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船の世界

「老骨に鞭を打つ」という言葉

2023-11-12
2023年11月12日 讀賣新聞朝刊
facebook 堀口 隆さん曰く
※11月5日、日曜日です。おはようございます。今日の日曜日は本当に静かですね。クルマが走る音さえほとんど聞こえません。「静かな朝=平和」と言うことですよね。有り難いです。
 ところで南氷洋での操業27回を誇る世界唯一の捕鯨母船「日新丸」が母船33年目で引退するそうです。南極の海では反捕鯨団体の妨害とテロ攻撃にさらされ続けた時代もありました。
 日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退後は日本の排他的経済水域のみでの商業捕鯨を再開して平和に操業。捕鯨船団を率いて33年で約1万7000頭の鯨を解体処理したそうです。
 子供の頃は鯨の缶詰も売られていて、コロという部分がおでんネタとして入っていたし、クジラカツや鯨のベーコンもありました。父が尾の身の刺身を食べていたのを思い出します。
 さて、来年からは新母船「 関鯨丸」が後を継ぐそうです。トロール船からの改造だった「日新丸」と違って最初から捕鯨母船としての建造です。これで日本の鯨食文化は安泰でしょうか?
 鯨離れも言われる中、商業として成り立っていくのか心配でもありますが、頑張ってほしいですね。そういうことで本日もよろしくお願いします。
「本当によく頑張ってくれました」世界で唯一の捕鯨母船・日新丸が引退 反捕鯨団体からの妨害など乗り越え30年以上活躍 
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