逸品の世界
ちょっと気になる逸品の世界
\新世代のハイテクジャンボジェット/ 「ボーイング747-400型機」
2021-11-23
JALの歴史と共に時代を彩った飛行機を振り返るシリーズ、
第8回は“スカイクルーザー”の愛称で親しまれた「ボーイング747-400型機」。
ボーイング747-400型機は、ボーイング747-100、-200、-300型機の在来型(クラシック)ジャンボジェットから格段に性能が上がり、最新のエレクトロニクス技術とシステムの自動化により4発エンジンを持つ大型機材としては初めて機長・副操縦士の2名で運航できるようになったハイテクジャンボジェットです。
国際線専用機材には主翼の端にウイングレットが付いているのが特徴で、翼端から発生する渦を抑制することで空気抵抗を減らし、これまでより燃費効率を高めることができました。
「在来型(クラシック)ジャンボジェットと何が違うのだろう?」と思われる方も多いかと思いますが、機材それぞれに目を向けると技術の進化を感じることができますね。
ボーイング747-400型機が就航した際、客室乗務員の制服は7代目でした。
胸章付きの上着はミリタリー調のダブルスーツで、ウエストが絞られた紺色の制服となっており、JALの客室乗務員の制服では初めて一般公募で選ばれたデザインなのです!
国内線や国際線のほか貨物輸送でも活躍したボーイング747-400型機。
2011年3月にラストフライトを終えました。
八月一日のことを花街では「八朔(はっさく)」といい(八月朔日を略したものどす)
2021-08-01
「ボーイング767型機」
2021-11-08
JALの歴史と共に時代を彩った飛行機を振り返るシリーズ、
第7回は「ボーイング767型機」
「JALが運航する機材のなかで最も長く続く機材。」
1985年7月、JALは初めてボーイング767型機を受領しました。大型機で「ジャンボ」の愛称がついたボーイング747型機は欧米などの主に長距離便で活躍した一方、“中距離用の旅客機”として開発されたのがボーイング767型機です。
旅客機がアナログからデジタルへと移行したこの時代、操縦室は見た目も操作性も一新しました。ボーイング767型機のコックピットはデジタル計器とアナログ計器(メーター類)が混在しており、現在のようなグラスコックピットへの移行期にあたる機材であるといえます。アナログ計器も混在しているといえ、エンジンの状況などをシステム的に把握し乗員に知らせる仕組みを装備しており、その面での自動化が進むことで、航空機関士が乗務することなくパイロット2名のみでの運航を可能とする画期的な機材でした。
今でも活躍するボーイング767型機は、幅広い世代の方に一番馴染みのある機材かもしれません。
また同年には、予約・発券・搭乗手続き・精算という一連の業務を機械化した旅客総合システム「JALPAS(JALPassenger Auto-processing System)」が国際線に導入されました。また、搭乗券の自動発行や世界に先駆けて導入した「搭乗券読み取り機」などにより、お客さまの待ち時間が大幅に短縮されたほか「スルーチェックイン機能」の実現により自社便であれば出発空港で乗り継ぎ便のチェックインまでが可能となるなど、利便性は大幅に向上しました。
予約から搭乗手続きまで、今では当たり前のようにデジタル化されていますが、この頃から始まったのですね。
1985年、ボーイング767型機は初めて「ETOPS120(イートップス)※」を取得しました。後ろの数字は時間を表しており、これまで洋上など空港から離れたところを飛行できる時間は60分まででしたが、ボーイング767型機ではその基準を120分までに引き上げました。
その後、エンジン性能の向上など技術革新があったことで「洋上飛行制限」の緩和が進み、現在のボーイング787型機やエアバスA350型機など、“双発機全盛”の時代の幕開けとなりました。
※「Extended-range Twin-engine Operation Performance Standards」の略。一定の基準を満たした双発機は特例としてエンジン1基が停止しても一定時間飛行することができる基準。
その後、エンジン性能の向上など技術革新があったことで「洋上飛行制限」の緩和が進み、現在のボーイング787型機やエアバスA350型機など、“双発機全盛”の時代の幕開けとなりました。
※「Extended-range Twin-engine Operation Performance Standards」の略。一定の基準を満たした双発機は特例としてエンジン1基が停止しても一定時間飛行することができる基準。
見とれる美しさ、再び…西本願寺唐門を40年ぶり修復
2021-11-10
約40年ぶりの修復を終え、輝きを取り戻した西本願寺の唐門(京都市下京区で)=河村道浩撮影
浄土真宗本願寺派本山・西本願寺(京都市下京区)の国宝・唐門が約40年ぶりに修復され、桃山時代を象徴する華麗な姿がよみがえった。
唐門は高さ8・7メートル、幅5・4メートル。寺が1591年に現在の場所に移転した後に造られたとされる。日が暮れるのを忘れて見とれてしまうほどの美しさから、「 日暮門 」の別名がある。
2018年6月から今年10月にかけ、 檜皮葺 きの屋根をふき替え、門全体の黒漆を塗り直したほか、極彩色の 麒麟 や唐獅子など107点の彫刻は、X線分析で顔料を特定して彩色した。