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時代を映す鏡

時代を感じる出来事・・・。

明治時代の台所にびっくり!驚きのキッチン変遷史【100年雑誌『婦人画報』のアーカイブから】

2022-12-23
「行き届いた台所」と題した昭和3(1928)年の記事です。女性が立っているのは、ガス調理器の前。都市部を中心に、ガスと水道が整備された当時の台所は、基本的には現在と変わらず、「台所」というよりも「キッチン」という言葉が似合いそうな雰囲気です。シンクの右にある、少し頑丈そうな扉はおそらく冷蔵庫でしょう。冷蔵庫といっても電気ではなく、氷で冷やす冷蔵庫です(電気冷蔵庫が一般家庭に普及し始めたのは昭和30年代後半になってからでした)。また、記事にも「採光、清潔、便利」という、現代のキッチンが必要とするものとほぼ変わらぬキーワードが並んでいます。このように大正中頃から昭和初期にかけて、台所は飛躍的に発展しました。

話題となったNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、北条政子は「御台所様(みだいどころさま)」と呼ばれていました。大臣や将軍家の妻の呼称であるこの言葉は、平安時代の宮中や貴族の邸宅の配膳室と調理場を意味する「台盤所」に由来します。それが示すように、「食」とダイレクトに結びつく「台所」という言葉は、千年以上前から使われ、いつの時代も生活とは切り離すことができない存在でした。明治維新とともに、欧米文化や風習を矢継ぎ早に取り入れてきた日本。とりわけ明治の上流階級は、洋間を作り暖炉を設け、テーブルを食卓とするなど、いちはやく生活の洋風化を実践しました。では、とても大切な空間であった台所は、明治以降どのような変遷を遂げたのでしょうか……。明治から昭和初期にいたる台所をアーカイブスで辿ってみます。まずは明治の台所。そこには、現代のキッチンからは想像もできない驚くべき光景が広がっていました。

取り壊しが決定していた城を救った大隈重信のひと言

2022-12-10

北陸巡幸を終えて京都に向かっていた明治天皇が10月11日、彦根の近郊に宿泊した。その翌日、天皇に随行していた大隈重信が彦根城に立ち寄り、城が解体されるのを知って惜しいと思い、天皇に「保存すべきだ」と奏上。それに天皇が同意して保存が決まったのだ。

東京都の「ご当地ナンバー」 図柄に東京タワーとソメイヨシノ

2022-11-29
図柄が決まった東京都のご当地ナンバーのイメージ=都提供 © 毎日新聞 提供
毎日新聞 - 1 時間前

自治体が独自に作製できる自動車の図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)について、東京都は「東京都版」のデザインが決定したと発表した。3案の中から都民アンケートで、都の花「ソメイヨシノ」と東京タワーが描かれた図柄が選ばれた。交付は2023年10月ごろに始まる見通し。



ご当地ナンバーは地域振興を目的に国が普及を進めている。都内では江東、世田谷、杉並、板橋、葛飾各区のナンバーが既に交付されているが、都内全域を対象とするものはなかった。国が今年度から都道府県版の交付制度を始めたことから、都は独自ナンバーの作製を決めたという。

 都は10月14日~11月13日にインターネットなどで都民にアンケートを実施、1万1742人が回答した。3案から好きなデザインを選んでもらったところ、江戸切子をイメージした案と、ソメイヨシノの花柄だけが描かれた案を抑え、東京タワーが入った図柄が約57%(6705人)と圧倒的な支持を得た。

 今後はプレート上の数字が読みにくくないかをチェックする国の「視認性確認」などを受けた上で正式決定される。小池百合子知事は「観光面でのPRにもつながる。ぜひ活用してほしい」と話している。【黒川晋史】


通信途絶えた月探査機「オモテナシ」目覚まして…機器開発の町工場「我が子同然」

2022-11-22
オモテナシに搭載された通信機の模型を手にするアドニクスの小島要社長 © 読売新聞
 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月探査機「オモテナシ」からの通信が16日夜から途絶えている。21日夜頃までに復旧しなければ月を通り過ぎ、日本初となる月面着陸は不可能になる。通信機や着陸技術を担った町工場などの関係者は、祈るような気持ちで回復を願っている。
読売新聞 - 17 時間前

オモテナシは縦37センチ、横24センチ、高さ11センチで世界最小の月面着陸機。米国のロケットで16日に打ち上げられた後、21~22日、月の赤道付近に降りる予定だった。

 だが、打ち上げ後、太陽電池が太陽と反対側を向いたまま、想定の8倍の速度で回転していることが判明。バッテリー電圧が低下し、通信が途絶えた。

 通信機は、社員4人の無線通信機メーカー「アドニクス」(東京都)が開発した。小型で耐久性の高い通信機の製作に定評があり、これまで100個以上をJAXAや大学などに提供してきた。米アポロ計画の月面着陸を見て宇宙に興味を持った小島要社長(63)は、「通信機は我が子同然。目を覚ましてほしい」と話す。

 今後、通信が再開して、月面に到達できたとしても、安心はできない。事前の軌道修正が十分にできていないため、着陸速度は当初の想定をはるかに上回り、強い衝撃が機体に加わることになるためだ。

 頼みの綱は、機体を衝撃から守るアルミ製の部品。金属部品メーカー「コイワイ」(神奈川県)が3Dプリンターでつくった。正六角形の微細な隙間が無数にある構造で、衝撃を吸収する。小岩井修二専務(65)は「着陸に挑戦できるよう祈るばかり。奇跡が起きてほしい」と話した。

アウトソーシング(外部委託)を利用する場合のメリット・デメリット

2022-11-15

アウトソーシングとは、日本語でいうなら「外部委託」のことです。業務の一部を外部の会社や個人事業主に委ねることを意味し、その活用は昨今の企業にとって、重要な経営戦略の一部となっています。
では、具体的にはどのように活用されているのでしょうか。ここでは、アウトソーシングの活用が企業にもたらすメリットのほか、デメリットについてもご紹介します。

目次
アウトソーシングとは業務を外部委託すること
アウトソーシングを行うメリット
アウトソーシングと派遣の違い
アウトソーシングを利用する際のデメリット
自社で行うべき業務か、アウトソーシングすべき業務かの見極めが重要

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