MLB
【大リーグからメジャーへ】
【オリックス】山本由伸の譲渡金は約72億円 来季チーム総年俸の約3倍
オリックスからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた山本由伸投手(25)が21日(日本時間22日)、ドジャースと合意。大リーグ公式サイトなどによると12年3億2500万ドル(約462億円)での契約になるという。
ヤンキースのゲリット・コールの9年3億2400万ドルを超えるメジャー投手最高額となった。大谷翔平との「侍タッグ」に夢が膨らむが、日本のファンの注目を集めているのが、オリックスに入る莫大な譲渡金だ。
歴史的契約によりドジャースがオリックスに支払う譲渡金は、規定により5062万5000ドル(約72億円)。オリックスの来季日本人支配下選手の総年俸は23億9190万円となっており、譲渡金は実に約3倍となる。
現地時間12月21日、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者をはじめとする複数の関係者たちは、今オフにオリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を決めた山本由伸がドジャースと12年総額3億2500万ドル(約471億2500万円)の契約を結ぶことで合意したとすっぱ抜いた。
周知の通り、山本はメジャーで1球も投じていない。しかし、契約年数と契約金はいずれも投手史上最高となった。それは今オフにヤンキースやメッツ、カブス、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、そしてドジャースといった複数球団による争奪戦が熾烈を極めた影響が大きい。敏腕代理人のジョエル・ウルフ氏が「これほど多くの球団が興味を持つ選手は知らない」と語ったほどに過熱した獲得レースは、ポスティングフィーを必然的に高めたわけである。
【速報】ドジャースが山本由伸選手の入団を正式発表
ドジャースでした。
ヤンキース?
動画サイトなどでメジャー情報を発信している元大リーガーのカルロス・バイエガ氏が15日(日本時間16日)までに自身のインスタグラムを更新。オリックスからポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指している山本由伸投手がヤンキースと9年3億400万ドル(約434億7000万円)の契約を結ぶ可能性を伝えた。
合意が実現すれば、契約規模は投手の中ではドジャース・大谷の10年7億ドル(約1001億円)、同じヤンキースのコールの9年3億2400万ドル(約457億6000万円)に次いで3番目。選手の評価として重視されているAAV(1年平均の年俸)は3378万ドル(約48億3000万円)になる。
日本で3年連続投手4冠を達成した山本はその実力に加え、25歳と若いため、メジャーでの評価は極めて高い。米報道によると、ここまでヤンキースと並んで移籍先有力候補に挙がっているドジャースとメッツのほか、ジャイアンツやフィリーズと面談したと言われている。