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船の世界

くれない丸が生きていました。

2023-02-15
現役稼働は日本最古! 横浜の名物客船「ロイヤルウイング」遂に休止へ
船名 : くれない丸 総トン数 : 2,912屯 主要寸法 : 全長86.7m 型幅13.4m 型深6.2m 主機関 : ディーゼル 2,700PS×2基 航海速力 : 19.5ノット 旅客定員 : 1,184名 竣工 : 1959年(昭和34年) 11月  改造1988年 建造所 : 新三菱重工神戸   航路 : 阪神~別府航路

「ロイヤルウイング」はもともと、大阪・神戸と別府を結ぶ瀬戸内海航路用の観光船として建造された船です。

 1960(昭和35)年2月に竣工した当初は「くれない丸」と呼ばれ、クルーズ客船として人気を博しましたが、長距離フェリーの台頭や山陽新幹線の博多延伸などの影響を受け、客足が低迷。その結果、1980年代後半にレストランシップへと改装され、1989(平成元)年より横浜港大桟橋を母港とするようになりました。

 2020年には竣工60年を超え、現役で稼働する日本の客船としては最古参となりましたが、前述した要因などから、このたび営業を休止する運びになった模様です。

豪華極めた女王の魅力 
瀬戸内海の女王とも呼ばれた「くれない丸」。露﨑さんが1979年に撮影した(横浜みなと博物館提供)

横浜港を巡るレストラン船「ロイヤルウイング」(2876トン)が定期航路で活躍していた当時のカラー写真が、横浜みなと博物館(横浜市西区)に寄贈された。「くれない丸」の名で大海原に就航した1960年から、今年でちょうど60年。華やかな船体で「瀬戸内海の女王」とたたえられた当時の資料は貴重とされ、“還暦”を迎えた今も現役で運航している同船の魅力が浮かび上がる。
関西汽船 くれない丸

別府航路 観光便運航ダイヤ 
別府航路観光1便      大阪07:20 神戸08:40 松山17:10 別府21:30   
別府航路観光2便      大阪16:30 神戸18:00 高松22:10 別府07:10   
別府航路観光3便      大阪21:00 神戸22:30 今治05:10 松山07:00 別府11:10     
と言っても昼便があったことが特徴。 別府航路フェリー化で引退。  
 佐世保重工業に売却され、永らく同造船所の片隅で、赤サビた船体をさらしていたが、横浜港レストランシップとして活用する為、ニッポンシーライン㈱に売却された。

初代南極観測船“宗谷”

2023-01-30
facebook 初代南極観測船“宗谷”に会いに行こう!さん曰く
ファンネルのお化粧直し完了
ファンネルのお化粧直し完了
コンパスマークといえば、海上保安庁ですが、キレイにしてくれたのは、海上自衛隊OBの方。海や船、南極を愛する様々な人たちが、宗谷を支えてくれているんですね。
あっ、後ろは途中だった。。。

南極観測船“しらせ”

2023-01-29
facebook 防衛省 海上自衛隊 (Japan Maritime Self-Defense Force)さん曰く
1957年の今日は、#南極 にある #昭和基地 が開設された日です。
昭和基地は左上の写真のように様々な施設が散在していて、建て替え等を行う際には #しらせ 乗員も支援します。
今年は新しい宿舎の基礎工事をお手伝いしました。

機関室(エンジンルーム)から

2023-01-17
facebook商船三井客船 にっぽん丸さん曰く
ミーティングの様子
見回り中  ・  モニターチェック
プレシャス通信
今回は機関室(エンジンルーム)から二等機関士の江尻光輝がお届けします。
48日間のクルーズも残すところ15日となりました。長いようであっという間に過ぎた気がします。普段、滅多にお客様とお会いすることのない私たちの仕事を、今回は少しだけご紹介します。
朝はみんなでミーティングを行い一日の作業内容、作業の安全の確認を行います。
本日の機関室温度は48℃! ・・・・・・48℃!
何度見返しても48℃...!
温度計の異常ではございません。これから赤道に向けてさらに暑くなっていきます。
ミーティングの後は作業の前に機関室の見回りを行います。実はこの見回りが私たちの仕事の中で一番大切!!五感をフルに活用し、機械の不調があればすぐに発見します。早期発見が大きなトラブルを回避する一番の近道です。にっぽん丸の心臓部を支える私たちも、熱いハートで毎日しっかり見回ります!
実は私たち船乗りの間では「機関部が忙しい船は良くない船」と言われていたりします。トラブルが起こらないように、みなさまに気づかれないところで今日もにっぽん丸を支えています。
日本への復路の航程も、お客様に安全で快適なクルーズをお届けできるよう、今日も精一杯汗をかいて参ります!あと熱中症にも気を付けるぞ。
二等機関士 江尻光輝
写真1枚目:ミーティングの様子
写真2枚目:見回り中
写真3枚目:モニターチェック
写真4枚目:作業風景 
見回り中
モニターチェック
作業風景

煙が出てない! LNG燃料フェリー「さんふらわあ」ついに就航 国内初 大阪~別府航路“新時代”へ

2023-01-15
拡大画像 大阪南港へ接岸する「さんふらわあ くれない」(深水千翔撮影)。

「さんふらわあ くれない」は、1997年12月に就航した「さんふらわあ あいぼり」(9245総トン)の代替船として、三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で建造されました。伝統工芸品である別府竹細工など和のイメージを取り入れた内装を施し、クルーズ船のような丸窓を取り付けています。フェリーさんふらわあは、定期航路で豪華な船旅を気軽に楽しめる「カジュアルクルーズ」を掲げて新造船を送り出してきましたが、その最終形態に位置付けられています。

 3フロア吹き抜けのアトリウムを中心として、展望大浴場の面積やレストランの席数も1.5~2倍と、大型の船体を生かし充実した設備を整えました。客室もほぼ個室化されたこともあり、旅客定員は既存船とほぼ変わらない716人に抑えられています。

「幅広い年代、特にファミリー層に乗ってほしい。スペースを広く取っており、子供も自由に動き回れる。レストランでは瀬戸内の味を提供する予定で、食事も楽しんでいただければと思っている」(赤坂社長)

 目玉は、最上階の8階に置かれたスイートクラスのフロア。客室にはデッキチェアを備えたバルコニーが設けられており、外で風を感じながらフェリーでのひと時を過ごせます。特に日が長くなる夏は、瀬戸内海の風景を明るい時間に眺められます。

 また、スイートとデラックスクラスには2つの部屋を内扉で繋げる「コネクティングルーム」が国内の長距離フェリーでは初めて設置されており、最大で7人が利用できるようになっています。

 ドライバーズルームも居住性が向上しており、通常はトラックドライバーのみが利用できますが、ゴールデンウイークなどの多客期に「スタンダードシングル」として一般販売ができるようにしています。


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