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パリ五輪出場マーメイドジャパンのメイクに注目!
デザイン担当のメイクアップアーティスト・石井勲さんが選手に伝授
フィジカル・パフォーマンスだけでなく、表現力や世界観で、観ている人たちを魅了するアーティスティックスイミング。そんな、アーティスティックスイミングにとって、演目の世界観を表現するうえで欠かせないのがメイクです。そこで今夏、新たな演目で世界に挑む日本代表「マーメイドジャパン」のメイク講習会に潜入。メイクのポイントから選手の意気込みまで聞きました!
「アーティスティックスイミングにとってメイクは直接、得点には結びつかないものの、世界観を高める大事な要素の一つです」とは、長年、マーメイドジャパンのメイクを手掛けるメイクアップアーティストの石井勲さん。石井さんは毎シーズン、新たな演目が決まると、テーマや楽曲、演技のイメージ、そして水着のデザインなどから着想を得て、数パターンのメイクデザインを作成。最終的には、チームの監督やコーチ、そして選手の意見を取り入れながら、デザインを仕上げていきます。
また、石井さんはメイクデザインを決定する際、採用する色使いや雰囲気などは選手たちの「好き!」という意見を大事にするそう。
「長年、女性アスリートのメイクサポートを行っていますが、やはりメイクが気に入ると、選手たちのやる気のモチベーションもすごく上がる。ですから、選手たちが好きか嫌いか、の反応は見逃さないようにしています」
今シーズン、新たに誕生したメイクは、チーム・アクロバティックルーティンのテーマ「Alligator」、デュエットのテクニカルルーティンのテーマ「Cool Japan」、そして同じくデュエットのフリールーティンのテーマ「ペガサス」。これら3つのメイクデザインに共通するのはズバリ、アイラインへのこだわりとか。
「演目のイメージに合わせて、直線的なラインで力強さ、曲線で軽やかさ、目頭への切開ラインで鋭さなどを表現しています。共通して、水中での勢いを感じさせるために、目元の丸みを抑え、シャープな印象作りにこだわりました。また、目尻のハネなど繊細のデザインまでこだわることで、遠くから見ても美しく見えるメイクに仕上げています」