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【野球は巨人という時代がございましたが・・・】
オリックス・山本由伸、シリーズ記録の14K1失点完投
第1戦はエースらしくなかった。フォークが多く、よそ行きの投球をしていた。この投手のよさは155キロを超えるスピードはもちろんだが、キレのあるストレートにある。さすがにシリーズ2度目の登板になったこの日はストレートを多めに使ってきた。
しかしだ。そのストレートが右打者の内角にシュート気味に入って来た。意図していたわけではないと思う。体が突っ込んでいるから、腕が横回転になっていたのだ。本来の伸びのあるストレートとは明らかに違った。走者が三塁まで行くと力がこもった投球をしたけど、そこまでは“本物の沢村賞投手”の面影はなかった。
しかし、このまま終わらないのが山本由伸という投手のすごさだよ。フラフラしながらも、4回のピンチを断った。そこで気がついたのだと思う。「フォークを空振りしない。狙われている」。前半に取った三振は膝元から落ちる球。打たれたのは甘く入ったフォークやシュート気味に入ったストレート。フォークはストレートとともに武器だから、捨てるわけにはいかない。「それよりも今日、自分の一番いい球は何か」。よりどころになる球を見つける能力を一流の投手は身につけている。山本が探し当てた球はストレートだ。
山本はシリーズ終了後にポスティングシステムでの米大リーグ移籍を表明する可能性があり、その投球は海の向こうでも注目を浴びた。MLBネットワークのジョン・モロシ記者はニューヨーク時間の朝9時に当たる日本時間午後10時に自身のXを更新し、「ヤマモト日本で最後の先発で傑作を披露し、MLB各球団にセンセーショナルな印象を与えた」と伝えた。
メッツ、ヤンキース、ドジャース、フィリーズ、レンジャーズ、カージナルス、ジャイアンツ、レッドソックス、カブスなどが山本を熱心に視察しており、契約総額は、7年2億1100万ドル(約317億4000万円)と予想されるなど、田中が2014年にヤンキースと結んだ7年1億5500万ドル(当時のレートで約161億円)を超え、日本選手の米球界移籍時の最高額を更新することが確実視されている。
山本由伸を攻略したのに…なぜ宮城大弥の前に沈黙したのか
「バウアー残留」
プロ野球は日本シリーズの熱戦やドラフト会議の話題で盛り上がっています。そんななか「スポーツ新聞時評」が注目したのはこちらの記事です。
『ドラフト会議中なのに『バウアー残留』謎のトレンド入り DeNA度会隆輝の交渉権獲得で「1位が即戦力投手じゃないって事は…」』(中日スポーツWEB10月26日)
先週木曜におこなわれたドラフト会議。各球団の指名に沸く最中、ドラフトとは無関係のはずの「バウアー残留」がX(旧ツイッター)で謎のトレンド入りを果たしたのだ。
堀内恒夫選考委員長「目からうろこ落ちる」
サイ・ヤング賞右腕が一石を投じた。
故沢村栄治氏を記念し、シーズンで最も優れた先発投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会が30日、都内のホテルで開かれ、オリックス山本由伸投手(25)が3年連続3度目の受賞を決めた。選考はDeNA東との一騎打ちだったが、委員からはDeNAトレバー・バウアー投手(32)への称賛の声も聞かれた。
今年の「沢村賞」は大方の予想通り、オリックスの山本由伸が3年連続の受賞となった。
本人は10月28日の日本シリーズ第1戦でKO負けを食らったばかりだから、気持ちは晴れないかもしれない。出来れば日本シリーズ第6戦以降でリベンジを――と思っているだろうが、空前の偉業であるのは間違いない。
3年連続沢村賞は1956~58年の金田正一(国鉄)以来2人目。パでは初だが、そもそも沢村賞は1988年まではセだけの賞だった。もしパも含めていれば、稲尾和久(西鉄)などが該当した可能性はあるだろう。
ともに意見が一致した“自分でコーチを使えるような立場になる”という考え方
巨人軍の野球は今?
阿部巨人入り間近?
