飛行機
飛行機の世界
番外編 そのⅡ
米のパンナム旅客機、特別便で来年復活
(CNN) 世界の空の旅の主役としてかつて一世を風靡(ふうび)し、1991年に破産して姿を消した米「パンアメリカン航空」の旅客機が来年6月に「復活」し、ニューヨーク市から12日間の旅に登場することとなった。
パンアメリカン航空の知的財産などの使用許諾権を保持する「パンアメリカン航空ブランズ」が計画している「大西洋横断をたどる」と称した特別便の旅。
大西洋上の島や欧州諸国などに立ち寄り、ニューヨークへ戻る旅程となっている。英領バミューダ、リスボン、マルセイユ、ロンドンにアイルランド・フォインズを訪れる予定。これら都市などはパンアメリカン航空のかつての就航先だった。
ただ、最高級ホテルの利用も含めたこの旅行の値段は高い。1人あたり5万9950米ドル(約957万円)となっている。募集人員は50人。
旅に使う機材は米ボーイング社製の757―200型で、全座席がビジネスクラス仕様となっている。
番外編
(CNN) 米ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」で国際宇宙ステーションに到着した宇宙飛行士2人の帰還が遅れている。2人は再びスターライナーに搭乗して地球に戻る予定だが、出発が2度にわたって延期され、宇宙ステーション滞在が長引いている。
米航空宇宙局(NASA)のベテラン宇宙飛行士スニ・ウィリアムズさんとバッチ・ウィルモアさんは、スターライナーに搭乗して今月6日に宇宙ステーションに到着。当初の滞在予定は約1週間だった。
しかしスターライナーは宇宙ステーションに向かう途中でヘリウム漏れや推進システムの突然停止など相次ぐトラブルに見舞われ、復路がどうなるかをめぐって疑問が浮上した。
NASAの18日の発表によると、ウィリアムズ、ウィルモア両宇宙飛行士の帰還は今月26日以降に延期され、滞在日数は少なくとも20日に及ぶことになった。技術者は宇宙ステーションにドッキングしているスターライナーの問題の見極めを急いでいる。
「ブルーインパルス」はなぜ”海外進出“しないのか
「ブルーインパルス」が生まれた1960年代は、敗戦後の歴史から自衛隊に反対する人も多く、空自の存在を知ってもらうためにチームが結成されたといわれています。その一方、こうした活動に重点を置いているため、海外へは1997年の米空軍創設50周年を記念した航空ショーへ遠征したのみです。
ブルーインパルスの役目からすれば、無理に海外の航空ショーへ参加する必要ないでしょう。しかし、各国のアクロバットチームの目的を探っていくと、親善大使や派遣国の産業のアピールなども役目と気づかされます。
カラフルで目立つ塗装と曲技飛行が、友好を示すメッセージなのは明らかです。また、シンガポール航空ショーに参加する韓国空軍の「ブラックイーグルス」が台北やフィリピンで途中給油するように、経由・給油地となる国との友好関係構築にもつながります。