本文へ移動

政局について

日本の政局について

久しぶりに、政局です。

2021-09-01
NNN24 2021/09/01 12:50
© NNN 「新総裁のもとで」公然と“菅降ろし”発言
「新総裁のもとで」公然と“菅降ろし”発言

自民党・谷垣グループ(有隣会)の代表世話人を務める中谷元防衛相は、グループの会合で挨拶し、「新しい総裁のもとで政策を実行していく」などと述べた。

また、菅首相が来週にも断行する見通しの党役員人事・内閣改造については「党員や国民はおそらく辟易とする」と批判した。

【以下、発言全容】

総裁選につきまして、昨日の報道などで衆議院の解散とか、自民党の役員人事などがありましたけれど、総裁選の日程は決まっていまして、勝手な個人の都合とかで変更すればですね、自民党の信頼を失ってしまうんじゃないかなと思います。「人事で釣る」という方法もあるんですけど、これに対して党員や国民がどう見るか、おそらく辟易とするんじゃないかと思います。

さらに立候補する議員も出てきておりまして、どのような自民党であるのかということが今、注目されているわけですので、全国の党員や、国民に対して、その期待に応えるということで、総裁選挙は党則で決まっている本則に基づいて、決められた日程のもとで正々堂々と行って、自民党が新しい総裁のもとで、しっかりとした政治基盤のもとに政策を実行していくと、そのような総裁選を実施すべきだと思います。

また、臨時国会、これは野党から要求がありましたけれど、見送りが決まったと言われていますけれど、まさにコロナ対策をどうするのかという点で、この対応を国民から求められているわけであります。

やはり、開かれた政治の場ということで、臨時国会を開いてしっかりと政府が、どのようなコロナ対策を実施して、どうするかということをきちんと説明した上で、コロナ対策に必要な予算とか、法律を成立させて、コロナ対策に国民が理解をいただけるように努力して、それから解散すべきです。

国会で答えも出ていないまま解散・総選挙に突入してもですね、国民の理解を本当に得られるのか、きちんと政府が説明した上で対応すべきではないかと思います。

菅首相「解散できる状況にない」 党総裁選の実施も明言

2021-09-01
2021/09/01 09:56
© 産経新聞 コロナ対策を優先し衆院の早期解散はしない事を表明する菅義偉首相=1日午前、首相官邸(春名中撮影)
菅義偉(すが・よしひで)首相は1日、衆院解散について「今の状況は衆院解散できる状況ではない」と述べた。
9月17日告示、29日投開票の自民党総裁選についても「先送りは考えていない」と明言した。
首相官邸で記者団の質問に答えた。

宮崎謙介元議員が解説、この人が、ここまで言うか?

2021-09-01
宮崎謙介 2021/09/01 06:00
© ダイヤモンド・オンライン 提供 Photo:Anadolu Agency/gettyimages
「次期自民党総裁は岸田文雄氏」と言い切れる理由、宮崎謙介元議員が解説

岸田前政調会長が

打ち出した「二階外し」

 衆議院の任期満了が迫ってきています。

 菅義偉首相(自民党総裁)は9月中に自民党役員人事を行い、二階俊博幹事長らを交代させる方針と報じられるなど、政界の動きが活発化しています。

 いずれにせよ、遅かれ早かれあと2~3カ月以内には衆議院の解散・総選挙が行われるわけです。選挙を目前に自民党内では総裁選が行われようとしていますが、久しぶりに面白い展開になってきています。

 最初に、「今の時点」での私の予想を明確にしておきます。これにはいくつか条件がありますが、あることを除いて高い確率でこのような結果になるでしょう。次の自民党総裁および、内閣総理大臣は自民党前政調会長の「岸田文雄」氏でほぼ決まりです。

 前回の総裁選挙では菅義偉氏に圧倒的な差をつけられて敗北した岸田氏。その時の反省点は、頼りなく映る、政策がパッとしない、など散々言われたものです。

 しかし、今回の岸田氏は違いました。堂々として見えたし、自信があるようにも見え、出馬意向のタイミングも内容も実に練られている印象を受けました。あの出馬会見を見て私と同じように感じた永田町関係者は意外と多く、これはもしかしたら…と思っている人がじわじわと増えています。

