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鉄の今

【今の鉄路】

さよなら、トロバス!

2024-04-12
立山トンネルトロリーバス(画像:立山黒部貫光)。
日本最後のトロリーバス「11月引退」 立山黒部アルペンルートで“ラストイヤー企画”登場 | 乗りものニュース (trafficnews.jp)

立山黒部アルペンルートは、富山県と長野県を結ぶ世界有数の山岳観光ルートです。ケーブルカー、バス、ロープウェイなどを乗り継ぎながら、立山や黒部ダム、飛騨山脈を通過していきます。

 このうち、室堂~大観峰間(3.7km)は「立山トンネルトロリーバス」が運行されています。トロリーバスは、一般的なバスのようにハンドルで操作しタイヤで走りますが、正式には「無軌条電車」といい、電線から電力の供給を受けて動く、鉄道に分類される乗りものです。

 立山の主峰・雄山(標高3003m)の直下を貫通する立山トンネルでは、1971年からディーゼルバスが使われていましたが、1996年からトロリーバスに置き換わりました。立山黒部貫光によると、立山トンネルトロリーバスには約28年間で累計1920万人以上が乗車したといいます。

 しかし、更新が必要な車両部品の調達が難しくなったことから、2024年11月30日で営業運転を終え、12月1日付でトロリーバスを廃止する予定です。

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