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駿河炭
木戸口武夫(製炭師、名田庄総合木炭) – 21世紀鷹峯フォーラム (takagamine.jp)
日本油桐炭(駿河炭)は 日本油桐を原木とする製炭技術は 明治初期に静岡県で生まれ、改良の上駿河炭という名で全国の漆職人に使用されるようになりましたが、原木の減少および製炭職人の減少により現在では人間国宝の東浅太郎氏(おおい町名田庄)に弟子入りした木戸口氏、一人となっています。
おおい町名田庄にある『名田庄総合木炭』の木戸口武夫さんが、日本で唯一の研磨炭の生産者です。
日本, 福井県大飯郡おおい町
木炭は、古来、漆器や金属器等の研磨に用いられ、現在も朴炭【ほおずみ】、駿河炭【するがずみ】(または静岡炭)、呂色炭【ろいろずみ】、椿炭【つばきずみ】等の研炭が漆芸や金工の制作に不可欠の研磨用具として使用されている。ホオノキを原料とする朴炭は主に金工に用いられ、ニホンアブラギリを原料とする駿河炭、アセビ(馬酔木)・チシャを原料とする呂色炭、ツバキを原料とする椿炭は主として漆芸に用いられている。
研炭は、ほぼ密閉した窯で原木を燃焼・炭化させ、炭化した材を燃焼中に窯から引き出して消火する白炭焼【はくたんやき】の製法により製造されるものが多く、鋸【のこぎり】等で切断した後、さらに器物の面に合わせて砥石等で成形したものが用いられる。研炭は、成形が比較的容易なため、複雑な曲面の研磨にも適している上、研汁【とぎじる】に混入した貴金属の回収が可能であることなど、耐水ペーパーや人工研磨材等の代替材料に比べて優れた特質を有している。良質の研炭は、漆芸および金工の制作のほか、有形文化財(漆工品など)の保存修理に不可欠のものである。
村田ねずみ根朱
江戸期の京都地誌『明和新増京羽二重大全』には,“蒔絵筆 村田九郎兵衛”とあります。代々村田九郎兵衛を名乗り,八代目・村田繁三氏,九代目・村田重行氏にその技術が受け継がれました。
無形文化財である漆芸の製作や修繕には欠かせない特殊な筆の製作技術者として,村田繁三氏は昭和62年(1987)に,村田重行氏は平成22年(2010)に,国が指定する「蒔絵筆製作」の選定保存技術の保持者に認定されました。【資料1・5~10】【ウェブサイト1】
人形作家・与勇輝さんの作品「ルージュ の叔父さん・叔母さん」
世界が注目する日本の「グランドセイコー」
世界最高峰の精度を実現し、耐傷性に優れた素材を開発するとともに、デザイン面でも意欲的な取り組みをする日本の時計。待望のトゥールビヨンも続々登場し、話題作は”発表即完売”も続出! 世界の時計ファンが大注目する、その魅力を徹底紹介する!
機械式は平均日差−3秒〜+5秒、スプリングドライブは月差±10秒へ進化
1960年代にスイスの時計メーカーと天文台コンクールで機械式ムーブメントの高精度を競い、1970年代や80年代は精度において機械式をはるかにしのぐクオーツムーブメントで全世界を席巻した日本。そうした精度を徹底して追求する伝統は、現在の国産時計にしっかり受け継がれている。精密加工技術の進化による厳格なパーツ製造や細心の組み立ても”ジャパンクオリティ”を支えている。