WBC
井端ジャパン
ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ
侍ジャパンは唯一の2023年WBC優勝メンバーである宮城が先発。初回、先頭のディダーを低め変化球で三振に仕留めると、3回まで打者9人で一人の走者も許さない完全投球。三振も4つ奪った。塹江、橋本、今井、石井、常廣と継投リレー。オランダ打線を1安打に封じ込めた。
試合後の会見でトフーン監督は、先発の宮城について「WBCでもプレーしたのは知っていますが、なぜ彼が選ばれたのか示すような投球だった」と敵ながらあっぱれのコメント。「どの投手もとても良かった。明日のために準備をしたい」と6日の試合に向けて切り替えていた。
(THE ANSWER編集部)
第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン、豪州・韓国・台湾を撃破して三戦無敗です。
<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン6-3韓国>◇15日◇台北ドーム
侍のドクターKが、止まらない。侍ジャパン藤平尚真投手(26)が、驚異の“9者連続三振”を達成した。
「プロ野球選手と高校球児ほど違う」
2023年、文春オンラインで反響の大きかった記事を発表します。スポーツ部門の第5位は、こちら!(初公開日 2023年10月1日)。
現役時代、栗山英樹監督が率いた日本ハムで、ダルビッシュ有、大谷翔平とバッテリーを組んだ経験を持つ元プロ野球選手の鶴岡慎也氏。侍ジャパンが世界一に輝いた2023WBCでは、ブルペン捕手としてチームに帯同した。
ここでは、ブルペンから見たWBC優勝の裏側や、栗山監督、ダルビッシュ投手、大谷選手などの素顔を綴った鶴岡氏の著書『 超一流の思考法 侍ジャパンはなぜ世界一になれたのか? 』(SB新書)より一部を抜粋。侍ジャパンの練習中、大谷選手のスゴすぎる打撃に対して、ほかの選手たちはどのような反応を見せていたのだろうか? (全2回の2回目/ 1回目 から続く)
「ふざけたこと言ってんじゃないよ」
WBCで侍ジャパンのメンバーとして活躍したラーズ・ヌートバー選手=カージナルス=の母・久美子さんが27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー 2023年 世間をザワつかせたニュース100連発!」にロサンゼルスから中継で出演。WBC日本代表のメンバー入りの話がきた時の心境を明かした。
久美子さんは「最初(ラーズから)その話をされた時は、何寝ぼけたこと言ってんだろう、と思って。侍ジャパンのことをそんな簡単に…、ふざけたこと言ってんじゃないよ、っていう」と白い歯を見せ、カラカラと明るく笑った。
サプライズ選出となったが、初対面の侍メンバーともすっかり打ち解け、人気者となったヌートバー。久美子さんは「栗山監督に感謝感謝です。皆さんにもよくしていただいて。ラーズに聞いたんですけど『みんなが(僕に)よくしてくれる』って」と感謝していた。
WBCを回顧「今でも日本の選手と友達」
昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の一員としてプレーしたラーズ・ヌートバ―外野手が、所属するカージナルスの本拠地セントルイスで行われたイベントに出演し、当時を振り返っている。驚いたこととしてインスタグラムのフォロワーが急増したことを挙げ「大谷とチームメートになればいいだけだよ」とその方法も語った。
インタビューは、米国の子どもたちから質問に答える形で行われた。「どうやってそんなにインスタのフォロワーを獲得したの?」という予想外の声も上がった。ヌートバ―のインスタグラムには、現在フォロワーが103万人いる。
これに大爆笑したヌートバ―は「いい質問だね!ショウヘイ・オオタニとチームメイトになればいいだけだよ。日本にプレーしに行って、目が覚めたら100万人のフォロワーがいたんだ。必要なのはそれだけ」と、侍ジャパンでともにプレーした大谷翔平投手の影響を挙げ、おどけてみせた。
〝第一関門〟突破 侍・井端監督
(東京ドーム)で韓国代表に延長10回タイブレークで4―3のサヨナラ勝ち。2017年の前回大会に続く連覇を達成した。10月の就任からわずか1カ月で急造チームをまとめ上げ、初陣でタイトルを手繰り寄せた井端弘和監督(48)への評価は急激に上昇している。
「若い選手が躍動すればそれで満足だし、次につながる大会にしたくて。本当に自分の力を十分に発揮してくれた」
