ワールドカップ
【 ワールドカップ(世界選手権)の巻】
世界フィギュア代表に「かなだい」 全日本欠場の「りくりゅう」も
「日本にいてくれてありがとう」トレンド1位
◆バスケットボール男子 ▽W杯 順位決定リーグO組 日本80―71カボベルデ(2日・沖縄アリーナ)
17~32位の順位決定リーグO組の最終戦で、世界ランキング36位の日本は、同64位のカボベルデに80―71で勝利。アジア最上位が確定し、24年パリ五輪出場が決まった。2大会連続8回目、自力では1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりの快挙となった。また、日本はW杯で史上初の3勝を挙げた。
9月2日、FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)順位決定リーグO組の最終戦で日本代表はカーボベルデ代表と対戦し、80対71で勝利。アジア勢最上位となり、2024年パリ五輪の出場権を獲得した。
自力での五輪切符は1976年モントリオール五輪以来、実に48年ぶりだ。この快挙達成を受けて、今大会への出場を辞退した八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)も自身のX(旧ツイッター)で、日の丸と炎の絵文字をひとつずつ添えて祝福した。
斉藤立、絶対王者リネールに敗れる
◆柔道◇世界選手権 第7日(13日、カタール・ドーハ)
【ドーハ(カタール)13日=林 直史】男子100キロ超級で、前回大会2位の斉藤立(国士舘大)は準々決勝で12年ロンドン、16年リオ五輪連覇のテディ・リネール(フランス)に延長の末、3つ目の指導を受けて反則負けとなった。初優勝はならなかった。影浦心(日本中央競馬会)との敗者復活戦に回った。
斉藤は初戦の2回戦を寝技で一本勝ち。3回戦で東京五輪銀のグラム・トゥシシビリ(ジョージア)を横四方固めで抑え込んだ。リネールは大会前から「自分の全力を出し切って、どのぐらいできるか。勝てる自信を持って、全てを懸けて挑みたい」と対戦を熱望していた相手。2度目の世界選手権で対戦が実現したが、大きな壁に跳ね返された。
【世界水泳】AS混合デュエットTR日本勢初快挙
◇水泳世界選手権第3日(2023年7月16日 福岡)
アーティスティックスイミング(AS)の混合デュエットテクニカルルーティン(TR)決勝で、佐藤友花(21)佐藤陽太郎(18=ともにジョイフルアスレティックク)のきょうだいペアが255・5066点で金メダルを獲得。15年大会から採用されたこの種目の日本勢の優勝は初となった。
男子として日本AS界初の金を手にした陽太郎は「夢じゃないかと思うくらい幸せ」と笑った。19年冬に友花がコーチに直談判して20年からペアを結成。姉は「家族の宝物が増えた。19年の冬、私よくやったな、と思う」と実感を込めた。