ファイト山本
ドジャース山本由伸投手(25)
“㊗初勝利” 大谷からのコンプリメント in シカゴ
ドジャース・山本由伸投手の専属通訳として、園田芳大(そのだ・よしひろ)氏に決まった
ドジャース・山本由伸投手の専属通訳として、園田芳大(そのだ・よしひろ)氏に決まった。9日(日本時間10日)のキャンプ初日に合流。ブルペンでは右腕と首脳陣、選手の間に入ってサポートした。
ドジャース関係者によると、園田氏がメジャーで通訳を務めるのは初めてだという。「結構若く見られるんですけど」という1977年12月23日生まれの46歳だ。愛されキャラのようで、この日は一回り以上年下になる25歳の山本から「ダイエット中です」とイジられた。園田通訳は「3桁が近くて」と人懐っこい笑みを浮かべ、イジリを笑いに変えた。
水原一平通訳はエンゼルス時代と変わらず、大谷専属となる。この日は大谷を白のポルシェに乗せて球場入り。日米韓70人が集まった会見ではスムーズに業務をこなした。
山本由伸の圧巻21球!
【アリゾナ州グレンデール発9日(日本時間10日)】たった一日で主役に躍り出た。ドジャースの山本由伸投手(25)がキャンプイン。背番号「18」を初披露した。初日からブルペンで直球、変化球を含め計21球の圧巻投球を披露した。チームの顔といえば大谷翔平投手(29)だが、この日の投球で評価は急上昇。早くも周囲では「大谷への予想以上の好影響が期待できるのでは」という声が高まっている。
キャンプイン初日。真新しいドジャーブルーの背番号「18」のユニホームを身にまとった山本がロッカールームから姿を現したのは午前10時半(同10日午前2時半)過ぎだった。
キャンプ施設のマイナーグラウンドに足を運ぶとまずは軽めのランニングで汗を流した。この時点で待ち構えていた大勢の日米報道陣に加え100人規模のファンが山本見たさに殺到。その後、2021年に16勝を挙げ、今季右ヒジ手術から復帰するビューラーとのキャッチボール開始が「由伸の由伸による由伸のため」の劇場が幕を開ける合図となった。
【グレンデール(米アリゾナ州)=帯津智昭】大谷翔平と山本由伸が加入した米大リーグ・ドジャースのバッテリー組とリハビリ組のキャンプが9日(日本時間10日)、アリゾナ州グレンデールで始まり、山本がブルペンで投球練習を行い、チーム関係者の視線を集めた。
オリックスで昨季まで3年連続で沢村賞を受賞し、投手としてのメジャー史上最高額とされる12年総額3億2500万ドル(発表時約462億円)の大型契約を結んで入団した山本。フリードマン編成本部長らが見守る中、ベテラン捕手のバーンズに直球、ツーシーム、カーブ、カットボール、スプリットを計21球、投げ込んだ。途中から打席に入り、球筋を見た正遊撃手候補のラクスは「本当にえげつない」と絶賛していた。
【オリックス】山本由伸の譲渡金は約72億円 来季チーム総年俸の約3倍
オリックスからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた山本由伸投手(25)が21日(日本時間22日)、ドジャースと合意。大リーグ公式サイトなどによると12年3億2500万ドル(約462億円)での契約になるという。
ヤンキースのゲリット・コールの9年3億2400万ドルを超えるメジャー投手最高額となった。大谷翔平との「侍タッグ」に夢が膨らむが、日本のファンの注目を集めているのが、オリックスに入る莫大な譲渡金だ。
歴史的契約によりドジャースがオリックスに支払う譲渡金は、規定により5062万5000ドル(約72億円)。オリックスの来季日本人支配下選手の総年俸は23億9190万円となっており、譲渡金は実に約3倍となる。
現地時間12月21日、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者をはじめとする複数の関係者たちは、今オフにオリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を決めた山本由伸がドジャースと12年総額3億2500万ドル(約471億2500万円)の契約を結ぶことで合意したとすっぱ抜いた。
周知の通り、山本はメジャーで1球も投じていない。しかし、契約年数と契約金はいずれも投手史上最高となった。それは今オフにヤンキースやメッツ、カブス、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、そしてドジャースといった複数球団による争奪戦が熾烈を極めた影響が大きい。敏腕代理人のジョエル・ウルフ氏が「これほど多くの球団が興味を持つ選手は知らない」と語ったほどに過熱した獲得レースは、ポスティングフィーを必然的に高めたわけである。