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「ブルーインパルス」はなぜ”海外進出“しないのか

2024-03-28
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」(画像:航空自衛隊)。

「ブルーインパルス」が生まれた1960年代は、敗戦後の歴史から自衛隊に反対する人も多く、空自の存在を知ってもらうためにチームが結成されたといわれています。その一方、こうした活動に重点を置いているため、海外へは1997年の米空軍創設50周年を記念した航空ショーへ遠征したのみです。

 ブルーインパルスの役目からすれば、無理に海外の航空ショーへ参加する必要ないでしょう。しかし、各国のアクロバットチームの目的を探っていくと、親善大使や派遣国の産業のアピールなども役目と気づかされます。

 カラフルで目立つ塗装と曲技飛行が、友好を示すメッセージなのは明らかです。また、シンガポール航空ショーに参加する韓国空軍の「ブラックイーグルス」が台北やフィリピンで途中給油するように、経由・給油地となる国との友好関係構築にもつながります。

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