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ちょい話【親鸞編】

仰せを蒙りて【文字データ編】

名号

2022-08-14
Facebook Yasuda Rizinさん曰く
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名号といっても阿弥陀仏という名ではないのです。
仏の名、本願の名です。
「阿弥陀仏」ではない、
「南無阿弥陀仏という名」なのです。
むしろ南無に重点があるのでしょう。
南無のほかに阿弥陀仏があるのではない。
南無の中に阿弥陀仏がある。
阿弥陀仏から南無が生まれて、
その生まれた南無の中に
阿弥陀仏を包んであるのです。
われわれに先立って
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本願がわれわれに先立って
われわれの問題に応(こた)えている、
それが「名号」です。
われわれに無関係のものがあるわけではない。
われわれの問題が、われわれに先立って、
問い、かつ応えられている。
ここが一番根元的なことです。
南無阿弥陀仏が阿弥陀仏の名です。
1448

南無阿弥陀仏が阿弥陀仏の名です。
仏さまがあって
それに南無阿弥陀仏という名前がついたのではないのです。
南無阿弥陀仏というのが仏さま自身です。
けれどもただ仏ではない。
われわれを包んでわれわれを応えている仏さまなのです。
そうでしょう。
こういうことは福音というキリスト教にもない。
非常に大事な点です。
言葉が救うという、言葉です。
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