本文へ移動

親鸞聖人の文及び典拠等

親鸞聖人(しんらんしょうにん)の文及び典拠等

無眼人、無耳人

2022-11-10
☆ 大聖易往とときたもう
☆ 浄土を、うたがう衆生をば
☆ 無眼人とぞなづけたる
  《左訓》
   まなこなき人という
    目蓮所聞経の文なり
    観念法門にひかれたり
☆ 無耳人(むににん)とぞのべ
             たもう
  《左訓》
    耳なき人という
浄土和讚  諸経意  第四首
釈尊は、「お浄土は(ゆ)きやすいところですが、疑いの心が邪魔をして往けないのです」と説かれます。
「浄土を信じようとしない疑いの心の人は、目に見えない世界を見る眼がないので、見るべきものが見えてこない。仏法を聞く耳をもたないので如来の声を聞くことができない」と仰せになりました。
これは自力の執心から離れられない我々現代人の姿です。
       聞思抄より
《参考》
浄土和讚 諸経意 第四首
 浄土真宗聖典(西)572頁[九○]
 真宗聖典  (東)486~487頁
 高田聖典  540頁 626頁
御文章 二帖7通
浄土真宗聖典(西)1119頁12行目
真宗聖典  (東)785頁9行目
聖典
   大経   信巻  浄文聚抄
西  54頁  254頁  482頁[11]
様  4行目 14行く目  4行目
東  57頁  243頁  407頁
様 14行目  13行目  1行目
高  71頁  264頁  445頁
田  4行目 終~次  4行目

横超

2022-11-09
正信偈
獲信見敬大慶喜
(ぎゃくしんけんきょう
         だいきょうき)
即横超截五悪趣
(そくおうちょうぜつごあくしゅ)
正信偈
書き下し文
信を獲て見て敬ひ、おほきに慶喜すれば、すなはちよこさまに五悪趣を超截す
阿弥陀如来から信心の喜びをいただきますと、今まで見えなかでた如来のお姿が見えてきて、一段と敬いの
心が深まってきます。
また一方では、わが身のあさましさ
にも気づかされ、それにつけても、
広大な如来大悲のご恩を知って、大きな喜びに心が満たされます。
この信心をいただくと、たちどころに地獄、餓鬼、畜生。人間 天上
の迷いの悪業が断ち切れて、命終わるとき、
さとりの世界に生まれるのです。
          聞思抄より
《参考》
正信偈  三十五句 三十六句
 浄土真宗聖典(西)204頁6行目
 真宗聖典  (東)205頁3行目
 高田聖典     227頁6行目
尊号真像銘文
 浄土真宗聖典(西)673頁5行目
 真宗聖典  (東)532頁10行目
 高田聖典     751頁10行目
一念多念文意
   (慶喜、歓喜について)
 浄土真宗聖典(西)684頁[十]
 真宗聖典  (東)539頁5行目
 高田聖典     707頁13行目

如来とひとし

2022-11-07
『華厳経』
この法を聞いて、信心歓喜して疑いひなき者は、速やかに無上道を成らむ、諸の如来とひとし
華厳経
親鸞聖人は和讚に、
「 歓喜信心無疑者をば
  与諸如来等と説く
  大信心は仏性なり
  仏性すなはち如来なり 」と、
この御文を殆どそのまま生かして用いておられます。
《教行証》の信文類にも引用されていますし、お手紙でもくり返し丁寧に説明しておられます。
仏法を聞いて、大いに喜び疑いのない者は、如来と、等しい、という教えの根拠として、非常に大切になさいました。
如来廻向の信心なればこそ、如来とひとしくなれるのです。
     聞思抄より
《参考》
華厳経
  聞此法歓喜  信心無疑者
  速成無上身  与諸如来等 
 御消息より
 浄土真宗聖典(西)777頁13行目
 高田聖典     806頁3行目
浄土和讚 諸経意 第八首
国宝本
☆ 歓喜信心無疑者をば
☆ 与諸如来等ととく
☆ 大信心は仏性なり
   [左訓]
   われらが 弥陀の本願他力を
   信じたるを 大信心という
   無上菩提にいたるを
   大信心というなり
☆ 仏性すなわち如来なり
顕智本 文明本
☆ 信心よろこぶそのひとを
☆ 如来とひとしとときたもう
☆ 大信心は仏性なり
☆ 仏性すなわち如来なり
 聖典
  お西様   573頁[九四]
  お東様      487頁
  高田(国)541頁(顕)626頁
聖典  
 浄土真宗聖典(西)
  信巻  230頁[三一]から
       231頁[三四]
  御消息 749頁10行目  
      760頁初め~
      778頁2行目
      803頁8行目
 真宗聖典(東)
  信巻  299頁2行目~
      230頁5行目
  御消息 579頁終~
      588頁5行目
      591頁10行目
 高田聖典
  信巻   250頁終~
       252頁4行目
  御消息  799頁9行目
       801頁7行目
       805頁8行目~次頁
       806頁5行目

仏説無量寿経 巻上「歎仏偈」

2022-11-06
吾誓得仏(ごせいとくぶつ)
普行此願(ふぎょうしがん)
一切恐懼(いっさいくく)
為作大安(いさだいあん)
仏説無量寿経 巻上「歎仏偈」
書き下し文
われ誓ふ、仏をえたらんに、あまねくこの願を行じて、一切の恐懼(くくに、ために大安をなさん
法蔵菩薩が世自在王仏のおん前で、衆生救済のため、自らが成仏し仏国土を建設しょう、という決意をはじめて表明なさったところです。
そしてもし自分が仏となり、さとりを開いたら、この願いによって、すべての人々の恐れをとり除いて、大いなる安心を与えようと誓われたのでした。
これは衆生の心に大信心の花が開いて、歓喜の生活ができるようにさせたい、という法蔵菩薩の願心の発露であります。
       聞思抄より
《参考》
仏説無量寿経 巻上「歎仏偈」
 浄土真宗聖典(西)12頁9行目
 真宗聖典  (東)12頁3行目
 高田聖典     17頁8行目

武田未来雄(教学研究所所員)の文章

2022-11-05

facebookしんらん交流館さん曰く


【教学研究所】
「言の葉」(真宗会館)に武田未来雄(教学研究所所員)の文章が掲載されました。
親鸞聖人の言葉「遠く宿縁(しゅくえん)を慶べ」について書かれています。
TOPへ戻る