会見での開口一番、選手の奮闘を落ち着いた口ぶりでたたえた井端監督。就任以降「あまり犠打や進塁打を使わずに打っていく形で勝ちたい」と小技や作戦を使わずに勝つことを理想としていたが、優勝が懸かった大一番では柔軟に方針変更。試合前に「打線をかなり変える。状態のいい打者を分散させて送ることも必要かな」と予告していたが、まさにピタリと当たった。
2023年大会
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は12日、1次ラウンド・プールBの第4戦(東京D)でオーストラリアと対戦。「3番・DH」で出場した大谷翔平投手は初回の打席で特大3ラン。右中間スタンドにある自分の顔が映し出された看板に直撃させて驚きを呼んだ。米放送局では実況席が約40秒間無言に。大谷の一撃の衝撃を物語っていた。
WBC16打席目で、凄まじい一撃をかっ飛ばした。初回無死一、二塁の第1打席。相手左腕シェリフが投じた真ん中のカーブを振り抜いた。打球は東京ドーム右中間席の奥に設けられた看板に直撃。しかも自分の顔が大きく映し出された「セールスフォース」の看板だった。
日本で改めてそのパワーを見せつけた大谷。試合を中継していた米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の実況は「カウント0-1からの一球、ボールは右翼の高く深くまで飛んだ! オオタニ! 東京ドームを熱狂させた!」と興奮気味。しかし、その後は約40秒間無言を貫いた。大谷の一撃の衝撃が、言葉にせずとも伝わってきた。
THE ANSWER編集部
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ (wbc2023.jp)
大阪から東京に移動した選手・スタッフたちは16時半から練習を行い、打撃練習や各自の調整に努めた。
練習後に行われた公式記者会見では、まず栗山英樹監督が登壇した。
最初に今の気持ちを問われると「うーん」としばらく考え込んだ後、「プロ野球選手として初めてスタメンで出たのも東京ドームでした。あの時に似た緊張です。大好きな野球でその経験をさせてもらえることを嬉しく思います」と責任とともに喜びを噛み締めた。この日も「信じる」という言葉を多用し、あらためて選手たちに信頼を託した。
初戦の先発投手には大谷翔平(エンゼルス)を指名。指名の理由は「いろんな作戦などの兼ね合いもあるので今は勘弁してください」と明らかにせずも「投げながら打ってもらいます」と二刀流で起用することは明言した。
そして「とにかく世界一だけを考える」と目標に向かって邁進していくことを誓った。
続いて登壇したのは大谷。「楽しみですし初戦なのでチームの勢いのために初回からしっかり入りたいです」と意気込みを語った。「初めてのWBCで緊張するとは思いますが、いつも通りの準備をして試合に入れれば十分に試合は作れると思います」と自信を覗かせた。
このラウンドでは1試合65球までという球数制限はあるが「力のある投手が後ろに控えているので一人ひとりを抑えることだけを考えていきます」と深く気にはしていないようだ。
最後に登壇したのは今永昇太(DeNA)とラーズ・ヌートバー(カージナルス)。
今永は「家族のようなチーム。冗談も言い合えますし技術を高め合うこともできる、時に弱みを見せることもできる」とチームの一体感を表現。「ダルビッシュさんがいなければ、今このような心境で投手陣が大会を迎えることはなかったと思います」とチーム最年長かつ豊富な経験でチームを牽引するダルビッシュ有(パドレス)に感謝を示した。
ヌートバーは開幕戦を前に「スーパーエキサイティング」と興奮を隠せない様子。「明日の開幕が楽しみでなりません。私と私の家族の夢が叶う。こんな大きな喜びはありません。受け入れてくれたみなさんに感謝しかありません」と続けた。チーム内の役割についても「どこの打順でもどこの外野のポジションでもベストを尽くしたい。それだけです」と全身全霊で献身する姿勢を示した。
侍ジャパンの開幕戦は3月9日19時開始予定の中国戦。いよいよ侍ジャパン世界一奪還への道が始まる。
「大谷翔平は神様のプレゼント」
「野球伝来150年」を語る上で、慶應義塾大学名誉教授の池井優氏は最もふさわしい一人だろう。ご自身が大の野球ファンでプロアマの様々な委員を務めたこともあるが、“本業”が「日米外交史」で、この間の日米の関係をより大きな視点で語ることができることも大きい。
去る12月11日、法政大学で行われた「野球文化學會第6回研究大会」で、池井氏は「野球伝来150年」と題した基調講演を行った。87歳の名誉教授は、ときに楽しいエピソードを交えて「野球伝来150年」をわかりやすく紹介した。軽妙洒脱な池井氏の講演を紹介する。