親鸞聖人の文及び典拠等
親鸞聖人(しんらんしょうにん)の文及び典拠等
極楽へ生まる
2022-11-17
行者の廻向にあらず
2022-11-15
正像末法和讚 第三十八首
正像末法和讚 第三十八首
真実信心をいただいた上でのお念仏は、弥陀如来のおさしむけの法ですから、不廻向と申します。
ふつう廻向は、こちらからあちらへさしむけるのですが、真宗では逆に
如来様が私に働きかけて下さる事を申しますから不回向。
すなわち私からさせていただく事の何もないのを言いあらわした言葉です。
自力の称念は、凡夫の心から出た廻向ですから、阿弥陀様のお心にそむくのです。
聞思抄より
《参考》
正像末法和讚 第三十八首
浄土真宗聖典(西)607頁[三九]
真宗聖典 (東)503頁
高田聖典 588頁 645頁
不回向
浄土真宗聖典七祖篇
1197頁11行~1198頁
1207頁6行~1210頁3行迄
真宗聖教全書三経七祖部
937頁11行目(二行章)
943頁9行目下~(本願章)
聖典
浄土真宗聖典(西)
信巻 221頁1行目あたり
行巻 186頁[六九] 7行目
化巻 472頁7行目(後序)
真宗聖典
信巻 217頁14行目~
行巻 189頁14行目
化巻 399頁7行目
高田聖典
信巻 239頁9行目
行巻 213頁11行目
化巻 436頁5行目
帰去来(いざいなん)
2022-11-14
勧経疏 定全義 善導大師
勧経疏 定全義 善導大師
聖人はこの善導大師の御文を「教行証」に引いて、この世が魔郷であることに思いをあらたにされました。
穢土山(えど)のこの世をきらって、浄土をよろこびねがう心情が行間に迸(ほとばし)り出ています。
文意は
「この娑婆世界は悪魔のすみかで、長く停(とどま)る所ではない。
久遠刧の昔から六道をへめぐり、どこへ行っても真の楽しみはない。
ただうれい悲しみの声ばかりである
聞思抄より
《参考》
観経疏 定善義 善導大師
浄土真宗聖典七祖篇
406頁3行目
450頁10行目
真宗聖教全書三経七祖部
504頁11行目
529頁14行終
浄土真宗聖典(西)
行巻 173頁11行目
証巻 312頁10行目
化身土巻 411頁[六五] 13行
安心決定 1400頁 1行目
真宗聖典(東)
行巻 181頁2行目
証巻 284頁2行目
化身土巻 355頁9行目
安心決定 954頁1行目
高田聖典
行巻 203頁14行目
証巻 309頁9行目
化身土巻 387頁8行目
憲法十七条 聖徳太子
2022-11-11
金剛心のひと
2022-11-10
金剛心のひとは、知らず求めざるに、功徳の大宝その身にみちみつがゆえに大宝海にたとへるなり
一念多念文意
「能令即満足 功徳大宝海」の注です。
金剛堅固の信心の人は、自身には知るよしもなく、また求めたおほまえがなくても、名号の功徳善根の大きな宝が、その身に満ち充つるので、功徳大宝海にたとえたのです。
念仏を申しながらも私たちの自力をたのむ体質は消えません。
「知らず求めざるに」の貴重なお言葉を、身に染みてかみしめたものです。
「功徳と申すは名号なり」とも注されています。
聞思抄より
《参考》
一念多念文意
浄土真宗聖典(西)691頁[一九]
692頁5行目
真宗聖典 (東)543頁14行目
544頁6行目
高田聖典 713頁10行目
714頁5行目
観仏本願力 遇無空過者
能令即満足 功徳大宝海
浄土真宗聖典(七祖篇)
浄土論 31頁 11行、12行目
論註 86頁[三六]~
真宗聖教全書三経七祖部
浄土論 270頁5行目
論註 303頁12行目
尊号真像銘文
浄土真宗聖典(西)651頁4行目~
653頁2行目~
真宗聖典(東)517頁13行目~
519頁1行目~
高田聖典 732頁5行目~
733頁13行~次頁
浄土高僧和讚 天親讚 第三首
聖典(西)580頁[一三]
聖典(東)490頁
聖典(高)511頁
☆ 本願力にあいぬれば
むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海みちみちて
煩悩の濁水(じょくしい)
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