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政局について

日本の政局について

自民・小泉氏、河野氏支持表明 石破氏との連携批判に「理解不能」

2021-09-15
© 朝日新聞社 自民党総裁選で河野太郎行政改革相の支持を表明する小泉進次郎環境相=2021年9月14日午後7時33分、神奈川県横須賀市内
朝日新聞社 2021/09/14 21:56

小泉進次郎環境相は14日、地元の神奈川県横須賀市で記者会見を開き、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補を表明している河野太郎行政改革相を支持する意向を明らかにした。小泉氏は「河野氏のような強烈な個性を持つ個人が躍動できる、懐の深い自民党に変わらなければいけない」と訴えた。

 小泉氏は、河野氏が党内で距離を置く議員も多い石破茂元幹事長に公然と支持を求めたことに、「自然なことだ」と語った。石破氏と疎遠な麻生太郎財務相率いる麻生派出身の河野氏なだけに、今後を懸念する声もあるが、小泉氏は「『石破さんが応援するなら河野太郎はやりたくない』なんて理屈は理解できない」と言い切った。

 これに関連し、最大派閥の細田派がこの日、高市早苗前総務相と岸田文雄前政調会長の支持を決めたことについて「言い換えれば『河野太郎は絶対だめだ』ということ。そのこと1点をもって、誰が自民党を、日本を変えられる新しいタイプのリーダーか明らかだ」と強調した。

 一方、政策面については言葉を濁すいいぶりも目立った。河野氏が「脱原発」の持論を封印しているとの指摘には「国民、党員の支持を基盤にした改革に対する挑戦を続けなければいけない」とかわした。森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題について、河野氏が再調査を「必要ない」と説明した点について、「未来に向けて、将来に向けた課題に最大のリソースを割きたい」と述べるにとどめた。

 河野氏が自身のツイッターで特定の人からのアクセスを制限する「ブロック機能」をたびたび使うことについては、「政治家はものすごい罵詈(ばり)雑言もあびる。自分の精神的な健康を守るためにもブロックすること、私は支持します」と擁護した。(戸田政考)

だれもが「わかる政治」を

2021-09-14
Facebook 野田聖子さん曰く
総裁選について
17日の告示に向けて、各候補者の政策を読ませて頂きました。
コロナ対策・外交・防衛・経済・エネルギー等々それぞれの考えがあり、自民党らしく大いに議論を闘わせるべき良い機会と思っています。
しかし、残念な事に誰ひとり「子ども・女性・障がい者・介護政策、貧困の格差等」に触れている候補者が居なく、私としてはとても残念な気持ちになりました。
このコロナ禍で女性たちが抱える孤独感や困難に寄り添うことから始めたい。
菅政権でやっと動き出した「こども庁」を一日も早く動かさなければならない。
そう考えたら、やはり私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところです。
この総裁選では、自民党の多様性を国民の皆様に知って頂く事が重要と考えています。
私の考えにご賛同頂ければ幸いです。
野田聖子

細田派、事実上の自主投票=自民総裁選

2021-09-14
© 時事通信 提供 自民党の細田博之元幹事長=4月、東京都千代田区
2021/09/14 17:39
自民党の最大派閥、細田派会長の細田博之元幹事長は14日の同派総会で、党総裁選では高市早苗前総務相か岸田文雄前政調会長を派として支持する方針を示し、実際の投票行動は所属議員個々の判断を尊重する考えを明らかにした。

小泉進次郎氏、河野氏支持を表明へ…菅首相も支持意向示す

2021-09-14
© 読売新聞 小泉環境相
読売新聞 2021/09/14 06:44

自民党総裁選で、小泉環境相が河野行政・規制改革相への支持を14日に表明することがわかった。党関係者が13日明らかにした。地元の神奈川県横須賀市で記者会見を開き、支持理由などを説明する予定だ。

 小泉氏と河野氏は、再生可能エネルギーを最優先とするエネルギー政策などで一致する。ともに神奈川県内の衆院選挙区選出で、菅首相と近い関係でも知られる。首相も周囲に河野氏を支持する意向を示している。

総裁選は神奈川政局の様相 河野氏の出馬に甘利氏懸念

2021-09-14
© 産経新聞
2021/09/14 00:43

今回の自民党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐっては、「神奈川政局」との見方がある。不出馬を表明した菅義偉(すが・よしひで)首相=衆院神奈川2区=や出馬表明した河野太郎ワクチン担当相=同15区=だけでなく、河野氏への懸念を深める甘利明税調会長=同13区=ら、カギを握る人物が党神奈川県連の所属議員に集中しているからだ。

河野氏は、総裁選をめぐる報道各社の世論調査で高い支持率を得ており、県連関係者は「菅首相、河野氏と2代続けて神奈川から首相を出せるチャンスはめったにない」と期待する。

小泉進次郎環境相=同11区=は、首相を交え河野氏と3人で意見交換を重ねてきた。今回の総裁選でも、首相とともに河野氏を支持するとみられる。

とはいえ、河野氏には逆風も吹く。これまで「脱原発」を訴えてきた経緯があり、党内にはエネルギー政策などを疑問視する声が少なくないためだ。

最も懸念をあらわにしているのが、河野氏と同じ麻生派(志公会、53人)に所属する甘利氏だ。5月の産経新聞のインタビューでは、菅内閣が進める温室効果ガス排出削減目標の引き上げについて、再生可能エネルギーの活用に理解を示しつつ「安全が確認された原発はフル稼働していかないと無理だ」と述べていた。

党内の視線を意識したのか、河野氏は今月8日、記者団に「安全が確認された原発を再稼働していくのは、ある程度必要だ」と言及した。ただ、甘利氏は6日、総裁選出馬を表明した岸田文雄前政調会長を支持する意向を表明。甘利氏に近い同県選出の国会議員も「河野氏は一貫して脱原発だった。原発再稼働に関して修正したようだが、全く信用できない」と述べ、岸田氏を推す構えを示す。

一方、菅首相の辞任を方向づけたのは県連内の「反菅」勢力との見方がある。8月の横浜市長選で、首相の全面支援を受けた小此木八郎前国家公安委員長が惨敗。県連内では「首相では衆院選は戦えない」などと「菅おろし」ののろしが上がった。遺恨の芽は関係者の中に、根深く残っている。(今仲信博)

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