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鉄の今

【今の鉄路】

JR東日本とJR西日本

2024-07-06
JR東日本(左)とJR西日本(右)の在来線車両。【撮影:鉄道プレスネット(左)・草町義和(右)】
「在来線車両で装置・部品の共通化」検討 初の技術的連携

JR東日本とJR西日本の2社は7月5日、在来線車両の装置や部品について共通化の検討を開始したと発表した。2社が在来線で技術的連携を行うのは初めてという。

まずモーターやオイルダンパー、行先表示器、パンタグラフなどの共通化の検討に着手。事業者の独自性と効率化のバランスを見ながら共通化の対象部品を拡大する。ドアの位置・枚数や車体の幅・長さ、先頭部のデザインなど事業者独自の仕様となるものについても今後検討する。

2社は4月に覚書を締結し、在来線車両の装置・部品共通化の検討を共同で開始した。車両メーカ-やサプライヤーの製造プロセスの効率化や生産性の向上に寄与することでサプライチェーンの強靱(きょうじん)化を目指す。これにより装置や部品の効率的な調達が可能になるという。

このほか、2社の設計プロセス効率化や設計技術向上を目指した交流、この取り組みに賛同してもらえる事業者や車両メーカ-、サプライヤーとの意見交換も行っていく考えだ。

装備・部品共通化のイメージ。【画像:JR東日本・JR西日本】

この電車「寝台特急」だったんだぜ…?

2024-06-29
クモハ419形を先頭にした419系。登場時は赤2号+クリーム10号の塗色だったが、1988年から順次この「新北陸色」に変更(ジョリートロリー氏提供)。
凄まじい魔改造の痕跡 ローカル電車への“無理やり転用”なぜ行われたのか | 乗りものニュース (trafficnews.jp)

花形の「寝台特急」が、地方都市のローカル輸送用に相次ぎ改造されたことがありました。車内には、ローカル電車にはあまりに不釣り合いな設備を、無理やりどうにかした跡が多数。今も語り草の「近郊型改造」はなぜ行われたのでしょうか。

京都から下関まで14時間半 「偉大なるローカル線」に乗ってみた

2024-05-27
長門市駅に着いた1両編成の列車=1月11日午後9時1分、山口県長門市、鈴木智之撮影
     書店で売られている鉄道時刻表の地図をご存じだろうか。
 およそ正確とは言い難い形をした日本列島の中にいびつな曲線が何本もひかれ、ぎっしりと駅名が詰まっている。
 記者の私(31)は、旅のロマンが凝縮したこのページの20年来の愛読者だ。
   食い入るように見つめたあげく、この冬、乗ろうと決めたのは「偉大なるローカル線」こと、JR西日本の山陰本線だった。
 古都の玄関・京都駅から本州最西端の山口県下関市・幡生(はたぶ)駅までを結ぶ673・8キロの鉄路。
   これを1日かけて乗り通すことにしたのだ。

東海道・山陽新幹線を使えば3時間ほどの距離を、起点から終点まで乗り通す人間はまあまれだろう。同好の友人から、せめて1泊すれば、と至極まっとうなアドバイスを受けたが、無視した。行程上に日中は運休する区間があってやむをえなかったこともあるが、「1日で乗る」こと自体に意味を見いだしたかったからだ。
 支線を除けば、山陰本線は東京と大阪・神戸を結ぶ東海道本線をも上回る日本最長の在来線なのだ。だから、きっと達成感も日本一なのではないか、と勝手に考えた。
 記者としての興味もあった。ローカル線としてご多分に漏れず乗客の減少が続き、全体の半分の区間では輸送密度(1キロあたりの1日平均乗客数)が2千人を切っている。JR西日本の社長が「大量輸送機関である鉄道としての特性が生かせず、非効率」と言い切る厳しい状況だ。
 「今のうちに乗って、この目でみておきたい」。休みをとった私は1月のある朝、京都駅に向かった。

従来の予定より2カ月ほど前倒しする。

2024-05-15
大阪メトロ中央線の新型車両400系電車(撮影地は乗り入れ先の近鉄けいはんな線)。【ポニー/写真AC】
大阪・関西万博の会場アクセス路線になる大阪メトロ中央線の延伸区間(北港テクノポート線の南ルート)について

大阪・関西万博の会場アクセス路線になる大阪メトロ中央線の延伸区間(北港テクノポート線の南ルート)について、大阪メトロは来年2025年1月末の開業を目指す方針を正式に決めた。従来の予定より2カ月ほど前倒しする。

名鉄の新型車両

2024-05-15

名鉄は新型通勤車両の9500系電車と9100系電車について、本年度2024年度の導入分は車両の構造を一部変更することを明らかにした。編成先頭のドアの位置を変える。2024年度の設備投資計画に盛り込んだ。


編成先頭のドアの位置を中央に変更した9500系のイメージ。【画像:名鉄】
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