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逸品の世界

ちょっと気になる逸品の世界

あすから「正倉院展」

2025-10-25
【第77回正倉院展】今年の見どころは?
讀賣新聞 2025.10.25朝刊
織田信長を虜にした”天下の名香” 史上初!香木「蘭奢待」の香りを再現 その舞台裏に密着【かんさい情報ネットten.特集】

時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010

2025-10-19
国立新美術館
(「結い、You-I」 2002 by 照屋勇賢] 沖縄の紅型のように見えて実は模様が落下傘だったりします。 )

沖縄の伝統的型染めである紅型の着物で、藤の花だった伝統的な文様はパラシュート兵が下降する姿へと変化している。花がまがまがしいものに変わる美と皮肉が共存する魅力にハッとする。裾の方では沖縄の基地に配備されたオスプレイが飛び、辺野古の海に生息する希少種ジュゴンが泳ぐ。展示方法は、着物を衣桁に掛けて見せるのではなく、四角いキャンバスの木枠を外し、そのキャンバスをハンガーに掛けて壁に吊るしたように紅型を見せている。西洋と東洋を問わない絵画本来の意味をも考えさせる。基地の重圧のもとでも自然と調和することを見失わない沖縄の人々の知恵と、自然破壊と戦争への警告が託されている。すべてを取り込むという紅型のなかに、形式を批判する照屋の表現がある。美しい着物の文様に見紛うほど定着した他者とは何か、多次元表現が見る側に問いかける。2002年VOCA奨励賞受賞作。現在《結い, You-I》は沖縄県立博物館・美術館[図2・3・4]佐喜眞美術館など、色や文様を変えた作品が全部で7点ある

TAKAKO KIKUCHI 「七宝×日本画」

2025-06-15
[画像:(上から)「金魚鉢」F8号、「文旦」F4号(部分)、「朝顔」S6号 すべて有線七宝・紙本彩色]
菊池貴子(きくち たかこ)さんは、七宝焼と日本画を組み合わせた作品を制作するアーティストです。特に、七宝焼で表現された生き物の光沢と透明感、そして岩絵具で描かれた背景との調和が特徴的です。
「七宝焼×日本画」という技法の珍しい組み合わせ
「朝顔」S6号 すべて有線七宝・紙本彩色

「七宝焼×日本画」という技法の珍しい組み合わせ。
七宝で表現された生き物の持つ光沢と透明感は、生命が放つ煌めきのようです。
また岩絵具で描かれた背景は、柔らかい空気感でそれを支えています。
菊地は「作品の中に小さな世界を築きたい」とし、二つの技法を一つの世界で共存させました。
期待の作家の初個展です、ぜひお立ち寄りください。

■靖山画廊オンラインストアでも出品作の一部をご紹介しております!
靖山画廊オンラインストアへはこちらから

菊池貴子さんという方が七宝焼でつくられた桃
丁 仁愛 | INAE Jeong @inaecantabile

「あれは冷泉家であったのか!」

2025-05-27
facebook Mutsumi Ohtaさん曰く
烏丸今出川近く、同志社キャンパスの一画に食い込むようにして、そのボロ屋敷はありました。門の屋根瓦が崩れかけておりお化け屋敷状態。
1980年前後に京都の学生だった私は今出川通を挟んで御所の北隣にある妖気漂うこの建物を訝しく見ておりました。
京都を離れてしばらくした頃、ニュースで冷泉家の大修理が行われている事を知り、映像を観て驚愕。
「あれは冷泉家であったのか!」
公開されれば国宝間違い無しの門外不出の家宝を多数抱えながら朽ち果てて行く家屋の行く末を案じて当主が決断。
所蔵する古文書群を時雨亭文庫として公開し、公益財団法人を設立して公的援助を受け、家屋修理を実現したのでした。
現在、国宝5点、重要文化財48点の指定を受けています。
公益財団法人冷泉家時雨亭文庫

皇族 久子さま 粋な「破れ」の帯 承子さま「糞掃衣」調の意

2025-04-30
活躍する女性皇族 久子さま 粋な「破れ」の帯 承子さま「糞掃衣」調の意匠をスタイリッシュな着こなしに専門家もにっこり
 安定的な皇位継承に向けた皇族数確保をめぐり、各党での議論が続く中、活躍する女性皇族への関心が高まっている。春の園遊会でも女性皇族は和装で臨み、招待客への細やかな気遣いを見せた。皇族として務める名誉総裁職と公務の数が多く、「多忙な皇族」と言われるのが高円宮妃の久子さまだ。長女の承子さまとともにおふたりの着こなしに注目した。 


やわらかな白藍色(しらあいいろ)の地に、宮廷の女性が用いた檜扇(ひおうぎ)と鳳凰の刺繍が見事な訪問着をお召しだった。

 京都市で京友禅の誂えを専門とし、著名人らの顧客も多い「京ごふく二十八」を営む原巨樹(はら・なおき)さんが注目したのは、久子さまの帯だ。

「締めていらっしゃるのは、破れ亀甲文様の帯です。長寿吉兆の象徴である連続した亀甲を破れ目のようにデザインした文様で、着こなしに軽やかなリズムが生まれます」

 破れ亀甲文様の帯は、昨秋の園遊会や黒田清子さんの披露宴などでもお使いだった。昨秋は、流水文様が美しい裾濃(すそご)の着物と調和する朱色の帯留めを、今年は白藍色の訪問着と同じオパールのような石のついた帯留めを選ばれたことで、また新鮮に着こなされている。お気に入りの帯のひとつなのかもしれない。

この春の園遊会では、承子さまも、帯に「粋」な意匠を選ばれている。

 身長も高い承子さまは、ふだんから大振りの古典柄や唐(中国)風の髪型や衣装の子どもたちが遊ぶ姿を描いた唐子文様といった難しい柄行も、スタイリッシュに着こなされる。

 この日の園遊会では、春にふさわしく朱や白の菊を中心に裾に牡丹が描かれた訪問着だが、前出の原さんは、やはり帯に注目したという。

「お釈迦さまが修行で用いたとされる『糞掃衣(ふんぞうえ)』をイメージされた帯ではないでしょうか」

 糞掃衣は、ここ最近注目を集めた正倉院宝物のひとつでもある。ぼろ布を洗い清め、縫い合わせた袈裟を身に着けることで、執着を手放したことに倣ったとも言われる。

 原さんは、糞掃衣を織りで表現しモダンに仕上げた帯と古典柄を組み合わせた着こなしに惹かれた、とほほ笑む。

「糞掃衣は用い方が難しいのですが、フォーマルな園遊会でスマート着こなされている。素晴らしいなと感じました」

美術品の取り扱いエトセトラ

表装について

2025-06-16
BS放送大学テレビより
BS放送大学テレビより
掛軸各部の名称・取り扱い
掛軸各部の名称・取り扱い
納め方(箱への置き方)は軸枕に軸先を入れます。軸枕は幅の広い部分と狭い部分がありますので、広い部分に軸の八双(軸上部の半月形の木)をあてると納まりが良いです。

表装について

2025-10-05
讀賣新聞 2025.10.05朝刊
その意(こころ)
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