大谷派教団の動き
真宗大谷派宗政の動きについて
機関紙『同朋新聞』|真宗大谷派(東本願寺)
―2024年1月に能登半島地震が発生し、2年が経過しました。門首は、2024年3月に現地にお見舞いに行かれ、昨年6月の追弔法会に出仕(※1御親修)されました。
木越
同じ石川県民として、門首が被災地に視察に行かれ、お見舞いをしていただいたこと、また昨年6月には追弔法会に御親修いただいたこと、衷心より御礼を申し上げます。能登の地は、真宗の土徳が深い土地柄ですが、地震によって住むところをなくされ、ご門徒がどこに避難されたかもわからないというお寺もたくさんある中で、門首に来ていただいたことは、非常に大きな意味を持つかと思います。
能登の復興については、財的支援もありますが、お念仏が途絶えないよう、いろいろな施策を練っています。門首も、能登に行かれた際には、ご門徒と交流できたのではないでしょうか。
門首
1月1日に地震が発生した後、職員の皆さんが能登に派遣されていると伺い、私もすぐに行きたいと思っていたのですが、やっと3月になって現地を訪れることができました。その時は、地震による土砂崩れで住職さんが亡くなられた、珠洲のご寺院を訪問させてもらいました。私は初めて、大きな地震の被害を目の当たりにしたのですが、言葉では表せないような状況でした。ご子息を亡くされた前住職さんから当時の状況を説明していただきましたが、今、思い出しても、本当に心が痛みます。被災地を回らせていただいて、悲しみ、苦しみの極地というものは、こういうものだろうかと思いました。
昨年の追弔法会には、家を失ってしまった方もおられる中で、多くの方が集まってくださり、お念仏を一緒に称えようという気持ちを起こしていただいたことが本当にありがたかったです。本当に心に沁みる、忘れることのできない法要でした。お念仏には力があるんだなということをしみじみ感じさせていただきました。
木越
本山では、1月1日に地震が起きた後、翌2日に災害救援本部を立ち上げ、3日には職員派遣とともに、救援物資を金沢から七尾へ搬入するという体制を取りましたが、現地の方々は、震災直後は生きていくのが大変で、日常ではない中で生活していく必要がありました。
それでも、やはり1年経つと、自分が大事にしてきたお念仏の教え、お念仏の声を聞きたいということで、ようやく追弔法会を催すことができのだと思います。
木越
2023年に勤まった慶讃法要について少し振り返りたいのですが、これは両堂同時のお勤めということで、大変なことでしたね。
門首
そうでしたね。私にとっては生まれて初めての、そして最後かもしれない大きな、大きな法要に身をもって相遇わせていただいたことは大変うれしく、光栄なことでした。法要期間中に参拝された方が102万人ほどとお聞きして、多くの方が真宗本廟に足を運ばれ、ともどもに大きな声で「正信偈」を唱和させていただいたことは、本当に貴重な体験でした。
法要は、「さあ勤めましょう」と呼びかけただけでは、人は集いません。やはり親鸞聖人の850回目の誕生日会を賑々しくお勤めしようという心がけと、立教開宗800年をともに喜びたいという気持ちが先に立って、全国各地、そして開教区から多くの方が参拝に来られたのだと思います。それらのことを共感できた法要は、うれしい喜びに包まれたものであり、得難い機会でありました。中でも、「子どものつどい」は境内が子どもたちの笑顔で溢れかえり、はつらつとしたいのちを感じる、本当に素晴らしいつどいでした。ちょうど、私の孫も来日していたので、各教区のブースを喜んで見て回っていました。
木越
「子どものつどい」では、参加者のお子さんが参詣席で調声して、私たちはその後ろで一緒に座ってお勤めしましたね。
門首
そうです、そうです。あの光景は象徴的でした。
木越
慶讃法要をみんなでお勤めするということが、象徴されていたように思います。
その慶讃法要に関する事業として、昨年には『教行信証』「坂東本」(以下、「坂東本」)の「カラー影印縮刷本」を発行しました。
今お手元にあるのは、『教行信証』「坂東本」の「影印本」です。こちらは、2011年に厳修された宗祖御遠忌の記念事業として発行したものです。国宝「坂東本」修復の際に撮影した非常に精密な写真が使用されています。
門首
「坂東本」は、親鸞聖人ご在世の時から現代まで残されてきたことが奇跡的なことですね。
総長、渡米!!
河和田賢淳師が東本願寺の輪番に就任される歴史的な機会に、ぜひご参加ください。
【写真日記 内定式を開催しました】
「勿忘の鐘」
東北教区では「震災を心に刻み、犠牲者を悼み、今後も復興と支援の思いを繋げていきたい」という願いのもと、震災後に土中から発見された陸前高田市本稱寺の梵鐘とともに、全国で同時刻(3月11日午後2時46分)に鐘をつき法要を勤める呼び掛けを続けてきました。
東日本大震災以降、全国や世界各地で水害や台風・地震など甚大な自然災害が頻発しております。
あらためて被害に遭われたすべての方々に思いを寄せ、自らの身に起こったこととして受け止め、鐘の音とともに心に刻みましょう。
当日は、取り組みに賛同された全国各地の別院・寺院においても、「勿忘の鐘」の衆会が開かれます。
また、東北教区ホームページから、陸前高田本稱寺での法要の様子がライブ中継でご覧いただけますので、ぜひご視聴ください。
◆本稱寺法要ライブ中継はこちら










