ちょい話【et cetera】
ちょっといい話
アップル、「iPhone 13」「iPhone 13 mini」を発表
トヨタの燃費値はなぜ他社を圧倒する? 類似ハイブリッド車でカタログ燃費に差がある訳
なぜ各社がHVをラインナップするようになったのか
2021年現在、ほとんどの自動車メーカーがハイブリッド車をラインナップしています。
そんなハイブリッド車(HV)のカタログ燃費を見るとトヨタ車が優勢であることがわかります。
なぜ、トヨタのHVは燃費性能に優れているのでしょうか。
PCの操作について
満面の笑みで陛下とジョギングを楽しむ金メダリスト道下選手
東京2020パラリンピックは秋篠宮さまがご臨席の中、9月5日夜、閉幕しました。この日の午前女子マラソンが行われ、視覚障害のクラスで道下美里さんが見事金メダルを獲得、リオパラリンピックで銀メダルだった雪辱を果たしました。
【画像】道下さんのことを気づかわれながら伴走をされる天皇陛下
競技終了後の6日代表インタビューを受けた道下さんは、メダルの重さについて「思ったより重たくて、リオ大会の時よりさらに重くなっていますよね。今まで支えてくれた人たちの風が吹いて、重みもさらに増したんじゃないかと勝手に思っています」と支えてくれた関係者への思いを語っています。
そして、インタビューの最後には、これまで応援されてきた天皇陛下への思いも語ってくれました。道下さんは、陛下との交流について、次のように述べています。
「リオ大会の後にお会いする機会をいただいて、その時に、陛下と約束をしたんですね。終わった後の園遊会は開かれないかもしれないですが、終わった後に、またお会いしたいですということを。お会いする機会をつくれるよう頑張りますと伝えたので、また機会があれば、お会いしてご報告させていただきたいなと思います」
陛下と道下さんとの交流はすでにご存じの方も多いことでしょう。
陛下と道下さんとの交流
陛下は2017年秋に開催された園遊会で道下さんとお話をする機会をもたれています。その際、陛下が、園遊会の会場をジョギングしていることを話されたところ、道下さんから「ご一緒する機会があれば」と言われたということです。
こうした経緯から、2018年6月に、陛下はいつも走られている赤坂御用地で道下さんの伴走をされることになったのです。陛下は、どのようにリードすればいいか、事前に本を読んだり動画を見たりし、事前に調べて本番に備えられました。
そして、本番。
最初は、いつもの伴走者と道下さんが走り、途中から伴走者を交代し、陛下が、道下さんと約20分、2.3キロくらい走られました。道下さんと実際に走ってみると、陛下は、どこで声をかけるかなど戸惑われることもあったということです。
2019年のお誕生日会見で陛下は、「一例を挙げますと、例えば2メートルくらい先にマンホールがありますということを道下さんにお話しようと思いましたら、気が付いた時にはもうマンホールの上にいるような感じで、走っていると随分スピードもあるんだなと思いましたし、実際に伴走の方がどのように選手をリードされているのかということも私も分かって、自分としても大変いい経験になったと思います」と、苦労談を明かされています。
また宮内庁によれば、「今回一緒にジョギングすることにより、障害者スポーツにさらに理解を深めるとともに、伴走することによって自分自身の世界も広がった」というご感想もお持ちだったということです。
障害者スポーツでは、ほとんどの競技で、サポートする人が必要となっています。
陛下は、障害者が競技をする中で、いかに支援者との間に「相互理解と信頼」が大切か実感されたのではないでしょうか。
「ブラインドマラソンを知っていただきたい」
天皇陛下と赤坂御用地内を走った道下さんは、今回そのときの気持ちも述べています。
「本当に幸せな気持ちですね。私もいろんな方にロープを持っていただいて走ったんですけれども、まさか走り始めた当初、そんな機会をいただけるなんて思っていなかったので。陛下と一緒に走ることを通して、ブラインドマラソンというものをたくさんの方に知っていただく機会をくださったのだと思うので、そのお気持ちに本当に感謝したいです」
天皇ご一家も道下さんを含めブランドマラソンに出場する選手の活躍を楽しみにされ、側近によれば「平成30年に陛下が伴走された道下美里さん等男女合わせて5人が出場するため皇后さま愛子さまともども、大変楽しみにされているのではないかと拝察」とレース前に天皇ご一家のお気持ちを明らかにしています。
「共に生きる社会」
こうした、皇室の皆様の思いについて、道下さんはこうも述べています。
「共に生きる社会というものを、共に率先して取り組んでくださっているので、私たちも、その背中を見ながら見習っていろんなことを伝えていけたらいいなと思います」
前回のパラリンピックの開催を支援された上皇ご夫妻、ろう者の競技大会への理解や手話などの普及に尽力されている秋篠宮ご一家、そして、全国障害者スポーツ大会にご臨席され続けた両陛下。
ブラインドマラソンという競技を続ける道下さんには、皇室の方々から障害者に心を寄せられるお姿がはっきり見えていることでしょう。
【執筆:フジテレビ 解説委員 橋本寿史】
東京パラリンピックのレガシーは「自分以外の誰かのために、という思い」。
日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は9月9日、オンラインで記者会見し、5日に閉幕した東京パラリンピックについて「アスリートや現場の皆さんが示してくれたものは『自分以外の誰かのために』という思いであり、それこそが今大会のレガシー(遺産)ではなかったかと思う」と述べた。
豊田会長は「選手たちが試合後に語っていたことは、この場に立たせてくれてありがとう、応援してくれてありがとう、大会をサポートしてくれた全ての人にありがとう、という感謝の気持ちだった。舞台裏では、ボランティアをはじめ、大会運営を支えようと頑張っている人たちがたくさんいた」と背景を説明した。
東京パラリンピックのレガシーを巡っては、陸上2種目で金メダルを獲得した佐藤友祈選手が自身のTwitterに「その舞台で活躍した選手たちが、スポンサーやファンの方たちと一緒に作り上げていくものがレガシーになると思っている」と投稿。多くの人たちの共感を得ている。
一方、ハード面では負のレガシーも指摘されている。東京都がオリンピック・パラリンピックのために新たに整備した「有明アリーナ」(江東区)など6施設のうち、「東京アクアティクスセンター」(同)など5施設が現時点では年間の収支が赤字となる見通しで、競技施設を不採算化させないための取り組みが求められている。