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小泉進次郎氏が菅首相に「降ろすなら降ろせ!」猛ゲキ 内閣改造で官房長官狙いか
小泉進次郎環境相(40)が、自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)で菅義偉首相(72)の再選を強く支持した。
進次郎氏といえば、フリーアナウンサーの滝川クリステル(43)との結婚を当時の安倍晋三前首相(66)より先に、官房長官だった菅首相に報告して話題となった。
「あの時は驚きましたね。菅首相、河野太郎大臣、進次郎氏は神奈川選挙区で親しい間柄。進次郎氏は総裁選の立候補に含みを残す河野氏と違い、菅首相と〝密〟の関係でいられるのでしょう」(自民党関係者)
進次郎氏は27日の会見で菅首相をこう激励した。
「『降ろすなら降ろせ!』と戦う姿勢をもって挑んでもらいたい。首相自身の言葉で戦いきってもらいたい」
進次郎氏が菅首相と〝心中〟する覚悟なのは、次の内閣改造のことが頭にあるからだという。自民党議員が明かす。
「このところ存在感の薄い進次郎氏ですが、野心は消えていません。菅首相と苦労をともにすれば、次の内閣改造で官房長官ポストの芽も出てくる。そうなれば将来的な首相候補として再び名前が上がるかもしれません」(永田町関係者)
党内では〝菅降ろし〟の動きも出ている。勝ち馬に乗るのはどっちか。
進次郎氏、首相に檄も…石破氏は出馬に色気 、二階派は異論噴出に動揺
「菅首相には『降ろすなら、降ろせ』と、戦う姿勢をもって挑んでもらいたい。首相自身の言葉で戦いきってもらいたい」
小泉進次郎環境相は27日の記者会見でこう語ったが、現状を正確に理解しているとは思えない。
菅首相の地元・横浜市の市長選(22日投開票)は、「菅政権の信任投票」という側面もあっただけに、全面支援した候補が惨敗した真実は極めて深刻だ。
昨年9月の総裁選では、二階氏の号令で「菅支持」で結束した二階派も、26日の同派会合では異論が飛び交った。
あるベテラン議員は「地元は『菅政権ではダメだ!』と言っている。派閥で縛るべきではない」と声を張り上げた。
閣僚経験者は「派閥政治で首相の再選を決めれば衆院選は大惨敗する」と危機感を示し、別の議員も「細田派と麻生派は派閥単位で対応を決めないという情報がある。様子を見るべきだ」と訴えた。
衆院選が間近に迫るなか、細田派や麻生派の中堅・若手から「選挙の顔」として首相への不安が表面化している。
こうしたなか、石破茂元幹事長は27日、多くの出馬要請があるとしたうえで、「現時点でまったくの白紙だ。まだ時間がある。出るとも出ないとも決めていない」と鳥取市で記者団に語り、色気をにじませた。
安倍、麻生政権下で、党内から左派野党のような批判を繰り返し、「後ろから鉄砲」を撃ちまくっていた石破氏だけに、出馬となれば「石破包囲網」が構築される可能性もある。