 なんといっても今回の岸田戦略の中で、最もうまい戦略だったのが「二階幹事長外し」です。総裁選の実施が決定したその日に出馬表明、そしてインパクトがあり核心を突く発言をしたのです。

 絶対的権力を持っている永田町の超大物である二階氏には強烈なシンパもいる一方で、強烈に敵視している政治家も多いのです。これ以上、二階幹事長に好き勝手なことはさせてたまるか、という勢力を取り込むことで、限りなく直接的に近い間接的な表現で「菅降ろし」を打ち出したのです。

 菅・二階連合は確固たるものであり、前回の菅首相誕生には二階氏が真っ先に菅氏の支持を表明する先制パンチが大きく効いて、そこから雪崩を打つように他派閥も乗っかることで勝敗が決まりました。

 菅氏にとっては切っても切り離せない存在です。岸田氏は総裁を除く党役員の任期を「1期1年で連続3期まで」に限定する方針を打ち出すことで、その二階氏を切るということを明言したことになります。岸田氏がここまでの宣戦布告をするとは!と永田町が沸いたのです。穏やかに、紳士的に、でもなかなかにエグイことをさらっと言ってのけたのですから。

二階派議員でも

反旗を翻す動き

 そして、選挙が直後に控えている総裁選ということも大きいのです。

 自民党は郡部の選挙区において、支持が高い傾向があります。しかし、都市部では必ずしもそうではありません。先の横浜市長選挙の惨敗が象徴したように現時点での都市部の現政権の評判はすこぶる悪いのです。

 そうなってくると、都市部で若手の議員たちは菅氏の顔で選挙をするのをなんとしても避けたいと願うものです。「菅首相のままで戦うと、政権交代も本気でありえる。それは絶対に回避しなければならない!」と言う議員までいました。それが、じわじわと広がりつつあり、これまで自民党をコントロールし、統制してきた派閥の力学を崩し始めています。

 鉄の結束を誇っていた二階派も同様です。報道されている通り、菅支持を表明した二階幹事長に反旗を翻す議員が続々と出てきたのです。

 かくいう私も二階派に所属していました。だからこそわかるのですが、二階派は徹底的に上意下達の組織で、二階氏の命令は絶対でした。それに従わないと表明するということは当時の私には考えられませんでした。

 しかし、今回も「菅首相の再選支持」という先制パンチをかました二階派でさえ、菅支持に回れない可能性があるのです。

 都市部の若手議員たちは派閥の陰に隠れて、反菅勢力はゲリラ戦を展開し、選挙に勝てる新しい顔を立てるために奔走することでしょう。

石破茂元幹事長や

高市早苗前総務相の可能性

 ここで注目したいのは他の候補です。

 まずは石破氏ですが、今回も難しいのではないかと私は考えます。依然として国民からの人気は高いものの、議員票で大きく差をつけられた石破氏でしたが、あれから党内での仲間が増え支持が広がっているとは思えません。

 だから、早々に不出馬をにおわせていたのですが、今回不出馬を決めると、それこそ総理総裁への道は断たれてしまうので、討ち死に覚悟で出馬する可能性もあるとは思います。少なくとも石破派の皆さんは出るように言うでしょう。

 そして下村博文氏です。安倍派(厳密には細田派)に所属する下村氏ですが、安倍晋三氏は菅支援をせざるを得ません。いくら自分の派閥のかわいい後輩が立候補をしたいから応援してほしいといったところで、菅氏への恩義があるためにそれを裏切ることはできません。「菅氏が出る」以上、下村氏は他の派閥が応援してくれない限り勝機は薄いでしょう。

 保守で文教のスペシャリストである下村氏ですが、チャンスは次回にというところでしょうか。

 実際に菅氏からのプレッシャーもあって、立候補を断念してしまいました。

 同時に、高市早苗氏(無派閥)が表明しています。女性初の首相候補をという期待もありますが、安倍氏からの推薦が頼みの綱です。ですが、下村氏と同様に「菅氏が出る」以上、応援はできないということになります。

 ここで触れておきたいのは安倍氏と岸田氏の関係性です。実はこの二人は旧知の仲で、党青年局長時代に全国行脚をした際、お酒を飲むよう地域支部の方々から強く勧められて困っている安倍氏のお酒を、酒豪の岸田氏が身代わりになって飲みまくったそうです。