「トーキョー・ジャイアンツが優勢のようだ」
4年ぶりのリーグ優勝を目指す阿部巨人の新助っ人獲得に関して海の向こうの米国からこんな情報が飛び込んできた。
その選手とは、大谷翔平の古巣エンゼルス3Aのトレイ・キャベッジ一塁手兼外野手(26、右投げ左打ち)。
2015年ドラフト4巡目でツインズ入りし、22年にエンゼルスに移籍。昨季初めてメジャー昇格を果たし、22試合で1本塁打も、3Aでは107試合で打率.306、30本塁打、32盗塁でトリプルスリーを達成したパワーと足が自慢だ。
米球界関係者が言う。
超攻撃的なタイプの1、2番候補は高橋由伸氏以来となる「慶大卒の外野手」 ︎読売ジャイアンツ 萩尾匡也
実は、ついこの間ご紹介した増田陸(巨人)と“こちら”、“どちらにしようか”と考えた挙げ句、増田を取り上げたのだが、“いや、やっぱりいいものはいい”ということで、チーム内ではライバルとなりそうな両者を禁断のダブルブッキング的に紹介することにしました。
今季(2024年)、その増田と外野のポジションを争うことになるかも知れないのは、大卒2年目の萩尾匡也(はぎお・まさや)。2022年のドラフト2位で慶應大から入団した右投げ右打ちの外野手である。ちなみに巨人が同大の外野手を指名したのは高橋由伸氏以来で、左と右の違いこそあれ広角に強い打球を打つことができること、走力もあり(萩野は50m6.0秒)、守備力もあるという点は共通項として挙げられる。
フレッシュ1、2番コンビ&“恐怖の7番”誕生か
阿部慎之助監督の下で2年連続Bクラスから巻き返しを期す巨人の「2024年開幕スタメン」を予想する。中田翔、ルイス・ブリンソンらが抜けた一方、2年目を迎える浅野翔吾の成長など、いい意味で不確定要素が多い。
現時点で阿部監督がレギュラーと明言しているのは、一塁・岡本和真、三塁・坂本勇人、遊撃・門脇誠の3人のみ。19歳の浅野が「1番・中堅」に定着できるようなら、非常に楽しみだ。高卒ルーキーだった2023年も、スタメン出場8試合のうち5試合が「1番」。俊足で長打も秘めていることから、相手にとって脅威となる。
2番はしぶとい門脇。ルーキーイヤーの2023年は7月下旬まで打率1割台に低迷していたが、8月に月間打率.339をマークするなど、後半戦に打撃でも持ち味を発揮した。チーム最多の11盗塁をマークした俊足。場合によっては1番に定着する可能性もありそうだ。
【巨人】浅野翔吾「やらかした」ズッコケデビューも前へ 菅野から学んだ「失敗との向き合い方」
<巨人6-0DeNA>◇8日◇東京ドーム
巨人ドラフト1位ルーキーの浅野翔吾外野手(18)が、ズッコケデビューを果たした。
6回途中から代打で途中出場し、初打席は空振り三振。
そのまま入った右翼守備では、右中間の当たりに足を滑らせズッコケた。
8回の打席でも連続空振り三振ながら、フルスイングを貫く姿に、本拠地・東京ドームは驚きと笑いが入り交じった大歓声で「浅野劇場」が繰り広げられた。
チームは完封リレーで勝利を飾り、首位阪神に3・5ゲーム差に迫った。
◆JERA セ・リーグ 巨人6―0DeNA(8日・東京ドーム)
巨人が完封リレーで2位のDeNAを下し、3位・広島に0・5ゲーム差、首位・阪神には4月24日以来の3・5差に迫った。先発の菅野智之投手(33)が7回無失点。ドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)のプロデビュー日に、貫禄の2勝目を挙げた。6回に代打でプロ初出場した浅野は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(87)=報知新聞社客員=ばりの2打席連続空振り三振。初の守備機会では豪快にずっこけて菅野から頭を“ぽんっ”とされるなど、大物感あふれるプレーで東京Dを沸かせた。
90周年を迎える巨人が新ユニホーム&ロゴを発表
巨人は23日、「ジャイアンツファンフェスタ2023」を東京ドームで開催し、90周年となる来季から着用するユニホームとロゴを発表した。新たなロゴのデザインは高級ブランド「ティファニー」がデザインした。
ロゴはティファニーがデザインし、ホームは既存のマークにわずかに変更が加わった。ビジターはTとGが掛け合わされたマークとなった。ビジターユニホームはグレー基調のカラー、ソックスとアンダーシャツはブラックとなった。
ビジョンにはティファニーから「日本球界の頂点に立つための読売巨人軍の長い努力に敬意を表し、『Home』と『Away』ロゴを発表いたします」とのコメントが映し出された。
新ユニホームを着て登場した戸郷翔征投手は「来年は巨人軍90周年です。記念すべき優勝、日本一をファンの方と味わえるようにしたいと思います」と語った。(Full-Count編集部)
巨人の「ジャイアンツ・ファンフェスタ2023」が23日、東京ドームで行われ、球団創設90周年となる来季のユニホームが発表された。
ビジターユニホームは一新され、グレーを基調とし黒、白も使用。帽子のロゴも70年ぶりに復活した「TG」のマークが描かれている。ホームの「YG」を含め、ロゴはティファニーとコラボする形となり、場内からは「おー!」という声が上がっていた。