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團十郎、京都・南座での襲名披露「祝幕」お披露目
歌舞伎俳優、十三代目市川團十郎白猿(45)が14日、京都市東山区の南座で行われた襲名披露「祝幕(いわいまく)」お披露目イベントに出席した。
襲名披露興行での「口上」をはじめ、襲名演目上演の際に「定式幕」の替わりに使用される特別な引幕「祝幕」。歌舞伎十八番の全ての演目がデザインされた原画は、昨年11月の東京・歌舞伎座での襲名披露に際し、團十郎のドキュメンタリー映画を撮影する三池崇史監督(63)が、親交の深いアーティストの村上隆氏(61)に「現代の絵師が描く現代の役者絵を作って欲しい」と依頼して制作された。
今回は、十三代目團十郎白猿襲名披露、八代目市川新之助初舞台の「吉例顔見世興行」(12月1日~24日)が行われる南座仕様に作成。歌舞伎座のものより、原画の上下が広くなっている。
村上隆による十三代目市川團十郎襲名披露公演の祝幕がお目見え!
山口 晃 ⁄ YAMAGUCHI Akira
日本の伝統的絵画の様式を用い、油絵という技法を使って描かれる作風が特徴。都市鳥瞰図・合戦図などの絵画のみならず立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。
近年の展覧会に、12年個展「望郷TOKIORE(I)MIX」(銀座メゾンエルメス フォーラム、東京)、15年「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城)、18年個展「Resonating Surfaces」(Daiwa Foundation Japan House Gallery、ロンドン)等。
成田国際空港のパブリックアート、東京メトロ日本橋駅のパブリックアートを手がける一方、新聞小説や書籍の挿画・装画など幅広い制作活動を展開。 19年のNHK大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺〜」のオープニングタイトルバック画を担当する。東京2020パラリンピック公式アートポスターを制作。
月刊「モーニング・ツー」にて「趣都」を連載中。