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モンスター井上

【 ボクシング編 】

井上尚弥WBA王座剥奪は回避

2024-07-16
9・3有明は4団体統一王座防衛戦「会長が交渉してくれました」

プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)はWBA王座剥奪されない見通しとなった。16日、都内のホテルで井上が9月3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者T・Jドヘニー(37=オーストラリア)と防衛戦に臨むと発表された。会見に出席した所属ジムの大橋秀行会長(59)はWBAから指令を受けていたムロジョン・アフマダリエフ(29=ウズベキスタン)との指名試合の期限(9月25日)を事実上、こなせなくなったことに言及した。

大橋会長は「保持できることになった。いろいろと交渉しました。スーパー王者は指名期限が18カ月という話もあるが、はっきりとした定義はなかったようで、そこも私は分からない」とWBA王座剥奪は回避されたと明かした。井上自らも「WBA王座の剥奪はないと。4つ(の世界ベルト)を持ってできるのは違います。会長が交渉してくれました」と感謝していた。

ボクシングダブル世界タイトルマッチに向けた会見に臨む井上尚(撮影・小沢裕) © 日刊スポーツ新聞社

”PFP1位→2位に 史上初ヘビー級4団体統一のウシクが1位奪取

2024-05-22
ボクシングのO.ウシク選手(左・写真:ロイター/アフロ)、井上尚弥(右・写真:西村尚己/アフロスポーツ) © 日テレNEWS NNN
代わって1位に浮上したのは世界ヘビー級4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク選手。日本時間19日に行われたタイソン・フューリー選手との4団体統一戦では第9ラウンドにダウンを奪うと、12ラウンドの激闘の末判定勝利。ヘビー級初となる4団体統一を達成しました。

アメリカのボクシング専門誌「ザ・リング」が日本時間20日、パウンド・フォー・パウンド(以下、PFP)を更新。9日に22年6月以来2度目の1位に返り咲いた世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手が2位に後退しました。

PFPとは全17階級のボクサーが同じ階級と想定した場合のランキング。特にアメリカの老舗専門メディアとして知られる「ザ・リング」誌が発表するPFPはボクサーの名誉の1つとして知られています。

井上尚弥 vs ガーボンタ・デービス

2024-05-18
かねて実現を待望されていた一戦だが、ライト級(61・23キロ)とスーパーバンタム級(55・34キロ)の体重差が問題視されていた。
井上尚弥 © 東スポWEB
10kgの減量しないで出来るライト級であれば・・・か?  ひと昔であれば、ガッツ石松 vs F原田の闘いということか?

オイルマネーを背景にボクシングのビッグマッチを実現させてきた、サウジアラビア娯楽庁の長官を務めるトゥルキ・アラルシク氏が、格闘技メディア「MMAアワー」に、「今年か来年に実現させたいドリームファイト」を挙げた。

その一つが、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)とWBA世界ライト級王者のガーボンタ・デービス(29=米国)の対戦だ。アラルシク氏は「もし彼ら(井上とデービス)が適正体重に達し、私たちに適切な提案をしてくれれば、それを実現できる」と自信をにじませた。

井上尚弥 対 ルイス・ネリ naoya inoue VS Luis Nery

2024-05-08
【試合解説】井上尚弥vsネリ~ダウンから逆転KOまで徹底考察分析~【神業連発】

「これはもう勝てないでしょう」井上尚弥、1回に“衝撃のダウン”も6回KO勝利

2024-05-06
4団体統一王座の初防衛に実況も絶叫 © SPREAD
1回、ルイス・ネリからダウンを奪われ膝をつく井上尚弥 © 中日スポーツ 提供
初ダウン後の『8カウント』に見せた新たな凄み

◆パンチの振りが大きい…力んでいる

 確かに井上尚も人の子だった。これまで「モンスター」の異名通り、リング上で一切の隙をみせず、冷静に闘い、圧倒的な強さを誇ってきた。だが、入場時から明らかに気合が入りすぎている。東京ドームのチケットは完売し、超満員となる4万3000人が駆けつけた。観客で埋め尽くされた景色がよほどうれしく、高揚していたのだろう。

 ゴングが鳴る。井上尚が放つパンチの振りが大きい。いつもより力んでいる。試合のピークがいきなりやってきた。開始1分40秒。接近戦で井上が左アッパーから右フックを放とうとした瞬間、ネリが顔面への左フック。被弾した井上尚が倒れた。プロ・アマを通じて初のダウンだ。

 「(連勝が)止まっちゃう。こういう最後か…」

 セコンドの大橋秀行会長の頭に一瞬、敗戦がよぎった。まだ体が温まっていない試合早々にパンチを食らい、リングに沈んでいった数々のボクサーを見てきたからだ。

 「1ラウンドのパンチは思っている以上に効くんだよ。タイミングで倒されたのではなく、ネリは左をフルスイングしていた。尚弥は相当ダメージがあったと思う」

 大橋会長だけではない。リングサイドで見ていた井上尚の弟・拓真も目を疑った。

 「心臓が止まるんじゃないか、というくらい焦った」

◆まさか…東京ドーム4万人から悲鳴

 井上尚がリング上を転がった。会場は悲鳴に包まれる。誰もが目の前の光景を信じられない。ドームにいる4万人超の中で唯一冷静だったのが井上尚だった。

 非常事態に驚いたような表情を見せながら、キャンバスに片膝をつき、レフェリーが「カウント8」を数えるまでゆっくり休んだ。

 生涯初のダウンでパニックになってもおかしくない。焦ってすぐに立とうとして、足元がふらついたところをレフェリーに止められる選手も多い。

 大橋会長が感心した口調で言った。

 「やっぱりさ、倒されたら人はすぐに立とうとするんだよ。でも尚弥は(カウント)ギリギリまで休んで、ベテランみたいだったね」

 井上尚はその場面を振り返って、言った。

6回、ルイス・ネリ(左)からダウンを奪い、KO勝ちした井上尚弥 © 中日スポーツ 提供
7日付東京本社版の1面はボクシング井上尚弥です。
facebook 日刊スポーツ新聞社さん曰く
7日付東京本社版の1面はボクシング井上尚弥です。
4団体統一同級王者井上尚弥(31=大橋)が「初ずくめ」で防衛成功(WBAスーパー、IBF初、WBC、WBO2度目)した。WBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)の挑戦を受け、6回1分22秒、TKO撃破。1回に左フックを浴びてプロ初ダウンを喫したものの、計3度のダウンを奪い返す逆転勝利を収めた。34年ぶりの東京ドーム興行で日本人初のメインを務め、ハラハラ展開の名勝負を劇的勝利で締めた。日本初となる世界ベルト4本の防衛とWBCダイヤモンドベルトの奪取にも成功。拓真との兄弟同日防衛も初めて成し遂げた。
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