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モンスター井上

【 ボクシング編 】

「なに、このパンチ…ヤバいな」

2024-03-07
2010年7月、すでに“怪物級”と評価されていた高校2年時の井上尚弥。同年11月、全日本選手権の決勝で林田太郎との初対戦を迎えた © Number Web 提供

のちの世界4階級制覇王者・井岡一翔への憧れと下剋上、そして井上尚弥との初遭遇――アマチュアボクシングに青春を捧げた駒澤大学の林田太郎は、2010年の全日本選手権決勝で高校2年生の井上と初めて拳を交えた。当時すでに圧倒的なポテンシャルを示していた“17歳のモンスター”の実力は、一体どれほどのものだったのか。「井上尚弥に勝った日本人ボクサー」が、若き怪物との激闘を振り返る。(全3回の2回目/#1、#3へ)

井上尚弥のワンツーは「硬い塊をぶつけられる感覚」

2024-01-01
タパレスを10回KOで撃破した井上尚弥の凄さを、黒田雅之が解説
- ボクシング - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)

「怪物と最も拳を交えた男」の目に、スーパーバンタム級2戦目のモンスターはどう映ったのか。12月26日、井上尚弥がマーロン・タパレスを圧倒し、10回KO勝利を収めた。井上のプロテストの相手役など長らくスパーリングで拳を交えてきたのが、元日本2階級制覇王者の黒田雅之だ。タパレス戦のキーになった“3つのポイント”を中心に解説してもらった。《NumberWebインタビュー全2回/前編から続く

「まるでディナー帰りのような顔」

2023-12-31
ガードの上から衝撃KOパンチ「この階級に敵いない」 - ボクシング - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)

「怪物と最も拳を交えた男」の目に、スーパーバンタム級2戦目のモンスターはどう映ったのか。12月26日、井上尚弥がマーロン・タパレスを圧倒し、10回KO勝利を収めた。井上のプロテストの相手役など長らくスパーリングで拳を交えてきたのが、元日本2階級制覇王者の黒田雅之だ。タパレス戦のキーになった“3つのポイント”を中心に解説してもらった。《NumberWebインタビュー全2回/前編から続く


「負けたかと思った」

2023-12-28
- ボクシング - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)

マーロン・タパレスにKO勝ちし、史上2人目となる2階級4団体制覇を達成した井上尚弥(30歳)。アマチュア時代の81戦を加えて、“ダウン経験ゼロ”という怪物。「こいつ、やばいらしいぞ…」井上の高校時代をライバルだった田中兄弟(亮明・恒成)が証言する。【全2回の前編/後編も公開中】
<初出:Number990号2019年11月14日発売:肩書は当時のもの>

井上尚弥が2階級で4団体統一、史上2人目…スーパーバンタム級王座統一戦

2023-12-26
【井上尚弥×マーロン・タパレス(フィリピン)|ハイライト】Round10
yomiuri.co.jp

 プロボクシングのスーパーバンタム級世界4団体王座統一戦が26日、東京・有明アリーナで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)、世界ボクシング機構(WBO)王者の井上尚弥(30)(大橋)が、世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)王者のマーロン・タパレス(31)(フィリピン)を10回KOで破り、バンタム級に続いて4団体統一を果たした。2階級での主要4団体統一は史上2人目の快挙で、日本人で初めて。
「無理してKO狙えるほど甘くない」
五回、マーロン・タパレス選手(手前)を攻める井上尚弥選手=有明アリーナで2023年12月26日、渡部直樹撮影 © 毎日新聞 提供
井上尚弥 記者会見一問一答 (msn.com)

 ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体王座統一戦が26日、東京・有明アリーナであり、井上尚弥選手(30)=大橋=がマーロン・タパレス選手(31)=フィリピン=に勝ち、史上2人目となる2階級での主要4団体王座統一を果たした。試合後の井上選手の記者会見での主なやりとりは次の通り。

「ここは通過点。次の一戦へ」

「全部KO、井上尚弥はすごい」
「全部KO、井上尚弥はすごい」

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦は26日、東京・有明アリーナであり、井上尚弥選手(大橋)が史上2人目となる2階級での主要4団体王座統一を達成した。所属ジムの大橋秀行会長の試合後のコメントは次の通り。  

 2階級4団体制覇を全部KOで勝った。今日、判定勝ちとKO勝ちでは全く違うものになったので、KOで勝ったのは大きい。この状況でああいう試合ができるのは、相変わらず、井上尚弥、すごいと実感しました。今日は(弟で世界ボクシング協会=WBA=バンタム級王者の)井上拓真の誕生日だった。すごいプレゼントになった。ほんとに弟思いの兄だと思いました。

「PFP1位誰か議論を」
米メディア絶賛の嵐

史上2人目の2階級4団体統一に成功した井上尚弥の快挙に、米メディアは絶賛の嵐だ。米スポーツ局ESPNは「井上はただ強敵に勝っているだけではない。彼は自分の部門で最高のファイターを打ち負かしている」との見出し記事を掲載。記事を執筆したマイク・コッピンジャー記者は「井上の偉大さを一言で言い表すのは困難。言い訳が必要ない。ただ彼は勝つだけ」などと大絶賛した。

同局が独自選定するパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級超越の最強選手)でも井上は今年7月に史上初の2階級での4団体統一に成功したテレンス・クロフォード(米国)に続き、2位にランクされるが「井上が1位であるという十分な議論がある」と強調した。また創刊100年の歴史と権威を誇る米老舗専門誌ザ・リングは「ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間MVP)の有力候補」と高く評価。ザ・リングが最初に選定開始したPFPランクも「誰が年間MVPとPFP1位にふさわしいかの議論を始めましょう」と記事を締めた。

23年はMLBで大谷翔平投手が10冠以上を獲得したが、井上にも同様の期待がかかる。井上は「そこを目指して試合をクリアしていないが、評価していただくのはうれしい」と反応していた。【藤中栄二】

山中慎介さんが驚いた井上尚弥のパンチ力 (msn.com)

 ボクシングで史上2人目となる2階級での主要4団体王座統一を果たした井上尚弥選手(30)=大橋=の強さを元世界王者はどう見たのか。27日に取材に応じた世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級元王者の山中慎介さん(41)は、井上選手の規格外のパンチ力に舌を巻いた。

 「相手のガードの上へのパンチでも、あれだけダメージを与えられる選手は、まずスーパーバンタム級ではいない。重量級のパンチャーなら分かるけど……」

【怪物】井上尚弥の全KO集
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