 そんな古い友人関係もあって、安倍氏が元気な間、「僕の次は岸田さんだから」とよく周囲に話されていたとか。だから、安倍氏の心中を察するに「菅氏を推さなければ仁義に反する、男が廃る。けど、岸田さんには頑張ってもらいたいんだよなぁ」ということなのでしょう。派を挙げて菅氏を応援するぞという空気感にはならないと思われます。とにかく、安倍氏はキーパーソンになることには変わりないでしょう。

 同様に麻生派も大きな存在です。私としては先に挙げた反二階勢力の本丸だと捉えています。報道によると前回の岸田氏は麻生氏への対応を失敗したことで応援を取り付けられなかったということですが、今回はこのメッセージも受けて、麻生氏には深く刺さったことでしょう。

 とはいえ、同じ閣内にいる麻生氏が菅氏に反旗を翻すこともまた仁義に反するわけです。従って、結果として安倍派と同じように、緩やかに菅支援に回るという「表面上の菅支援に回る」結果になるのではないでしょうか。

岸田首相誕生が

難しくなる条件

 私はこのような構図になっていき、反菅・反二階の構造がじわじわ広がっていき、消去法で岸田氏に決まる流れになりつつあると感じています。

 ただ、です。先ほどから述べているように「菅氏が出る」ことが前提です。もしも、菅氏が一転「次の世代にバトンを渡そうと思う」となった時点で、この政局はガラッと変わります。国民的にも人気のある河野太郎氏や小泉進次郎氏を後継指名して退陣となると、岸田新総裁の誕生の雲行きも怪しくなります。

 また派閥横断で若手議員が集まって自分たちの横のつながりの中で若い候補を立てようという動きも出ています。これまでの派閥の縦の拘束力から解放されて横が結束するという歴史的な流れができれば、国民の期待もまた高まることでしょう。その覚悟も試されている時期かもしれません。

 そうした機運はどこまで高まっていくのだろうかと思いつつ見守っていますが、福田康夫元首相のご子息の福田達夫氏、今の青年局長で初の女性局長である牧島かれん氏など、名前が挙がっています。どちらも将来有望の二人なので、ここでリスクを冒して名乗りを上げるのか、難しいところです。

 コロナ禍で日本が、世界が暗くなっているこの時期に日本のリーダーがこの現状を打破できるか、そのための大事な総裁選挙になります。注視していきたいですね。

(元衆議院議員 宮崎謙介)

後任幹事長を受けるつもりないと自民岸田氏

2021-09-01
共同通信社 2021/08/31 23:37
自民党の岸田文雄前政調会長は31日夜のBS番組で、
菅義偉首相が調整に入った党役員人事を巡り、

二階俊博幹事長の後任を打診されても拒否する考えを示した。
「受けることは絶対にない」と述べた。

昔、死んだふり解散ということがありましたが・・・。

2021-08-31
突然の“二階はずし”岸田氏の総裁選目玉政策を上書きする狙いか?自民党内「菅&二階はセット」の声も
FNNプライムオンライン 2021/08/31 20:30
現職の総理・総裁は、どんなことでも出来る強い権力者なんだ・・・。

突然の“二階はずし”の波紋。30日、菅首相は自民党の二階幹事長と会談した際、幹事長交代を含む党役員人事を刷新する考えであることを伝えた。しかし、二階派幹部からは「あり得ない」などと反発の声が出ていて、波乱含みの展開も予想される。「どうなる二階はずし?」政治部・佐藤友紀デスクの解説でお伝えする。

【画像】図解でよくわかる二階はずし

政府関係者「目玉の上書き」

政治部・佐藤友紀デスク:

自民党総裁選をめぐって事態が大きく動いたのは30日の夕方です。二階幹事長が官邸で菅首相と会談した際に、総裁選を前に二階幹事長の交代を含む役員人事を行う考えだと伝えました。これに対して、二階幹事長も理解を示したということですが、このことに関して一夜明けた31日、永田町には大きな波紋が広がっています。

政府関係者はこの狙いを、「目玉の上書きだ!」と指摘します。これはいったいどういうことなのか?それを紐解く鍵が今回の発端となった26日の岸田前政調会長の会見での発言です。

岸田前政調会長:

「総裁を除く党役員(の任期)につきましては、1期1年・連続3期までとすることによって、権力の集中と惰性を防いでいきたいと思います」

政治部・佐藤友紀デスク:

