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「30連勝を止めた男」

2024-03-17
NHK杯将棋トーナメントで初優勝を果たし、優勝杯を手に笑顔を見せる佐々木勇気八段
=東京都渋谷区のNHK放送センターで2024年2月12日、丸山進撮影 © 毎日新聞 提供
佐々木八段、藤井聡太名人破り優勝 NHK杯 (msn.com)

 第73回NHK杯将棋トーナメントの決勝が17日、NHK・Eテレで放送され、佐々木勇気八段(29)が前回覇者の藤井聡太名人(21)を169手で破り、初優勝した。対局日は2月12日。2022年度にタイトル戦以外の四つの「一般棋戦」を全て制覇する「グランドスラム」を成し遂げた藤井名人は、23年度も4棋戦全てで決勝に進出する強さを見せたが、優勝は将棋日本シリーズJTプロ公式戦だけとなった。
将棋 羽生善治 4名人に連勝しいざ決勝へ! 歩の小技好手連発で歩が大活躍し NHK杯初優勝した名局!! 第38回NHK杯決勝 羽生善治対中原誠
中原誠十六世名人が1967年度に記録した8割5分4厘(47勝8敗)に惜しくも届かず、年度勝率歴代1位の更新はならなかった。
 将棋の藤井聡太竜王(21)が17日に放送されたNHK杯決勝で佐々木勇気八段に敗れ、準優勝だった。この黒星で2023年度の勝率が8割4分9厘(45勝8敗)となった藤井竜王は、年度内の3月に予定されている対局に勝利しても、中原誠十六世名人が1967年度に記録した8割5分4厘(47勝8敗)に惜しくも届かず、年度勝率歴代1位の更新はならなかった。

【王将戦】藤井聡太竜王5冠へ死闘制す「きわどく詰んでいる」渡辺王将攻略

2022-01-16

豊島竜王 1冠に後退「苦しい将棋多かった」 10月竜王戦で再び藤井と対戦

2021-09-14
© スポーツニッポン新聞社 2手目を指す豊島将之叡王(日本将棋連盟提供)
スポーツニッポン新聞社 2021/09/14 05:30

◇第6期叡王戦5番勝負最終第5局 藤井聡太―豊島将之(2021年9月13日 東京・将棋会館)

 2冠から竜王の1冠に後退した豊島は、努めて平静を装っていた。「今シリーズは苦しい将棋が多かった」。初対決以来6連勝と圧倒していた相手に、王位戦で1勝4敗と叩きのめされ、さらに叡王も失冠。心中穏やかではなかっただろう。

 「序盤、中盤、終盤、隙がない」のキャッチフレーズ通り、中盤までは隙がなかった。金銀の守備駒から自王がぽつんと離れたままの薄い囲いにもかかわらず、若き挑戦者に一歩も引かなかった。だが最後は無理な陣形がたたった。「銀が引かされる前に(別の)手順があったのでは」と悔いを示す。

 落ち込んでいる暇はない。藤井とは竜王戦で、再び防衛を期す。「それまでの期間で修正したい。約1カ月準備して頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。

「僕の視界から藤井聡太さんは一旦消えました」

2023-12-29
―2023下半期 BEST5 - 将棋 - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)

 モニターの前でひたすら脳を焦がす日々の果てに、20歳の初戴冠から常に頂上に在り続けた男は、40歳を前に「九段」となった。勝利のみを追ってきた“リアリスト”渡辺明が語る、自らと、盤上の行く末について。
 発売中のNumber1085号掲載の[独占インタビュー]渡辺明「僕と、将棋のこれから」より内容を一部抜粋してお届けします。【記事全文はNumberPREMIERにてお読みいただけます】

藤井聡太王将が羽生善治九段に先勝 「予想しない手、多かった」

2023-01-09
朝日新聞デジタル 村瀬信也2023年1月9日 19時10分

将棋の藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖と合わせ五冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第1局は9日、静岡県掛川市で2日目が指し継がれ、藤井王将が91手で勝って、防衛に向けて好スタートを切った。

 タイトル戦で初めて実現したスター対決。後手の羽生九段が非主流の戦法である「一手損角換わり」を採用し、1日目から双方に長考が相次ぐ展開になった。2日目の9日午後になっても均衡が保たれていたが、藤井王将が奪ったリードを広げて押し切った。

羽生善治九段が抜いた伝家の宝刀「一手損角換わり」 非主流高等戦術

藤井聡太王将(20)と羽生善治九段(52)がタイトル戦で初めて対戦する第72期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)が8日、静岡県掛川市で開幕した。第1局でまず注目されたのは「どんな戦型になるか」だったが、羽生九段が選んだ戦法は非主流の「一手損角換わり」だった。後手が自ら手を損して指し進めるこの戦法には、どんな狙いがあるのか。

 「びっくりしました。藤井さんも意表を突かれたと思います」

 両対局者とタイトル戦を戦った経験を持つ木村一基九段(49)は、羽生九段の戦型選択に驚きを隠さなかった。

 将棋は、先に指す先手が主導して戦型を決めることが多い。後手はまず、先手の方針に従うのか、それを拒否するのかを考えることになる。振り駒で後手となった羽生九段は後者の道を選んだ。

村瀬信也 

羽生九段の作戦は、20年ほど前から指されるようになった非主流の戦術。「解説名人」こと木村九段をもうならせました。

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