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モンスター井上

【 ボクシング編 】

『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』

2023-11-19

2試合、計14ラウンド。リング上で井上尚弥を見つめたレフェリーは、若き日の“怪物”にどんな印象を抱いたのか。「私はね、井上選手に助けられたと思っているんです」――発売日に3刷が決定したノンフィクション『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)の著者が、「怪物に出会ったレフェリー」の物語をNumber Webに寄稿した。(全3回の1回目/#2#3へ)※文中敬称略
2023-07-30
世界ウェルター級4団体王座統一戦、エロール・スペンスJr.に9回TKOで勝利したテレンス・クロフォード【写真:Getty Images】 © THE ANSWER
THE ANSWER によるストーリーさん曰く、「イノウエには巨大な敬意払うが…」

世界ウェルター級4団体王座統一戦12回戦

ボクシングの世界ウェルター級4団体王座統一戦12回戦は29日(日本時間30日)に米ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われ、3団体統一王者エロール・スペンスJr.(米国)とWBOスーパー王者のテレンス・クロフォード(米国)が激突。クロフォードが9回TKOで勝利し、世界初の2階級4団体統一を達成した。ダウンを3度奪取する衝撃のワンサイド決着。通算40戦40勝(31KO)。海外メディアからは25日に4階級制覇を達成した井上尚弥(大橋)を上回り、パウンド・フォー・パウンド(PFP)1位に推す声が多数浮上した。

井上尚弥の前座であったもう一つの衝撃KOに英紙戦慄

2023-07-28
「肝臓が壊れた音だ」「井上匹敵の無慈悲さ」
THE ANSWER によるストーリーさん曰く、東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹に驚きの声

井上尚弥の前座であったもう一つの衝撃KOに英紙戦慄「肝臓が壊れた音だ」「井上匹敵の無慈悲さ」 (msn.com)

25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成。世界を驚かせたが、前座で行われた東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹(大橋)の戦慄KOも海外メディアが取り上げている。

井上戦のアンダーカードで驚きの光景が広がった。フィリピンバンタム級王者ロニー・バルドナド(フィリピン)と対戦した武居は3回に強烈な左ボディを打ち込んだ。バルドナドはそのまま前に出ようとしたが、突然、腹を押さえて耐え切れずにダウン。悶絶し、起き上がることなく武居のKO勝ちが決まった。時間差で訪れた突然の展開に会場も驚きに包まれた。

元K-1スーパーバンタム級王者で21年3月のボクシングデビューから、これで7戦7勝7KO。これをアイルランド紙「ジ・アイリッシュ・サン」が「残酷なボディショット後の遅れた反応に『肝臓が壊れた音だ』とボクシングファンが恐怖でたじろぐ」とファンが驚いたコメントを入れて報じ、「ヨシキ・タケイが強烈なボディショットでロニー・バルドナドを破壊的にKOし、ボクシングファンは衝撃を受けた」と伝えた。

「イノウエはメインイベントで卓越した8回TKO勝利を収めたが、それに匹敵するほど無慈悲なKOがその前に起きていた」と言及。「ダメージを与えたのはフィリピン人ボクサーの腹部への凶悪なパンチだった」「ボディショットがたびたびそうであるように、タケイの左ボディは当初、バルドナドには効いていないかのようだった」と時間差ダウンに驚きをつづった。

モンスターのみならず、大橋ジムの後輩・武居も名前を海外に売った。

THE ANSWER編集部

40歳ドネア、完敗で世界王座返り咲き失敗

2023-07-30
アレハンドロ・サンティアゴに判定負けを喫したノニト・ドネア(左)【写真:Getty Images】 © THE ANSWER
THE ANSWER によるストーリーさん曰く、井上尚弥戦以来の再起戦、去就は「ロッカーで皆と話して決めたい」

WBC世界バンタム級王座決定戦

ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)王座決定戦12回戦が29日(日本時間30日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われ、元世界5階級制覇王者の同級1位ノニト・ドネア(フィリピン)が同級3位アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に0-3の判定負け(113-115×2、112-116)を喫した。40歳のドネアは昨年6月に井上尚弥(大橋)との3団体統一戦に敗れて以来の再起戦。

1年1か月半ぶりの王座返り咲きはならなかった。

怪物と最も拳を交えた男”黒田雅之が語る井上のパンチの凄まじさとは

2023-07-30
井上尚弥の強烈な右ストレートを浴びてよろめくスティーブン・フルトン。 © Number Web 提供
森合正範 によるストーリー曰く、「野球の硬球や鉄で殴られているような…」
「怪物と最も拳を交えた男」の目に、スーパーバンタム級での“衝撃の戴冠”はどう映ったのか。7月25日、井上尚弥がスティーブン・フルトンを圧倒し、8回TKO勝利を収めた。その井上のプロテストの相手役など長らくスパーリングで拳を交えてきたのが、元日本2階級制覇王者の黒田雅之だ。引退から1年。この試合の分岐点とともに、現役時代に体感した「井上尚弥の衝撃」を訊いた。(全2回の2回目/前編へ)

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