この総裁選への立候補意思を表明した岸田氏の発言ですが、これは歴代最長の5年以上幹事を務めている二階幹事長を念頭にしたものだと思われています。当然これは二階氏に不満を持つ議員からは歓迎されますが、二階氏の周辺からは疑問や反発の声があがりました。ただ、こうした反発について岸田さんは29日、さらにこう話しました。

岸田前政調会長:

疑問を呈するとということにはちょっと理解できない

政治部・佐藤友紀デスク:

これはまさに追い打ちをかけるような形の発言ですが、こうしたこの二階氏狙い撃ちにも見える戦略で岸田氏は党の若返りとか刷新というのを総裁選の争点の目玉としてアピールしたわけなんです。

これに対して菅首相は自分自身で二階幹事長を交代させることで、いわば岸田氏の総裁選での目玉を上書きしてしまう狙いがあるのではないかと見られています。

菅首相の焦りか

加藤綾子キャスター:

二階幹事長自身も辞めさせられるような見え方になるのだったら自分から行った方がいいと思ったのかな?と思ったのですけど?

政治部・佐藤友紀デスク:

内心穏やかではないと思います。目玉の上書きというのはそこまでやるものなのかと思いますが、この背景に菅首相の焦りがあるのではないかと思っています。

というのは、岸田氏の出馬会見で、「あれは良い会見だった」という声が党内で複数出ていまして、予想以上に岸田氏の支持が広がってる可能性があるわけです。そこで菅首相がとったこの「目玉封じ作戦」なんですけれども、自民党内からは意外にこんな声が出ています。

例えば二階派からは二階幹事長の交代について、「そんなことはありえない」「いち早く支持を表明した二階派への裏切りだ」と反発する声が出ているほか、他の派閥の議員からは「二階氏は本当に辞めるのかな?」と、そもそも幹事長交代に懐疑的な声すらあります。

さらに幹事長を交代するにしても後任を誰にするかがとても大きな課題となります。菅首相としては総裁選を有利に戦うために動いているわけですから各派閥の支持が必要なわけです。

まず怒っている二階派をどうやって引き留めるのかもありますし、新しい幹事長人事をめぐって他の大きな派閥に配慮する必要もあるわけです。

自民党内「菅&二階はセット」の声も

加藤綾子キャスター:

どう動くんですかね?先が見えないですね?

政治部・佐藤友紀デスク:

先が見通せない理由として、この”二階はずし”にそもそも狙ったような効果があるのかどうかということがあります。衆院選が近づく中で、自民党内からは「菅首相では戦えない」という声が出ています。今回の総裁選は次の衆議院選の顔を決める戦いですから、自民党の議員は誰が総理総裁なら選挙を戦えるのか強く意識しています。

総理の側近は「政権浮揚には二階氏の交代しか手がない」と指摘してるのですが、自民党内からはこんな声が出ています。例えば二階氏はあくまで+α、「本体の菅首相をどうするかに尽きる」あるいは「菅さんと二階さんはセット」などと「二階氏を代えただけでは自民党のイメージは変わらないんじゃないか」という声も出ているんです。

永田町のパワーゲームに中堅議員「国民に理解されない」

加藤綾子キャスター:

セットで代わらないとこの逆風は収まらないということですか?

政治部・佐藤友紀デスク:

選挙区に戻った議員はそう言う人もいます。加えて最大の課題ですが、こうした一連の動きを国民はどう思うか?どう見えるか?ということです。二階氏の電撃的な交代劇ですが中堅議員の一人は「永田町の悪い癖が出ている。こんなのは国民に理解されない」つまり永田町のパワーゲームに国民が呆れるんじゃないかと心配しています。

また、新型コロナの感染が拡大する中で、総選挙や総裁選でさえ世論で異論がある中で、役員人事をやることが国民からの理解を得られるのか?これも不透明だといえます。

加藤綾子キャスター:

「見え方」というのはすごく大事だと思いますが、そこだけ気にしているという風に見えてしまうと、国民の気持ちは離れてしまうのかと思いますね。

政治部・佐藤友紀デスク:

良かれと思ってやったことが逆に自民党って逆風になることもあるので、慎重に見極めているものだと思います。

(イット!8月31日放送より)

TOPへ戻る