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願正寺って?

願正寺の縁起(歴史)

当山の門前風景です。

2023-05-09
亀山公園山頂から望む隈町の家並と当山本堂
天正9年(1582年)、西心和南により、現在地(隈町)に圓庵が結ばれる。
以来、宗誓禅師、祐心律師、祐圓前大徳、釋永知と法灯は受け継がれる。
 
寛永12年(1636年)、初代住職となる大心庵釋祐心の願いにより、大谷本願寺13代宣如より「親鸞聖人御影」が下付されて、真宗寺院としての形が完成する。
以来今日まで、真宗寺院として、その法脈は、15世を数える。
また、真宗大谷派末寺への法灯継承を物語るものとして、大谷本願寺12代教如下付の「六字名号」が今日に伝えられている。
 
「平成の大修理」を終えた本堂は、江戸時代に建立された旧本堂解体の後に、12世釋海善の発願によって、近代真宗寺院の体裁を完成させたとされる京都「東本願寺」御影堂再建棟梁を務めた尾張の9代目伊藤平左衛門を棟梁に迎えて、明治26年着工された建物である。
 
その他として、今回の大修理により改装された『山門』は、7世釋順亮の発願により享和元年(1801年)に、又、鐘楼は、11世釋大憲の発願により明治15年(1882年)建立されたとの記録が、今回の大修理の際の解体作業中に、棟木に記された墨書より明らかになった。
当山の宗祖親鸞聖人御影です。
現在の当山堂宇
山門です。
門徒会館の玄関です。
門徒会館の玄関の設えです。
お内仏の間(30畳)もイス席です。
お内仏の荘厳です。
本堂内陣の荘厳です。
本堂参詣席(35畳)の設え、全席が一人用イス席です。
寂静閣(境内納骨堂)の荘厳です。
参詣席での焼香も、今は立礼です。
当山の寺紋は、三つ引き両です。
真宗大谷派の代紋
同朋の会の旗印
南木家の家紋

当山創建の頃の社会情勢

当時は、日本史では戦国時代が終わりを告げる安土桃山(本能寺の変~)時代から江戸幕府成立の激動の時代でした。

2024-07-03
寛永13年(1636年)、この歳に、当山は真宗寺院としての名のりを上げ、その証として宗祖親鸞聖人の影像を、本願寺の宣如上人より賜りました。
世間では、生まれながらの将軍である江戸幕府三代将軍 徳川家光の御代でした。
その象徴的な出来事が、次の事業でした。
寛永13年(1636年)、徳川家康とくがわいえやすの13回忌に合わせ、日光東照宮の本殿と陽明門が完成する。
徳川幕府第3代将軍・家光によって造営されたものである。 

徳川家康は1616年(元和2年)4月17日、駿府城(静岡県静岡市)で没し た。享年75。遺言によりただちに久能山に埋葬され(久能山東照宮)、ちょうど1年後、日光山へ移された。

【世界史と日本史】
天正19年(1591年)、当山が隈町に寺跡を整え始めたこの歳、京都では秀吉によって都市整備が行われていました。

天正19年(1591年)

天正19年(1591年)1月、豊臣秀吉が昨年訪日したヴァリニャーノら使節団との面会を許可する。
秀吉は面会を拒んでいたが、増田長盛が追放令についての嘆願ではなくただの面会と伝え、上洛を許可する。【フロイス日本史】

1月22日、秀吉の弟、豊臣秀長が大和郡山城で病死(52歳)。養子としていた秀保(13歳。秀吉の姉・日秀尼の子、秀次の弟。)が大和郡山城を引き継ぐ。

閏1月、鶴松が発病するが、回復する。

秀吉が京の都市整備を行う。町の各地に点在する寺院を鴨川西岸に移動させる。大坂の本願寺も京の南部へ移転させる。
閏1月、秀吉が京の周囲を土塁と堀で囲む御土居(全長22km、土塁基底部は約20m・堀幅は10m前後)の建築を命じる。4ヶ月後までに完成する。

「この都の町は諸国から移住する人々に伴い、建物は数を増し、その変貌ぶりは以前にこの町を見た者でなければ信じられないほどであった。」
「この町の人口は8千ないし1万だったが、今では戸数3万を超え拡大している。しかもその数は市民だけで、内裏の貴族や関白の城と宮殿を除いてのことである。」
「町には古くから300余りの寺院・僧院があり、関白は町の中心にあった寺院をことごとく取り壊し、城壁に近いところで再建した。」【フロイス日本史】


天正10年(1982年)、当山の発足のこの歳は、本能寺の変が起こり、その事件の結果、豊臣秀吉による天下統一が動き出しました。

【世界史では】

【日本史では】

願正寺のプロファイル

名称
真宗大谷派 平野山 願正寺 (九州教区 日田玖珠組)
所在地
〒877-0044 大分県日田市隈2-8-29
TEL

0973-22-2512         FAX  0973-22-1025
       
E-mail
代表者
住職 南木 仁

交通アクセス

[住 所]
 〒877-0044 大分県日田市隈2-8-29

[駐車場]
   ・境内に15台程度
 
※ お盆・報恩講等の境内混雑の時は、
    ・ 専念寺様ご門前の願正寺門徒駐車場
   第一駐車場 (12台程度)
    ・ ヴァンヴェール寺町通横の願正寺門徒駐車場
   第二駐車場 (8台程度)
    を、ご利用ください。
 
 
※ 大型車は、亀山町側から、お入りください。
  
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TEL. 0973-22-2512
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