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政局について

日本の政局について

伊吹先生のお話

2023-04-05
ご自身のfacebook、4月3日の記事より
3月27日に文化庁が京都に移転し、岸田総理も参加した記念式典が行われました。明治2年の東京遷都で行政機能(内閣に当る大政官制)が東京に移ってから、156年ぶりの中央省庁の地方移転です。5月連休明けには、長官等7割の職員や文化庁機能が移転し、国会対応や予算担当部局が東京に残ります。
第二次安倍内閣当時、アベノミクスの第三の矢(内需拡大)の一助として、また東京と地方の較差是正も考え、提唱された地方創生の目玉が、中央省庁の地方移転。中央省庁移転で内需が拡大したり、地方が創生することはなく、移転受け入れ自治体(京都府・京都市)が移転をどう活用するか、文化庁が文化資源の活用や文化と産業の融合にどのような企画をするかに成果は懸かっています。
何故文化庁が千年の都に里帰りしたのかを考えたいと思います。豊かな社会になり、国際化やネットの発達で、自己の多様な価値観に従い、一人で生きていける現在、私達は何を共通の目的として、日本を甦らせるのかを考えると、京都移転の意味が、それとなく分る気がします。中央省庁の地方移転には、官僚やOBの強い反対がありました。当時の安倍総理と話したのを憶えています。「提唱したのに実現できないでは鼎の軽重を問われる。中央省庁を受入れる都市機能を持ち、日本人の生き方、心根ともいえる文化が、今もわずかに残っている京都に文化庁を移転し、今後の日本の「坂の上の雲」を考えてはどうか」。
文化と言うと、社寺仏閣、絵画や仏像、古典等の文学、音楽、映画や漫画、更には茶道や華道等々を思い浮かべます。これ等は、時代時代の日本人の生き方、心根を表現した、有形無形の文化財です。日本人の生き方は、調和、自助と共助のバランス、「和」です。京都は千年の都で、爆撃を免れたこともあり、物質的贅沢さや自己主張だけでなく、慎ましい暮しや共助が、まだわずかに残っている村的百万都市です。小学校区ごとに、多様な互助組織が今も機能しています。
明治維新後、富国強兵に成功し自惚れ、敗戦の失敗まで77年。戦後の復興・高度成長に成功し自惚れ、バブルで失敗し、失われた30年の現在まで77年。再生の途を歩む日本には、自助と共助のバランス、和の生き方が求められています。文化首都と胸をはる前に、京都にその範を示す日常が求められます。
ご自身のfacebook、3月27日の記事より
現在参議院で審議中の令和5年度予算案は、既に衆議院で可決されているので、三月の年度内に成立します。予算成立後、道路・下水道・公園等の公共事業、保育園や福祉施設、学校等の教育施設、地方自治体の財源不足を補う地方交付税等が、地方自治体等に交付され、新年度の日本の活動が始まります。四月は地方統一選挙一色でしょう。国に納めた税金の交付と地方自治体に納めた税金で、身近かな住民サービスを担当する自治体の事業は支えられています。知事や市町村長、その仕事ぶりを監視、指導する地方議員の勤務評定が地方統一選挙。投票せず不満を洩らすのではなく、投票により一人ひとりの判断を示し、おかしなことは堂々と批判してこそ、地方自治は機能します。
地方統一選挙は選挙管理事務の錯綜を避け、前半と後半に分かれます。前半は道府県知事・政令市市長とその議員選挙、後半は市町村長とそれ等の議員の選挙。また欠員となっている安倍元総理の選挙区等4つの衆議院小選挙区、大分の参議院選挙区の国政補欠選挙も後半戦と一緒に行われます。メディア等は国政補欠選挙を、「岸田政権の審判」の見出して報じています。「国政の評価は国政選挙で」ですが、私は地方議員選挙が、岸田政権の今後に影響するとみます。
勝っても負けても、「国政と地方選挙は違うが、結果は真摯に受けとめたい」とのコメントは各党の常です。知事や市長町長は、狭い地域での行政権限を握り、露出度も高いため、浮動票を期待できる新人を除いては、スキャンダル等がなければ現職が有利なのが実態です。各党も勝ち馬に乗るので、国政で対立する政党の相乗りも多く、国政での与野党の評価に直接結びつかないと言えます。
一方、地方議員選挙は、中選挙区や大選挙区で行われるので、候補者の日常活動、地力が表れます。また浮動票の多い都市部では、内閣や与党の国政での評価が、投票に影響すると言われます。候補者は自民党地方組織の一員でもあります。その為選挙戦の結果は、党本部や党総裁への地方組織の評価に直結します。
もう一つ大切なのは、小選挙区制では自民党の公認は一人なので、中選挙区時代のように自前の後援会で戦う候補者が少なくなっており、配給・統制時代の国政候補者を支えているのは、地方議員なのが実態です。この地方議員の数が減ると、総選挙は難しくなります。岸田政権の今後や解散戦略は、地方統一選挙の地方議員の選挙結果に懸かっているとも言えます。
ご自身のfacebook、3月20日の記事より
明日はお彼岸の中日。久しぶりに伊吹家の墓参りをし、祖父母や両親と対話の予定です。食料が乏しく、衛生状態が劣悪な戦中や戦後の混乱期に、我々を飢えと栄養失調から護り、懸命に育ててくれた両親、幼少期を一緒に過し、先に逝った弟に花を供えたいと思います。
墓地には個人の墓碑は少なく、多くは○○家の墓です。最近は、放置され荒れはてた墓所が目立ちます。我家の子供達も東京に居を定めており、将来を考えると他人事ではないようです。高度経済成長期の半ばまでは、日本は家中心社会でした。家を護り続けるのが大切な目標でした。高度成長により、産業構造は地域密着の農林水産業から、工場中心の都市型に変る。祖父母は地方に残り、若年層は都会に流出、従来の家庭、家は分割され、核家庭の出現です。
経済が成長し、一人でも生きていける豊かな社会になると、結婚し、家庭を持ち、家を継ぐのは当然との価値観は変化し、自分の価値観やキャリアを大切に、個人中心に生きることが可能になります。世論調査では、結婚を望まない男性が25%、女性が20%強あり、既婚夫婦の半数が2人以上の子供を望まないとの数字があります。岸田さんは、「少子化は経済だけでなく、社会機能に深刻な影響を与えるので、異次元の対策が必要」と述べています。現状認識はその通りですが、「結婚しない」、「子供は二人以上望まない」の理由が経済的負担なら、異次元の現金給付や育児費用軽減は有効でしょう。
だがその原因が、価値観の多様化、家や家族以外の生き甲斐にあるのなら、その価値観と結婚・出産や育児を両立させる雇用制度、育児の社会分担等の法律や制度改革、家族・家庭の価値を考えてみることが必要でしょう。加えて、子供が欲しいのに恵まれずに苦しんでいるカップルへの不妊援助も欠かせません。
現在、年金の年間給付額は53兆円、医療は41兆円、介護は13兆円で、その財源は長寿者と現役世代の保険料、現役世代が多く負担する税金です。負担と給付が長寿世代に偏っているとして、これを人数の多い長寿者によるシルバー民主主義と批判します。しかし、若年層が長寿世代になった時、同じように支えてもらうには、現役世代が少子化を脱け出す必要があるでしょう。
国家とは、過去、現在、未来の三世代の共同体との言葉があります。判断を避け、価値観の問題を考えなくては、少子化問題の解決は難しそうです。
父母の  植え遺したよ  柚子を採る

