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おもてなし

OMOTENASHI

京の食べ物探索【07.千成餅食堂の世界】

2024-02-01
facebook 佐々木信雄さん曰く
 京都に「千成餅食堂」という大衆食堂チェーンがある。厳密にはチェーン系列店ではなく、ゆるやかな暖簾わけによって屋号を共有しているだけで、それぞれ独立した個人経営の食堂のようである。
 google mapで検索すると、京都市内に図のような千成餅食堂が見つかる、「千成食堂」とか「千成餅」という屋号もあるので実際はもっと多いと思われる。関西の他地域にあるかどうかは知らないが、京都地域に集中しているのは間違いない。
 共通するのは、いかにも昭和レトロな店構えで、ほとんどが木造民家を改築したものだ。店によって多少の相違はあるが、扱いメニューは「麺類一式・丼ぶりもの一式」のほか、定食ものもある。
 特徴的なのは、ガラスショーケースなどに、白餅・おはぎ(ぼた餅)・おこわ赤飯・稲荷寿司などが作りおきで並べてあって、調理ものが出来てくる前に、好きなものを取って食べることができる。「餅食堂」というのは、本来餅屋だったのが食堂を始めたということであって、白餅・ぼた餅・おこわ赤飯(もち米を蒸したもの)などは、もともとの扱い商品だったのである。
 腹ペコの中高生が放課後に飛び込んできて、すぐに腹を満たせる重宝さで、私も中高時代には友達とワイワイと利用した。中高生の小遣いでも安心して入れて、しかも腹いっぱいになることができたわけだ。ファミリーレストランもマクドナルドやKFCなどもない昭和30年代、速攻で腹を満たせる餅食堂は、肉体労働者などにも愛用された。
 写真は実家近くにあって、高校時代に友達とよく立ち寄った店で、50年後の今でもまだ健在のようだ。この手の食堂はしぶとく生きのびるられる。店舗建物は住居兼用、従業員は夫婦でまかなうし、提供食品の原価率は圧倒的に低い。つまり、昼の繁忙時間に来た客だけで原価コストは回収できるので、他の時間帯の売り上げは丸ごと荒利益だと言われた時代だったのである。
 同様の疑似チェーンで、大力餅食堂・力餅食堂・弁慶食堂などもあるが、千成餅食堂は比較的京都市内北部に偏っており、若い時の生活圏だったので目に付いたのだろう。これらの大衆食堂で典型的なのが「麺類・丼もの一式」というメニューで、すばやく簡単に調理できるという、いわばファーストフード的な性格を持つ。これは京都だけとは限らないだろうが、京都の大衆食堂では必ずと言えるほど、基本メニューなのである。
*下記リンク先には、千成餅食堂の実食レポと「麺類一式」の詳細な検証がある。
 ついでだが、いなり寿司には、関西と関東では揚げの形に違いがあるという指摘があった。たしかに関西のイナリは、三角の揚げに寿司飯を詰めた形で、関東のそれは俵型のようだ。握り飯では、関西が俵型で関東が三角握りと、ちょうど逆なのも面白い。

岡山市の一扇です。 お造は、なんと虎魚、そして岡山の鰆でした!!

2024-01-29
目で、舌で、色々楽しませさていただきます。
パフォーマンスが始まりました。

北海道各地のこだわり生産者から届く旬の新鮮食材を最大限に活かした料理を、ぜひご堪能ください。

2024-01-16
脚本家・倉本聰氏が唱える「創」の思想に基づいて創設されたレストラン「ル・ゴロワ フラノ」。
シェフ大塚健一のこだわり、「炙ります!!」

【ご予約制】倉本聰氏が唱える「創」の思想に基づいて創設されたレストラン

脚本家・倉本聰氏が唱える「創」の思想に基づいて創設されたレストラン「ル・ゴロワ フラノ」。料理を手がけるのは「北海道 食のサポーター」であり、東京・表参道で北海道食材にこだわったレストランとして名をはせた「ル ゴロワ」のシェフ大塚健一。北海道各地のこだわり生産者から届く旬の新鮮食材を最大限に活かした料理を、ぜひご堪能ください。

東京・表参道で北海道食材にこだわったレストランとして名をはせた「ル ゴロワ」

「aotake(アオタケ)」

2024-01-12
築100年の京町家カフェ

築100年の京町家カフェ

JR京都駅から徒歩で6分ほどの場所にある「aotake(アオタケ)」。
築100年の町家を改装した古民家カフェです。
京町家ならではの風情あふれる店内。心地いい空間でゆっくりとお茶を楽しむことができます。

上質な茶葉のみをセレクト

「aotake」では日本茶をはじめ中国茶、紅茶が味わえます。
日本茶は、京都の京田辺や和束などの産地の生産者から取り寄せた単一農園の茶葉を使用。
手摘み玉露やかぶせ茶、ほうじ茶などを揃えています。

お正月です。

2023-12-29
JAL、国内線ファーストクラスでおせち料理 三が日限定 (aviationwire.jp)

日本航空(JAL/JL、9201)は、国内線ファーストクラスで2024年1月1日から3日まで「お正月メニュー」を提供する。
対象便は、ファーストクラスを設定している羽田発便と那覇発伊丹行きのうち、出発時刻が始発から午後4時59分までの朝食と昼食提供便。
おせち料理を取り入れたメニューで、
「祝福箱」に伊達巻き、蒲鉾、鮭昆布巻き、フリルレタス、コールスローサラダ、ハム、ミニトマト、海老チリソース、青梗菜炒め、鶏旨煮、里芋煮、人参煮、絹さや、なます、イクラ、鰆味噌柚庵焼き、穴子八幡巻き、栗きんとん、鴨ロース、辛子蓮根、お多福豆、紅白はじかみをまとめ、
赤飯による俵御飯、お雑煮とともに提供する。
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