本文へ移動

兵器・武器

矢でも、鉄砲でも・・・。

安い中国戦闘機? パキスタンで威力誇示…「台湾に警鐘を鳴らした」

2025-05-14
パキスタン軍の中国産戦闘機J-10 [ロイター=聯合ニュース]

最近のインドとパキスタンの武力衝突過程でパキスタンが動員した中国産武器が高い性能を見せ、中国と軍事的緊張関係にある台湾で懸念の声が出ている。

香港日刊サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は13日(現地時間)、台湾で「今回のパキスタン・インド衝突でパキスタンの中国武器が見せた性能は台湾に警鐘を鳴らす」という警告が出ていると報じた。SCMPが引用した国防専門家はインド-パキスタン武力衝突について「台湾と中国の間の葛藤がどのような姿になるかに対するプレビューだった」と話した。また、中国の武器がインドのような西側の混合武器を上回り始めたことを傍証すると分析した。

台湾立法院(国会)外交国防委員会所属の陳冠廷・民進党議員は10日、「インドとパキスタンの空中戦は中国のPL-15空対空ミサイルとフランスのミーティアミサイルが初めて対戦した事例であるはず」とし「この武器体系がどのように性能を発揮したかが今後の世界の防衛調達決定に影響を及ぼすだろう」と指摘した。

続いて「台湾の立場では我々ががいかなる脅威に直面していて、我々の力量をどこに迅速に投入するべきかを想起させた」とし「台湾の安全保障に示唆する点がある今回の交戦の力学を綿密に点検し、今後の脅威を予測して対応策を用意する必要がある」と強調した。

これに先立ち4月22日、カシミールのパハルガムではイスラム過激組織のテロで観光客26人が死亡し、17人が負傷した。インドはパキスタンが背後にあるとして7日、報復攻撃を行った。この過程でパキスタンは中国から導入したJ-10C戦闘機が発射したPL-15ミサイルでインドのフランス製ラファール戦闘機を撃墜したと主張した。

パキスタン軍によると、この日未明、インド軍の戦闘機72機に対抗してパキスタン軍の戦闘機42機が発進した。パキスタンはJF-17、J-10、F-16を投入したと明らかにした。JF-17は中国とパキスタンの合作戦闘機だが、事実上中国の技術で製作された。パキスタンはインド軍のラファール(3機)、Su-30MKI(1機)、MiG-29(1機)、無人機(1機)を撃墜したとして地図まで公開した。CNNとBBC、ロイターもその一部を確認した。

J-10は価格が安く大量に配備するために開発された中国戦闘機で、ラファールはフランスの主力戦闘機だ。ラファールはJ-10Cより高性能で価格も高い。中国が2016年に開発したPL-15は戦闘機のレーダーから情報を受けなくとも自ら目標に向かっていく能動レーダー誘導長距離空対空ミサイルで、最高速度はマッハ5以上、最大射程距離は200キロを超えると推定される。シーカー(探索器)で能動的位相配列(AESA)レーダーを使用する。中国はパキスタンにPL-15の輸出型PL-15Eを輸出した。PL-15Eの最大射程距離は150キロ前後。

SCMPによると、軍事専門家らは中国の通信ネットワークを活用する軍事運用能力にも注目した。武器の導入を増やすだけでなくネットワークを中心にする軍事運用体系の構築が必要という指摘もあった。

台湾国防部のシンクタンク国防安全研究院のシュイシャオファン首席研究員は「今回の戦闘は中国が統合戦術を見せた一種の代理戦だった」とし「中国の支援下でパキスタンは空中早期警戒機とデジタル指揮ネットワークを活用して全方向戦闘作戦をした」と分析した。続いて「パキスタンはJ-10Cの独自のレーダーを使わずにPL-15を発射することができた」とし「これは戦闘機の露出危険を最小化しながら先制打撃能力を最大化できる方式」と説明した。そして「単純にミサイル性能の問題でなく、ミサイルの後ろにあるネットワークが作戦が核心」と話した。

国防安全研究院のスツウォン研究員も「システム統合がなければ台湾の長距離攻撃対応力はきわめて制限される」と強調した。

軍事分析家のるエリッヒ・シ氏は「台湾軍の統合レベルは数十年遅れている」とし「台湾が保有する、米国が台湾に販売したE-2K早期警戒機さえも現代空中戦に必須の最新協同交戦インターフェースを備えていない」と指摘した。

台湾海軍中将出身の軍事専門家ランニンリ氏も「今回の交戦は台湾の軍事計画に警鐘を鳴らした」とし「台湾は武器の購入にとどまらずシステムを構築する必要がある」と強調した。

節約です!!

2025-04-30
アキテーヌ級駆逐艦(画像:アメリカ海軍)
ドローン相手にミサイルは高い…

フランス統合参謀本部は2025年4月18日、海軍所属のフリゲートがイエメンの反政府勢力であるフーシ派のドローンを、艦砲で撃墜する映像を公開しました。

【画像】アキテーヌ級駆逐艦(画像:アメリカ海軍)

E-4Bナイトウォッチ

2025-03-11
【地球最後の日の飛行機】E-4Bナイトウォッチの機内を紹介、大統領が使用するVIPルームの映像も!
世界の終わりの日のためのアメリカ空軍飛行機「E-4 ナイトウォッチ」
【狂犬】マティス国防長官が日本(横田基地)にE-4Bナイトウォッチで到着 2017/2/3

余りに違う数という現実!!

2025-03-07
困った方ですが、この現実、この数を突き付けられると、反論は中々、黙るしか・・・ないのでしょう・・・か?

改良ジェットをF15が護送 ゼレンスキー氏運んだ「特別空輸作戦」

2022-12-22
2022年12月21日、米軍機でワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着したウクライナのゼレンスキー大統領(中央左)。ウクライナ大統領府提供=ロイター © 朝日新聞社
ウクライナのゼレンスキー大統領は、戦時下のウクライナを抜け、どうやって米国にたどり着いたのか――。

仏ルモンドなどによると、ウクライナとポーランドとの国境までは列車で移動。航空追跡サイトをたどると、米軍機がポーランド南東部のジェシュフからワシントン郊外にあるアンドルーズ空軍基地に飛んでいるという。ゼレンスキー氏の搭乗機には、米軍のF15戦闘機の護送がついたという。

 航空専門のサイトによると、搭乗機はボーイング737型機をベースに作られたビジネスジェットに改良を加えたもので、大統領専用の「エアフォース・ワン」と同様の水色の塗装が施されている。ペロシ下院議長が今年8月に台湾を訪問した際にも同型機が使われ、今回のフライトには「特別空輸作戦」という便名が付けられたという。(畑宗太郎、丹内敦子)

TOPへ戻る