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篠塚死す!!

2024-03-19
篠塚建次郎さん(2001年撮影) © 日刊スポーツ新聞社

自動車耐久レースのダカール・ラリーで1997年に日本人初の総合優勝を果たした篠塚建次郎(しのづか・けんじろう)さんが18日午前、膵臓(すいぞう)がんのため長野県諏訪市の病院で死去した。75歳だった。東京都出身。葬儀・告別式は家族葬で行い、お別れの会を後日開くという。

71年に三菱自動車に入社し、社員ドライバーに。世界一過酷とされたパリ・ダカール・ラリー(当時)に86年、パジェロで初出場。48歳の時に制するなど17度の出場で14度も完走した。91年には世界ラリー選手権(WRC)のアイボリーコースト・ラリーで日本人初優勝し、翌年2連覇。02年に三菱自動車を退社した。

40歳ごろ山梨移住し、ソーラーカーにも挑戦。70代になってもサハラ砂漠のラリーに参戦するなど生涯現役を貫いた。三菱自動車は「当社のクルマでも沢山の名シーンを残してくださった篠塚氏のご冥福を謹んでお祈り申し上げます」と追悼した。俳優三浦友和の義兄としても知られた。



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