【4Kリマスター版】2019年 参議院議員三原じゅん子 安倍内閣総理大臣問責決議案 反対討論

2023-03-01
小池さんと安倍総理がまさかの意見の一致!

【これぞ野党!】麻生も絶賛の民主党議員!なぜ民主党にいた?と誰もが思う神質疑!

2023-03-01

『田中角栄』日本人の心を惹きつける名演説 | HD版

2023-03-01
田中角栄の名言・格言・語録 20選
特集 田中角栄氏
追悼臨時特番『大いなる幻影 その男、田中角栄』

「解散予告したのに」=安倍首相あいさつ

2023-02-23
2018年
「私がせっかく事前予告したのに」。
安倍晋三首相は5日に開かれた時事通信社などの新年互礼会で、酉(とり)年だった2017年の同じ会に出席した際、衆院解散・総選挙を示唆したのに誰も気付かなかったと語り、聴衆の笑いを誘った。  
首相は「(酉年に行われた)佐藤、小泉両首相の解散、解散と酉年という話をしたが、私の真意を誰も理解しなかった」と指摘。
「実際に10月(の衆院選へ)解散を打つと、『突然選挙をやるのはけしからん』と。
何を聞いていたんだという気持ちだ」と軽口をたたいた。【時事通信映像ニュース】
安倍首相「日本は自由貿易の旗手に」=G20首脳会議で議論主導
2019/01/08
安倍晋三首相は7日、東京都内で開かれた時事通信社など主催の新年互礼会であいさつし、日本が今年の20カ国・地域(G20)で議長国を務めることを説明した上で、「日本は自由貿易の旗手としての役割を果たしていきたい。今年は極めて大切なG20になる」と述べた。【時事通信映像センター】
2020/01/07
安倍晋三首相は7日、東京都内で開かれた時事通信社など主催の新年互礼会に出席した。
首相は今年と同じ庚子(かのえね)の年だった1600年に徳川家康が関ケ原の合戦で勝利したことを紹介。
「やるべき時には戦わなければならない」と衆院解散をほのめかし、野党をけん制した。
【時事通信映像センター】
【会見ノーカット】安倍首相が辞任を正式表明
2020/08/28
安倍晋三首相は28日夕の記者会見で、体調悪化を理由に辞任すると正式に表明した。
理由について「政治で最も重要なことは結果を出すことだ。7年8カ月、結果を出すために全身全霊を傾けてきたが、病気と治療を抱え、体力が万全でない苦痛の中、大切な政治判断を誤る、結果を出せないことがあってはならない」と語った。  
首相は「新型コロナウイルス禍の中で職を辞することになり、国民の皆さまに心よりおわび申し上げる」と陳謝。
「次の首相が任命されるまで、最後まで責任を果たしたい」と述べた。
歴代最長 安倍政権の7年8か月とは?【news23】
歴代最長の在任期間となった第2次安倍政権。経済政策に外交、重要法案など・・・安倍政権は何を成し遂げ、何が課題として残ったのでしょうか。 (news23 8月28日放送)
安倍首相が突然の辞意表明 背景に何が? (2020年8月28日放送 news every. より)
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