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香川照之（５５）が３日、金曜ＭＣを務めるＴＢＳ系の「ＴＨＥ ＴＩＭＥ，」で「半沢頭取」に粋なコメントをした。

番組の「バズったワードデイリーランキング」コーナーで、今月に入り、全国銀行協会が三菱ＵＦＪ銀行の半沢淳一頭取（５６）を来春にも全国銀行協会会長に起用する方向で調整に入ったと報じられたことを受け、ネット上で「半沢頭取」がトレンド入りし、同コーナーで５位となった。

これを受け、同局の人気ドラマ「半沢直樹」で香川が演じて話題となった大和田暁取締役を絡めて、ネット上で「大和田取締役はどう思っているのかな？」「大和田さんはこのニュースを見て相当悔しいだろうな」など大喜利のような書き込みが展開されたことも紹介。

これに香川がこの日「セカンドシーズンの最終回を見ていただけたらわかると思うんですけど、大和田は銀行を辞めてますからね。なので、もう頭取の人事には関係ないということなんでございますので、私はこのニュースを見ても悔しくない」と柔軟に対応してみせた。

ネット上では香川の発言を受け「センスある返しで、頭のキレる方ですね」などの好意的な声のほか、「香川さんが大和田に扮してリアル半沢会長にインタビューしに行く企画とかおもしろそう」などの番組への提案も上がっている。

半沢頭取については、ドラマ「半沢直樹」の作者・池井戸潤氏と同期入行のため、かねてから主人公の名前の由来とも報じられていた。だが、池井戸氏本人は、主人公のモデルが半沢頭取であることは否定し「敬愛する知人の名前をもじったもの」と話したことがある。

一方の半沢頭取は頭取就任内定時の記者会見で「名古屋に営業本部長で着任した際、おかげさまで名字をすぐに覚えてもらえ、ありがたかった」などと話したこともある。

俳優の香川照之さんが12月3日、自身が金曜日の司会を務める『THE TIME,』に出演した。オープニングで視聴者に語りかけた内容に、ネット上で反響が寄せられている。

香川さんが訴えたのは、「喪失感を感じた時に、どのように前向きに生きるか」という問いとそれに対する自身の答えだった。香川さんが語った言葉を振り返る。

「大きな喪失感に包まれ、悲嘆にくれた」

香川さんは冒頭「おはようございます。時刻は午前6時を回りました。『THE TIME,』の金曜日を担当致します、香川照之です」と名乗ると、番組開始から2ヶ月が経ち、自身10回目の放送を迎えたことを伝えた。

ここまでの日々について「様々なニュースに触れる機会が増えて、皆様と同じように、それに一喜一憂する毎日を送っていたのですが...」と振り返った。

だがその直後、「今週の私は大きな喪失感に包まれて、力が抜けて、悲嘆にくれておりました」と報告。

続けて、「皆様にもそういう時があるかと思います。それでも人生は続いていきます。生きていかなければなりません」と真剣な表情で噛み締めるように語った。

香川さんが視聴者に訴えた“アンサー”とは

その後、「そんな時、私たちを前に突き進めていくものとは何でしょうか」と視聴者に問いかけた香川さんは、次のように自身の考えを述べた。

(以下引用)

当たり前のことですが、朝普通に起きられて、食べるご飯があって、仕事に行けて、周りの人に支えられて1日を普通に送ることができる。小さなことだと普段は思っているそんな感謝こそが改めて大切なんだと気付かされました。生かされている、この現実が人生なのだと思います。

(以上引用)

ネット上では「朝から心に響きました」「素晴らしいことですね」などという感想が寄せられたほか、香川さんの言う「大きな喪失感」を、同じ歌舞伎役者で人間国宝の中村吉右衛門さんが亡くなったことを指していると受け止める人もいた。

中村吉右衛門さんは11月28日心不全のため77歳で亡くなった。歌舞伎の舞台のみならず、時代劇「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵役でも長年にわたって広く親しまれていた。