ちょっといい話 & 絵
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1.ちょっといい話
【仰天】70代夫婦が兵庫・宝塚市に「254億円」寄付! その人物とは?「市民病院の建て替え費用に」
兵庫・宝塚市にとんでもない額の寄付が寄せられました。
宝塚市によると、その額、何と約254億円。
まさに驚愕の大金を寄付したのは、市内に住む元会社役員・岡本光一さんと明美さん夫妻です。
宝塚市民「あまりにも(金額が)大きすぎて、ちょっとピンと来ませんけれども“奇特な方”がおられるなと思います」と話しました。
寄付金の内訳は市民病院の建て替え費用として250億円。
残りの約4億円は光一さんから手術支援ロボットの購入費用として寄付されたといいます。
市の担当者の慌てふためきぶりは、SNSへの投稿からも伝わってきます。
宝塚市 公式Xより:
再三の投稿修正で申し訳ありません あまりの金額に担当者が緊張し過ぎています
「イット!」は4日、この巨額すぎる寄付を受けた宝塚市立病院へ。
築40年以上が経ち、建物は確かに老朽化。
それでも300床以上ある地域の拠点病院として、救命救急にも力を入れ、市民の命を守っています。
今回の超巨額寄付を病院側はどう受け止めているのでしょうか。
宝塚市立病院・岡田敏弘病院長:
配管のところが、やはり40年たってきますとなかなか厳しくなってきて(修理する)。うれしさというよりも「え、信じられない」っていう。この254億に重責といいますか。
驚きの声は、病院を利用したことがある人からも聞かれました。
「楽しくやれ」の言葉に背中を押されて
昨年九州場所は琴桜との千秋楽相星決戦に敗れてあと一歩で優勝を逃した。ダブル綱取りに挑んだ今場所、9日目までに平幕相手に3敗を喫し、場所後の横綱昇進は絶望的かと思われた。それでも師匠・立浪親方からの「楽しくやれ」の言葉に背中を押されて白星を積み重ね、千秋楽で逆転。一人横綱として引っ張ってきた照ノ富士が5日目に引退し、平幕力士の活躍が目立った混戦の場所を大関の意地で締めくくった。
八角理事長は審判部から昇進を諮る臨時理事会開催を要請されて受諾し、27日の横綱審議委員会に昇進を諮問することも明言。一時は春場所は、北勝海が1992年夏場所前に引退し、曙が93年春場所で新横綱に昇進するまで番付上4場所空位だった時以来横綱不在となる可能性が高まっていたが、32年ぶりの横綱空位を免れることになった。
「大相撲初場所・千秋楽」(26日、両国国技館)
大関豊昇龍が12勝3敗で並んだ平幕王鵬、金峰山との優勝決定ともえ戦を制し、優勝を決めた。自身2度目の優勝で、大関になってからは初。綱とり場所だったが、日本相撲協会審判部の高田川親方が臨時理事会の招集を要請したため、横綱昇進がほぼ確実となった。
師匠の立浪親方(元小結旭豊)は都内で行われた祝勝会で取材に応じ、「素晴らしい弟子を持った。感謝でいっぱい」と目を赤くしながら万感を込めた。千秋楽の取組はパーティー会場で見ていたといい、「ドキドキがすごすぎて(とても)国技館では見られなかった」と苦笑い。ただ、本割で望みをつなぎ、ともえ戦で優勝を決めた瞬間は「みんなで大騒ぎした」とうれしそうに笑った。
以前は安定感を欠くこともあった相撲も風格が出てきたという。「最近は安心して見ていられる。そこは彼の成長。押しも強くなってきた」とうなずいた。
歌会始 高円宮妃久子さまは「マウス(ねずみ)がいますから」と機転
なかでも、エネルギッシュで、気さくな人柄で人気のある高円宮妃の久子さまは、多忙にもかかわらず、たくさんの和歌を詠まれるという。
久子さまは今回、「夢」というお題に対して、2023年に長女の承子さまと訪れたヨルダンのパレスチナ難民キャンプでの人びととの触れ合いを詠んだ。
ヨルダンの難民キャンプに若きらはこれからの夢を語りをりしが
医者や教師、政治家になりたいと、将来の夢を語っていた若者たちのいまに思いを馳せる内容だ。
永田さんは、「夢を語りをりしが」と結んだ表現が印象に残ったと話す。
「この和歌の優れているところは、結句(けっく)の最後の一字となる『が』にあります。
つまり、2年前に難民キャンプにいた若者たちは将来の夢を語っていたが、一歩を踏み出せただろうか、いまは無事でいるだろうか――。そう心にかける作者の思いが最後の一文字に凝縮されています」
長女の承子さまは、母の久子さまとの絆を感じさせる和歌だった。
『夢の国のちびっこバク』も三十年(みそとせ)をわが夢食(は)みつつおとなになりしか
承子さまは、「夢」というお題に、母の久子さまが執筆した絵本『夢の国のちびっこバク』を思い出し、むかし自分の怖い夢を食べてくれた主人公のバックンも大人になっただろうな、と思いを寄せた。
「今回の和歌も表現が瑞々しくこちらもハッとするような、いい和歌をお詠みになる」
永田さんは、そう振り返りつつも苦笑する。
「ぜひもっとたくさん作ってください、といつもお伝えしているのですよ」
母の久子さまは多忙にもかかわらず、メールの返事が驚くほど速いそうで、「いつお休みになっておられるのか」と永田さんは首をかしげる。
永田さんとは、こんなユニークなやり取りもある。
永田さんは、自宅で2匹の仔猫を飼っている。
あるとき、久子さまと和歌などについてメールでやり取りをしていると、遊んでほしい仔猫たちがパソコンのキーボードの上に乗ったり、パソコン画面の前に居座ったりし始めてしまった。
困った永田さんが久子さまに「パソコンで仕事をしていると仔猫がジャマをして困る」とメールをすると、即座に返信メールが届いた。
「マウス(鼠)がいるからですよ」
思わず笑いがこぼれたと、永田さんは振り返る。
「頭の回転の速い方でいつも感心します
「敬意と愛のある言葉選びが素敵」
<大相撲初場所>◇5日目◇16日◇東京・両国国技館
元大関貴景勝の湊川親方(28)がNHK中継の解説がSNS内で話題を呼んだ。
昨年秋場所限りで引退。解説は昨年九州から2場所目となる。休場した横綱照ノ富士(33=伊勢ケ浜)には「必ず強い精神力で戻ってきてくれる」とエールを送れば、4日目を終えて3敗となった綱とりの大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)には「1つ歯車があえばどんどん白星を重ねてくれる」と愛ある激励をした。
鋭い分析力もある。一回りも年上の40歳玉鷲(片男波)が初日から5連勝を決めると「玉鷲関は右手を使わせたら最強」と指摘。2場所前の秋場所まで現役だったこともあり、1人1人の力士に対して具体的で、さらに愛ある言葉を口にした。
SNS内では「一人一人の力士に対して敬意と愛のある言葉選びが素敵だなぁ」「分析も素晴らしく解説が分かりやすい」「親方の中で解説が1番上手いかも」「大変聞き心地がよくて」などのコメントが寄せられた。