輪を目前にメダルへの期待が一気に高まる圧勝を見せつけた。

 予選、決勝1回目と首位で通過して迎えた大一番の決勝2回目。エアの得点は外国勢を下回ったが、昨季から目指してきた「板を縦に走らせる滑り」で勝利をたぐり寄せた。ターンは減点を6人中最少の0・90点に抑え、トップの52・70点をマーク。スピードも最速だった。開幕戦は9位だったが「ベストを尽くせばちゃんと戦っていける」と持ち前のド根性を発揮。デュアルモーグルを除けば日本女子で長野五輪金の里谷多英、上村ら女子日本の歴代エースたちに続く3人目の栄冠を手にした。

フリースタイルW杯モーグルで優勝して喜ぶ女子の川村あんり(右)と男子の堀島行真=11日、スウェーデン・イドレ(EPA時事)

今季2勝目

2021-12-09
Facebook Team JAPANさん曰く
ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は12日、ドイツのクリンゲンタールで個人第7戦(ヒルサイズ=HS140m)が行われ、小林陵侑選手が1回目に129・5m、2回目に139mを飛び、合計262・8点で今季2勝目、通算21勝目を挙げました。 (写真:ロイター/アフロ)

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