本文へ移動

田畑正久先生の話

お釈迦様の生涯と教え

「苦悩多きものよ教えを聞け」【住岡夜晃法語】

2022-08-03
生きることは苦悩である。苦悩すること以外に人生はない
しかし、苦悩あるがゆえに人生の意義が生まれる
苦悩の無いところに人生の意義は生まれない
宗教の意義もまたしかりである 
念仏によって苦悩を無くするものではない
苦悩の中に念仏して 苦悩を受け取れば 
苦悩こそ 如来本願大悲真実の功徳大荘厳を発せしめたる現実の根拠であるがゆえに 
苦悩こそ 誠こそ如来の真実大悲の大荘厳を 現実に具体的ならしめる契機(けいき)である
であるがゆえに 苦しみこそ幸(こう)なるかな 悩みこそ福なるかな
苦悩無きものに大悲なく 煩悩深きものに功徳多し
されば 罪悪深重にさめて念仏申す者は 永遠なる功徳荘厳を人生に顕現(けんげん)し
如来の大悲を生活の上に具現立証して世の光となるであろう
汝 苦悩多しとて悲しむなかれ
直ちに 苦悩を抱いて教えを聞け 苦悩のみが汝が汝となる汝のための契機であり
真実教のみが汝が汝となる汝のための生命である
「苦悩多きものよ教えを聞け」【住岡夜晃法語】
TOPへ戻る