池田勇諦師
「念仏をしながら
他力をたのまぬなり」
聖典西 688頁6行目
東 541頁11行目
つまり我が身の考え
思いを、自力をたのんでいるわけです。
だから念仏、しながら念仏に背く事しかないこの我が身があぶり出されてくる世界でしょ。
「信じさせていただいております」と言えますか。言いたくてしょうがないんですよ。「信ずる」と言うのが実は疑惑なんでしょう。
信じていますと言いたい。
阿弥陀仏は私にそれを言わせないのです。言ったとたんに、信心が腐り出すからです。仏法でなくて我法になるからです。
池田勇諦師
仏教の救い 5 より抜粋
30頁~32頁