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逸品の世界

ちょっと気になる逸品の世界

錦鯉

2023-09-10
錦鯉紅白 (Niigata)泳ぐ芸術品Nishikigoi錦鯉
第53回全日本総合錦鯉品評会(3)
【2023年最新版】錦鯉全国大会!ハイレベルの鯉に驚くばかり

富士川・切り絵の森美術館

2023-08-30
常設展のご案内
蒼山日菜 Hina Aoyama
蒼山日菜 Paper cutting artist-レース切り絵アーティスト-
ハサミだけで緻密な切り絵を切る「レース切り絵」の先駆者。それまでの切り絵の概念を覆すような その繊細なタッチと、蒼山が織りなす独自の世界感に魅了される人が数多く現れ、切り絵ブームとなる。文字を細かく切り出し再現した『ヴォルテールの書』はスイス シャルメ美術館の第6回トリエンナーレ・ペーパーアート・インターナショナル展覧会でアジア人初となるグランプリを受賞。News weekが発表する《世界が尊敬する日本人100人》にも選出されている。
2008年にはスイスのシャルメ美術館で開催された 第6回トリエンナール・ペーパーアート・インターナショナル展覧会に初出展し、 コンクール史上初となるアジア人初のグランプリとなりました。

飴細工界の革新児・手塚新理

2023-08-30

手塚新理(てづか・しんり)
1989年千葉県生まれ。飴細工師。手塚工藝株式会社代表取締役。幼少時からものづくりに興味があり高等専門学校に入学、卒業後、花火師として就職するが理想のものづくりの実現のため退職、2010年より飴細工師として活動を始める。店舗「浅草 飴細工 アメシン」として浅草の花川戸店、スカイツリーソラマチ店の2店舗を構える。上海やニューヨーク、バルセロナなどでの実演も行い、世界からも注目を集めている。
インスタグラム  @shinri_tezuka
ホームぺージ「浅草 飴細工 アメシン」 
www.ame-shin.com
飴細工の原料。デンプンを原料とした水飴である。
手塚さん愛用の和ばさみ。この和ばさみを作っていた燕三条市の職人さんは引退してしまった。残る一人は兵庫県にいる職人さんのみ。こちらにはお弟子さんもいるそうだ。
目の突起も和ばさみの切っ先をわずかに動かしただけで丸くできあがる。口周りやうろこなど細かい部分は後で彫る。
和ばさみで引き伸ばした部分にはさみの刃でひだをつけていき、指で形を整えていくとたちまち金魚の繊細なひれが再現される。
バーナーで表面だけを熱してツヤを出す。造形したものが溶けない加減を手が覚えている。
目の部分は炭を使う。赤い部分は食紅で着色。
花川戸店の内部。販売商品は弟子の手によるものだが、展示作品は手塚さんのもの。イカやタコなどのみごとな造形はここで見ることができる。
うちわ飴は季節ごとにデザインが変わる人気商品だ。

百種接分菊(ひゃくしゅつぎわけぎく)

2023-08-29
江戸の園芸熱

百種接分菊(ひゃくしゅつぎわけぎく)

百種接分菊】とは・・・ 江戸中期・文化の末頃から、巣鴨・染井の植木屋が菊で人物鳥獣等のさまざまな形を造って見世物としたところから「観菊」が流行しました。 「百種接分菊」(歌川国芳画)は、染井の植木屋・今右衛門が、太さ二、三寸余りの一本の台木に、百種もの菊を接ぎ木して咲かもので、その技術のすばらしさは評判となりました。

歌川国芳(うたがわ・くによし) 弘化2年(1845)
 太さ1寸(約3cm)にも満たない1本の台木から伸ばした多くの枝に、接ぎ木をして100種類の菊の花を咲かせたもの。制作者は、巣鴨・染井の植木屋、今右衛門(いまえもん)で、そのすばらしさが評判となり、大勢の見物客が押し寄せた。花名を明記した短冊は100枚あるものの、菊の種類を描き分けるというより、話題性を狙ったものとの見方もある。同年に別の植木屋も手がけ、その後も何人かの植木屋によって伝えられている。いったんは廃れてしまったが、現代では2004年に浜名湖で開催された花博(しずおか国際園芸博覧会)などで再現された。(国立国会図書館蔵)

釦(いっかけ)

2023-08-28

漆器の合口や縁に金銀粉を蒔いて装飾としたもの。いっかけの語源は、金地の古名である*沃懸地より来ており、漢字は金の口ということで「釦」の字を当てる。金釦とも通称し、木杯、吸物椀、小箱、盆などに応用される。製作方法は、まず*釦漆に*石黄と樟脳を多量に混合し、適度の粘稠度にしたものを指頭で塗布する。そして程よく乾いたところで金消粉を使うこともあり、また錆止めに上にセラックのアルコール溶液を塗布する。


釦漆(いっかけうるし)

*なやしを普通より長時間行って、粘稠性が強く乾燥を早くした漆。

*釦用漆の調整や*高蒔絵漆の製造に用いられる。

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