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ヘレン・ケラー女史来訪 岩国・東京(1948年)
2022-08-29
8月29日、山口県岩国飛行場に、ヘレン・ケラー女史がアメリカから11年ぶりで到着。目、耳、口の不自由な女史は、六九歳とは見えない元気な姿で、翌30日夜、東京に着きました。秘書トムソン女史の手話術にうなずきながら、次のように語りました。「再び日本に参りました。皆さんの盛大な出迎えを受けまして、大変うれしく思います。」〈待っている人々 新潟〉そのヘレン・ケラー女史を待っている多くの不幸な人々。そのうちで新潟県高田市[現・上越市]の盲学校は、日本でいちばん古いものですが、経営難と闘いつつ教育が続けられています。映画のカメラは初めてなのでぜひさわらせてほしいと、いじらしい望みを訴えました。今度のヘレン・ケラー女史の来訪は、このような子どもたちに大きな希望を与えることになるでしょう。
ヘレン・ケラー 実写フィルム
· 緋牡丹博徒と、唐獅子牡丹のポスターです。 東映の任侠映画の!
2022-08-28
『緋牡丹博徒』 山下耕作監督 藤純子、高倉健、若山富三郎
【追悼 #三遊亭金翁 さん死去】
2022-08-27
Facebook NHKアーカイブスさん曰く
【追悼 #三遊亭金翁 さん死去】
愛きょうのある芸風と独特の“だみ声”で親しまれ、四代目三遊亭金馬として長く活躍した落語家の三遊亭金翁さんが27日未明、亡くなりました。
93歳でした。
#NHKアーカイブス では、金翁さんが三遊亭小金馬として出演していた、バラエティー番組の元祖と言われたNHKの人気番組「お笑い三人組」の動画を公開しています。
お笑い三人組
詳細
1955年11月にラジオ番組で始まった喜劇バラエティー。
翌1956年11月にラジオ・テレビ同時放送となり、1960年度からテレビ単独放送に。
金ちゃん(三遊亭小金馬)、良夫さん(一龍斎貞鳳)、六さん(江戸家猫八)の3人組が暮らすあまから横丁で起こる騒動をユーモアたっぷりに描いた。
東京内幸町にあったNHKホールからの公開生放送。
作者は名和青朗、音楽は土橋啓二が担当。
全506回。
総合(火)午後8時30分からの30分番組。
草笛光子を17歳で生んだ母と二人三脚の芝居人生
2022-08-26
母、登美恵と光子。昭和10年、七五三のお祝いに。
母はいつも優しく微笑んでいた。温かな手がまめまめしく動いていた。そして、母の年齢を超えたいま思う、あの日の母の厳しいまなざしと、涙のほんとうの意味━━。
1989~2004の15年にわたり長期連載された「母たちの愛と軌跡」は、限りない愛と感謝を込めて綴られた、時代の中で懸命に生きた母たちの人生ドラマ。各界の著名人の心に刻まれた、母の大きな愛、そして母娘をつなぐ絆の物語です。
創刊117年の『婦人画報』のなかでも高い人気を誇ったシリーズを当時の写真とともに婦人画報デジタルにて再掲載いたします。
[初出『婦人画報』1995年10月号 ]
母、樹木希林を語る お話=内田也哉子さん
内田也哉子、十九歳。フランスの大学に籍を置く学生です。彼女は、かつて一度だけ『花へんろ』というテレビドラマに出たことがありました。樹木希林の娘の役です。しかし、彼女は芸能人ではありません。内田裕也を父に、樹木希林を母に、本木雅弘を夫にもつ内田也哉子。その三つの強烈な個性の中で、彼女はしっかりと自分を捉えて生きています。思慮深い瞳をもち、ふつうの人として生きたいと語るその面差しに、才能の輝きをのぞかせるこの人は、未知の可能性に満ちています。母と二人暮らした日々は、也哉子さんに、人生の何を教えたのでしょう。