モンスター井上
【 ボクシング編 】
Donaire vs Inoue Fight 2022
井上尚、3団体王座を統一 日本選手初、ドネア退ける―ボクシング世界戦
プロボクシングの世界バンタム級3団体王座統一12回戦は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)統一王者の井上尚弥(大橋)が、世界ボクシング評議会(WBC)王者のノニト・ドネア(フィリピン)を2回1分24秒TKOで下した。
日本選手が世界主要3団体を統一したのは初めて。防衛回数は、スーパー王者に認定されているWBAが7度目、IBFが5度目。
井上尚は1回に右のカウンターでダウンを奪い、2回に猛攻を仕掛けて左フックで倒したところでレフェリーが試合を止めた。
世界5階級制覇の実績を持つドネアとは2019年11月に対戦し、3―0の判定勝ち。今回は2年7カ月ぶりの再戦だった。戦績は井上尚が23戦全勝(20KO)。ドネアは42勝(28KO)7敗。
プロボクシングの世界バンタム級3団体王座統一12回戦は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)統一王者の井上尚弥(大橋)が、世界ボクシング評議会(WBC)王者のノニト・ドネア(フィリピン)を2回1分24秒TKOで下した。日本選手が世界主要3団体を統一したのは初めて。防衛回数は、スーパー王者に認定されているWBAが7度目、IBFが5度目。
井上尚弥は2019年11月に世界5階級制覇の実績を持つドネアと対戦し、3―0の判定勝ち。今回は2年7カ月ぶりの再戦だった。
戦績は井上尚弥が23戦全勝(20KO)。ドネアは42勝(28KO)7敗。
· 公式会見‼️ 後4日‼️ ドキドキとワクワクが止まりません‼️
◆プロボクシング WBSSバンタム級決勝 〇井上尚弥 判定 ノニト・ドネア●
7日に行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝でWBA&IBF世界同級王者・井上尚弥(26)=大橋=がWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=に判定勝ち。試合終了後、日付の変わった11月8日午前0時40分、自身のSNSを更新し「皆さん、今日は本当に熱い声援ありがとうございました」と報告した、。「苦しい場面が山程ありましたが皆さんの声援で持ち堪えるこたが出来ました。このFINALでドネアと戦えた事を誇りにこれからも精進して頑張って行きますので引き続き応援宜しくお願い致します」とつづった。
井上 尚弥(いのうえ・なおや)12年10月プロデビュー。14年4月にWBCライトフライ級、同年12月にWBOスーパーフライ級、18年5月にはWBAバンタム級の王座を獲得し、3階級制覇を達成。WBSS同級では19年5月の準決勝でIBFのタイトルを奪取し、同年11月の決勝でWBAスーパー王者のドネアを破り優勝した。右ボクサーファイター。165センチ。29歳。神奈川県出身。
◇ドネアの略歴
ノニト・ドネア(フィリピン)01年2月プロデビュー。07年7月にIBFフライ級王座を奪取。階級を上げ、14年5月のWBAフェザー級王座獲得で世界5階級制覇を達成。その後バンタム級に戻り、18年11月にWBA王者に。19年11月に井上尚に敗れてタイトルを奪われたが、21年5月の再起戦でウバーリ(フランス)を破ってWBC王座に返り咲いた。右ボクサーファイター。170センチ。39歳。フィリピン・ボホール島出身。
伝説は、ここから始まった・・・。
2団体王者井上尚が防衛 谷口はミニマム級新王座に
ボクシングのダブル世界タイトルマッチ各12回戦は14日、東京・両国国技館で行われ、世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級チャンピオンの井上尚弥(大橋)がIBF5位のアラン・ディパエン(タイ)と対戦し、8回TKO勝ちした。2年ぶりの国内試合でスーパー王座のWBAは6度目、IBFは4度目の防衛となった。
世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級1位の谷口将隆(ワタナベ)は王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)に11回TKO勝ちし、新王者になった。谷口は2度目の世界挑戦だった。
◇WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 〇谷口将隆 TKO11回1分8秒 ●ウィルフレド・メンデス(2021年12月14日 両国国技館)
WBO世界ミニマム級タイトル戦は同級1位の谷口将隆が王者のウィルフレド・メンデスを11回1分8秒TKOで破り、王座奪取に成功した。
「まだ夢見心地ですね。2年前の自分よりずっと強くなったと、ようやく自信が持てた」。会心のTKO勝ちが信じられないかのように、ベルトを巻いた谷口が興奮気味につぶやいた。
「挑戦者らしく」がテーマ。それを貫いた。判定で敗れた19年2月の初の世界挑戦。気負って力を発揮できなかった反省が原点にあった。いかにして相手の中に入って接近戦に持ち込むか――。インサイドワークという王者の持ち味を消す作戦を徹底的に練った陣営の執念が実った。序盤から決して下がらず前に前にと圧力をかけ、2回に左フックでダウンを奪うと、中盤以降も果敢に前へ出る。11回。左の振り下ろしで相手の動きを止め、コーナーに追い詰めて畳みかけるとレフェリーが試合を止めた。
同じジムには同学年のWBA世界ライトフライ級スーパー王者、京口紘人がいる。アマチュア時代からのライバルに先を越されたが、ようやく同じ「世界」の称号を手にした。青コーナーで励まし続けた盟友は「申し分ない内容。これから2人で引っ張っていこう」と激励。これに谷口も「勝利の女神ならぬ、男の神様」と感謝した。
「僕は(メインイベントの)井上君のおまけ」と控えめに話していたモンスターの“前座”が、存在感を十分に見せつけた。27歳の新王者は「来年は谷口の試合を見にこようと言われるボクサーになりたい」とさらなる成長を約束していた。
◇谷口 将隆(たにぐち・まさたか)1994年(平6)1月19日生まれ、神戸市出身の27歳。中1でボクシングを始め、神戸第一高ではインターハイ8強入り。龍谷大ではボクシング部主将を務め、国体で2度準優勝。アマ戦績は74戦55勝16KO19敗。16年4月プロデビュー。18年11月にWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座、20年12月に日本同級王座を獲得。身長1メートル62、リーチ1メートル64の左ボクサーファイター。