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【野球は巨人という時代がございましたが・・・】
指名漏れ慶大・清原正吾、今後は未定「まだ何も」 堀井監督が説明「現実を受け止めて」
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、都内で開催され、清原和博氏の長男、慶大・清原正吾内野手は育成でも名前が呼ばれず、無念の指名漏れとなった。慶大野球部の堀井哲也監督は「本人の今後、今の気持ち、まだシーズン中ということでまずはリーグ戦に集中したい。その先のことはまだ決まっていないと申しておりました」と進路について言及した。
清原は、中学ではバレーボール部、高校ではアメリカンフットボールに所属し、野球から離れていたという特異な経歴の持ち主。大学進学後に初めて本格的に硬式野球へ取り組み、今春のリーグ戦から4番に定着。リーグ戦通算成績は29試合で打率.226(106打数24安打)、2本塁打、11打点、1盗塁。9月28日の明大1回戦でリーグ戦初本塁打を放つと、10月7日の東大3回戦で2号を放っていた。
NPB通算525本塁打を誇る清原和博氏の長男としても注目を集め、この日の会見場には報道陣が約60人集結した。指名された際のみ登場する予定で、席は用意されていたものの、本人は登場することなくドラフト会議を終えた。
50歳・松井秀喜氏が東京ドームで3ラン!
◆エキシビションマッチ KOBE CHIBEN―高校野球女子選抜(23日、東京ドーム)
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が率いる「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜が対戦する「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜KOBE CHIBEN」が開催された。
スタメンは1番投手・イチロー氏、3番左翼で3年連続参加の松坂大輔氏(44)、4番中堅で初参加の松井秀喜氏(50)。メジャーをわかせたレジェンド3人が名を連ねた。
初参加の松井秀喜氏は第2打席以後は臨時代走で走塁面を免除となったが、全打席に立ち、背番号「55」が東京ドームを沸かせた。圧巻は8回、2死一、三塁で右越えの本塁打。ベンチに戻ると、イチロー氏から出迎えられて肩をたたいて祝福された。
札幌ドーム、赤字6億円、解体も困難…税金10億円投入、巨大な負債施設に
「今期の業績予想については詳細の公表をしておりませんが、引き続き、黒字化実現を目指してまいります。ネーミングライツや新規広告枠の販売を含めた広告事業、前期以上のイベント日数の確保、経費削減によって黒字化を目指します」
西武・辻前監督 勇退した夜に福岡市内の飲食店で遭遇し、労いあった相手とは…
CSファーストステージで敗退し、勇退が発表された10月9日。辻監督は取材の中で「ここまできたのは同じ年にドラフトで入ってきた源田の存在が一番大きかった。あの子がいなかったら優勝はなかった気がします」と17年に“同期入団”し、20年からは主将も任せた源田を称賛。「山川もあれだけ打ってくれて、森も、みんなそうですけど、やりたい野球はショート源田がいなかったらできなかった」と目を細めた。
源田が入団した17年の春季キャンプ。辻監督、当時の馬場内野守備・走塁コーチと南郷スタジアムのグラウンド、室内練習場で来る日も来る日もノックを受けていた姿が思いだされる。指揮官は「バッティングも悪くなかった」と開幕からスタメンに抜てき。源田は19年4月まで続いた新人開幕戦から299試合連続フルイニング出場のプロ野球新記録を樹立。今や球界No.1と称される遊撃守備で確固たる地位を築いている。
勇退が決まった夜、辻監督は福岡市内で息子のパチスロライター・辻ヤスシ氏(37)らと夕食を取っていた際に店内で源田夫妻らの姿を発見した。いたずら好きな辻監督はすぐに自らのスマートフォンで「ゲン、肉うまいか?」と送信。すると、スマホに目を落として愛妻と顔を見合わせた源田があたりをキョロキョロ。辻監督を見つけると駆け寄り、ともに戦った6年間をねぎらいあったという。
名手として知られる辻監督は二塁手としてゴールデングラブ賞を8度も受賞。80年代後半~90年代前半の西武黄金時代を支えた。時代も時代、家では子育てを手伝う時間はなく、試合中もスタンドを見る余裕がないほど野球に向き合っていたという。それでも胸中にあったのは「優勝して、家族をハワイ旅行に連れて行く」。それが「自分のできる家族孝行」と考えていたそうだ。
19年6月11日の巨人戦。初回2死一塁で山川の中前打と巨人の中堅・丸のファンブルの隙を突き、一塁走者が長駆生還を果たした。87年の日本シリーズ第6戦で辻が見せた「伝説の走塁」を再現させたのが、源田だった。「よみがえったろう?(報道陣も)そう思うだろうな、と思ったよ。俺も思い出したから」と振り返った辻監督。「俺の時は(スタートを切って)走ってないし、(守備で)ジャッグルもしていない。そう考えると凄いな」と自画自賛しつつも愛弟子の好走塁は本当にうれしそうだった。
堅守、好走塁で輝いたグラウンド内だけでなく、グラウンド外でも家族を大切にする姿勢が愛弟子にも受け継がれていた。23日のファン感謝イベントで、辻監督のユニホーム姿は見納めとなる。来季も主将を継続することが決まった源田は恩師の去ったグラウンドで、どんな姿を見せてくれるのだろう。(記者コラム・花里 雄太)