蓮如さん
教団の歴史
本證寺・空誓上人のわかりやすい解説
三河一向一揆(みかわいっこういっき)は、戦国時代の1563年~1564年まで約6ヶ月間にわたり行われた一向一揆である。
できる限りわかりやすく解説したい。
1560年、桶狭間の戦いで今川義元が討死すると三河・岡崎城に徳川家康(松平元康)が復帰。
1561年、松平元康(徳川家康)は松平好景・酒井忠尚らを率い、吉良義昭との間で善明堤の戦いとなり、藤波畷の戦いにて吉良義昭の排除に成功。
中心勢力は、三河三ヶ寺(宮寺・本証寺・勝鬘寺)と本宗寺、一揆に呼応した三河守護家である吉良義昭、そのほか荒川義広(吉良持清の子)、尾張・品野城だった松平家次、松平信次、松平昌久などであった。
松平元康(徳川家康)の家臣の一部にも本願寺門徒がおり、松平家から離反して一向宗に味方して寺院に立て籠もった。
ふるさと紹介~武藤 佳子 さん 行順寺 報恩水道~
国宝勝興寺の魅力体感
●建立の歴史と平成の大修理学ぶ
富山新聞文化センターの「『国宝』勝興寺 特別講座~建立の歴史と平成の大修理を学ぶ」は12月17日、高岡市伏木古国府の勝興寺で開催される。国宝に指定される本堂や大広間・式台をはじめ、通常は非公開の奥書院「金の間」や本堂の内陣の特別拝観もあり、23年間に及ぶ大修理を経て往時の姿が蘇った名刹の魅力を存分に体感できる講座となる。
勝興寺文化財保存・活用事業団の高田克宏専務理事・学芸員と、平成の大修理に約20年間携わり、副棟(とう)梁(りょう)、棟梁も担った舟木聡史氏(舟木工匠代表)が講師を務める。本堂での講演で壮麗な伽藍が建築された歴史や、大修理について分かりやすく紹介した後、境内の主要な伽藍を巡り、両氏が解説する。
このうち特別拝観する奥書院「金の間」は要人をもてなすために使われ、襖(ふすま)や壁に金箔が貼られた豪華な造りとなっている。ご本尊である阿弥陀如来像をまつる本堂の内陣も極彩色の彫刻や金箔が施されており、勝興寺の繁栄を今に伝える。
勝興寺は加賀藩前田家の庇護と、本山である西本願寺との密接な関係の下で隆盛を誇った。西本願寺阿弥陀堂をモデルとして建築され、破格の規模と質を誇る本堂や、浄土真宗寺院の対面所の変遷を示す大広間・式台は歴史的価値が特に高いとして国宝に指定される。経堂や書院・奥書院など残る10棟の建築物も全て重要文化財となっており、江戸時代後期の大型真宗寺院の建物の構成要素を完備している点なども国宝指定の理由となっている。
講座は午前10時~正午、午後1時半~3時半の2回開催する。定員は各回50人で、事前申し込みが必要。参加費は2千円(文化財協力金500円込み)。申し込み、問い合わせは富山新聞文化センター高岡本部(月~土曜)=0766(26)7000=まで。