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新幹線

ここから、始まりました。

いよいよ走り出す新幹線「かもめ」のN700S 東海道新幹線とは何が違う?

2022-09-23
6両編成を組む西九州新幹線用のN700S

オリジナル形式で独自性が発揮された九州新幹線(博多~鹿児島中央間)の800系とは異なり、既存形式のN700Sが採用された「かもめ」。元になった東海道・山陽新幹線用N700Sの面影も見られますが、同じく九州新幹線用のN700系のように控えめなデザインではなく、同社のデザインを多く手掛ける水戸岡鋭治さんらしさが爆発した車両です。

形は似ているけれど、デザインは異なる、西九州新幹線と東海道新幹線のN700S。両車を比較してみました。


西九州新幹線「かもめ」用のN700Sは6両編成。東海道新幹線のN700Sと比べると、非常にコンパクトです。番台区分は8000番台。編成記号は「Y」とされ、それぞれY1~Y4の編成番号が付与されています。

JR東海が保有する16両編成のN700S
デザイン発表当時のJR九州社長(現:会長)、青柳俊彦さん揮毫の「かもめ」ロゴ

「流れ星新幹線」スペシャルムービー

2022-09-14
九州を縦断 一夜限りの「流れ星新幹線」が願いを乗せて…(2021年3月15日放送「news every.」より)

最初で最後?「かもめ」だョ!全員集合

2022-09-12

facebook 西日本新聞meさん曰く


最初で最後?「かもめ」だョ!全員集合
✓新幹線車両「かもめ」全4編成を並べて公開
✓開業後は3編成で運行し、残り1編成は車両基地などで待機
✓勢ぞろいするのは「最初で最後になるかもしれない」(JR担当者)
23日に西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業
記事(動画あり)は⇒

西九州新幹線、23日開業 佐賀・長崎間、活性化に期待

2022-09-11
開業に向け走行試験が行われた西九州新幹線=5月10日、長崎市
2022年09月10日07時16分

佐賀、長崎両県を結ぶ西九州新幹線(愛称「かもめ」)が23日開業する。全国の新幹線で最短区間の66キロを運行し、JR九州や沿線自治体は観光客の増加と地域活性化に期待している。ただ、博多(福岡市)までの区間は一部未整備のまま。どれだけ需要創出につながるかは未知数だ。

新幹線「かもめ」に合格書 23日開業、佐賀と長崎結ぶ―国交省

 今回開業するのは、武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)間の5駅。武雄温泉で在来線特急を乗り継ぐ「リレー方式」で運行し、博多―長崎間の所要時間は最速1時間20分と、現行より30分程度短縮される。
 JR九州の古宮洋二社長は9日、日本記者クラブ主催の講演で、「雇用創出と交流人口の増加で開業効果を最大化したい」と強調。沿線でのホテル開発に加え、同じ区間で海沿いのルートを走る観光列車「ふたつ星4047」も投入し、相乗効果を狙う。
 沿線自治体の期待も大きい。特に関西や中国地方からの観光客増加を見込み、長崎県はJRで訪れる宿泊者の延べ人数が、新型コロナウイルス感染拡大前の2018年と比較して年間5.5万人増えると試算する。
 一方、博多―長崎間は高速バスを中心とする割安な交通手段が発達。さらに新鳥栖(佐賀県鳥栖市)―武雄温泉間は、佐賀県と国の協議が続いており未着工だ。本州からの利用客は長崎まで少なくとも2回の乗り継ぎが必要になる。
 地元住民の利用促進もカギとなる。佐賀県嬉野市は、新幹線で通勤・通学する市民に定期券の半額を補助する制度を創設。武雄市も同様の制度を検討、職場や大学に通うために地元を離れていたサラリーマンや学生らの需要を取り込みたい考えだ。同市の担当者は「移住の増加や転出抑制にもつなげたい」と話している。

西九州新幹線「武雄温泉駅」で一足先に「対面乗り換え」してみた 駅名標も「一体的」

2022-09-10
武雄温泉駅にて、新幹線「かもめ」と特急「リレーかもめ」(乗りものニュース編集部撮影)

今回は部分開業ということもあり、利便性を損なわない方策として、新幹線と在来線特急が同じホームで向かい合わせに停車する形で乗り換える「対面乗り換え」が採用されています。

 これは2004(平成16)年の九州新幹線の鹿児島中央~新八代間の部分開業の時も同じで、「リレーつばめ」は新八代駅の新幹線ホームへ専用の短絡線で乗り入れ、同一ホーム上で新幹線に乗車できる形になっていました。

 さて、特急「リレーかもめ」は武雄温泉駅に到着。向かい側で新幹線「かもめ」が待機しています。新幹線のりばは、この対面乗り換えホームの11番線と、もうひとつ奥の12番線の、2つが用意されています。基本的にはこの11番線が使われますが、「リレーかもめ」との乗り継ぎが無い列車などは、12番線を発着することもあるといいます。

 一般的に、在来線と新幹線を乗り換える際は、いったんコンコースの"のりかえ改札口"を経由します。しかし今回の対面乗り換えの場合はそれがありません。ホーム上を歩いてそのまま向かいの電車に乗ればいいのです。在来線特急と新幹線が1枚のきっぷで発行されるため、「博多駅の在来線改札で入って、長崎駅の新幹線改札で出る」ということが可能なわけです。

 発表されたダイヤでは、武雄温泉駅での乗り換え時間は3分間。乗り換えというよりもただの停車時間のような短さで、シームレスな移動を継続できます。

 コンコースに降りてみると、案内看板は、佐世保線と西九州新幹線の案内が一枚にあわせて書かれています。

 また駅名標には、隣の駅の案内として「←うれしのおんせん こうほく→」の文字が。前者は新幹線の隣駅である嬉野温泉駅、後者は在来線特急の次の停車駅である江北駅(肥前山口から改称)。一枚の駅名標に新幹線と在来線の駅案内が混在し、"一体的な路線"であるかのように書かれているのです。これも対面乗り換えならではの風景と言えるでしょう。

【了】

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